ハンファ ５−５ ＳＫ （仁川・文鶴）
（本塁打） ハンファ ： イ・ボムホ １１号 ＳＫ ： イ・ホジュン ４号、パク・チェホン ７号、チェ・ジョン ８号
首位ＳＫは1回裏、今季初先発となった41歳の最高齢投手ソン・ジヌから4番イ・ホジュンの2試合連続本塁打で2点を先制する。ハンファは2回表、今季故障で出遅れようやっと初登板となったＳＫの先発シン・スンヒョンから5番イ・ボムホの本塁打で1点を返すと、1回から不安定だったシン・スンヒョンはこの回途中で降板した。そしてハンファはこの回代わった2番手キム・ウォンヒョンから、1番キム・ミンジェ、2番コ・ドンジン、4番キム・テギュンのタイムリーで5−2と逆転した。
ＳＫは2回裏7番パク・チェホンの2ランで1点差にし、ソン・ジヌもこの回限りで降板した。さらにＳＫは4回裏8番チェ・ジョンの本塁打で5−5の同点に追いつき、3番手イ・ハンジンもハンファに得点を許さない。だがハンファのアン・ヨンミョン、守護神ク・デソン、ＳＫのユン・ギルヒョン、守護神チョン・デヒョンなどが相手を抑え、試合はこのまま延長に突入した。
ＳＫはハンファの4番手マ・ジョンギルから11回裏無死1，2塁とサヨナラ勝ちのチャンスを作るが、三者連続凡退と最悪の結果に終わる。さらに12回裏も2死2塁と再びチャンスを作ったが、これも逃してしまい4時間を超えた接戦は規定により引き分けとなった。ＳＫはこれで今季5度の引き分けと決定力のなさを示してしまい、ゲーム差なしで並んでいたトゥサンが勝ったため2位に後退。同じく引き分けたハンファでは、コ・ドンジンが3安打と活躍。
ロッテ ２−５ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イム・テフン ４勝１敗 （セーブ）チョン・ジェフン ２勝１敗１５Ｓ （敗）ソン・ミンハン ７勝４敗
ロッテは1回表トゥサンの先発キム・ミョンジェから5番リオスのタイムリーで1点を先制したが、トゥサンはその裏ロッテの先発ソン・ミンハンから4番アン・ギョンヒョンのタイムリーで同点とした。ロッテは2回表9番パク・ナムソプのタイムリーで1点を勝ち越したが、トゥサンもその裏1番イ・ジョンウクのタイムリーで再び同点とした。この後はソン・ミンハン、キム・ミョンジェの投げ合いが続き互いに得点が奪えないが、キム・ミョンジェは7回表途中で降板した。
トゥサンは7回裏、負傷でスタメンから外れていた主砲キム・ドンジュが代打で登場しタイムリーを打って逆転し、ソン・ミンハンをノックアウトすると、代わったロッテの2番手イム・ギョンワンから5番チェ・ジュンソクのタイムリーで1点を追加した。さらに8回裏ロッテの3番手ぺ・ジャンホから8番チェ・サンビョンのタイムリーで1点を追加した。最後はチョン・ジェフンが抑え、トゥサンが逆転勝ちしＳＫが引き分けたため1日で首位を奪還した。
トゥサンは30勝1番乗りを達成したが、55試合目での達成は史上最も遅く、今季のプロ野球が大混戦であることがよく表れている。7回途中から8回まで3番手としてロッテに得点を許さなかった高卒新人イム・テフンが今季4勝目。チェ・ジュンソクが3安打と活躍。最近不調の6位ロッテは首位から4.5ゲーム差と、やや上位が遠のいてきた。
[今季早くも4勝目をあげた高卒新人イム・テフン。]
キア ６−２ サムソン （大邱）
（勝）スコービー １勝１敗 （敗）アン・ジマン ２勝２敗
（本塁打） キア ： キム・ジュヒョン ２号
キアは2回表、サムソンの先発アン・ジマンから7番キム・ジュヒョンの2ランで先制し、3回表5番ソン・ジファン、6番キム・ギョンジンのタイムリーで2点を追加した。サムソンはその裏キアの先発の新外国人スコービーから3番ヤン・ジュンヒョクのタイムリー2塁打で2点を追加した。9日史上初の通算2000本安打を達成したヤン・ジュンヒョクは、これで史上初の通算400本2塁打も達成した。
キアは5回表サムソンの2番手キム・ギテからソン・ジファンのタイムリーで1点、6回表サムソンの3番手チョ・ヒョングンから2番イ・ヨンギュの内野ゴロの間に1点を追加した。スコービーは不安定な内容だったが6回を2失点に抑え降板すると、ムン・ヒョンジョン、新外国人ロドリゲス、チョン・ウォンがサムソンに反撃を許さず、最下位キアが快勝した。スコービーは韓国初勝利。1番イ・ヒョンゴンが4安打と活躍。
なお、5回裏無死1，2塁の場面で、サムソンの5番パク・チンマンが打った打球をキアの2塁手ソン・ジファンがライナーでキャッチし、まず2塁を踏んだあと1塁走者をタッチアウトにし、史上初の1人での三重殺を成功させた。敗れたサムソンは打線がつながらず、首位トゥサンとは2.5ゲーム差と首位戦線から一歩退いた。
[韓国初勝利をあげたスコービー。]
ＬＧ １−１０ 現代 （水原）
（勝）チョン・ジュンホ ４勝４敗 （敗）パク・ミョンファン ８勝１敗
（本塁打） 現代 ： イ・テックン ７号、ブランボー １０号、ソン・ジマン ８号、チョン・ソンフン ７号
3連敗中のＬＧは1回表、現代の先発チョン・ジュンホから5番チェ・ドンスのタイムリーで1点を先制した。現代はその裏ＬＧの先発パク・ミョンファンから3番イ・テックンの2ランで2−1と逆転し、2回裏7番チョ・ジュングン、2番キム・イルギョンのタイムリー、イ・テックンの犠牲フライで3点を追加した。
現代は5回裏ＬＧの2番手キム・ギピョから4番ブランボーの2ランでリードを広げると、7回裏ＬＧの4番手キョン・ホンホから5番ソン・ジマンの2ラン、6番チョン・ソンフンのソロ本塁打で3点を追加した。チョン・ジュンホは5回1失点で降板すると、ファン・ドゥソン、イ・ヒョンスン、ノ・ビョンオなどの継投で相手に反撃を許さず、現代が4本塁打を含む13安打10得点と打線が爆発し、連勝を４とし勝率5割に復帰した。4位サムソンとは0.5ゲーム差となり、上位進出が見えてきた。
2006年レギュラーに定着し打率3割を記録したが、今季序盤は不振に陥っていたイ・テックンが2安打3打点と活躍した。開幕8連勝中だったパク・ミョンファンは4回5失点と今季最悪の内容で、初黒星を喫した。ＬＧは4連敗で混戦の上位争いから取り残されだした。
