現代 １−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チェ・ビョンニョン ２勝１敗 （セーブ）チョン・デヒョン １勝１２Ｓ （敗）チョン・ジュンホ ２勝３敗
(本塁打) 現代 ： カン・ビョンシク １号
首位ＳＫは2回裏現代の先発チョン・ジュンホ(全俊鎬)から8番チェ・ジョンのタイムリーで1点を先制すると、3回裏キャンプ中の負傷からようやっと回復し久しぶりにスタメン出場した3番イ・ジニョンのタイムリーで1点、4回裏試合中に負傷したチェ・ジョンに代わる8番ナ・ジュファンのタイムリーで1点を追加した。ＳＫの先発チェ・ビョンニョンは7回を無失点と好投する。
現代は8回表ＳＫの2番手ユン・ギルヒョンから代打カン・ビョンシクの本塁打で1点を返したが、ＳＫはその裏現代の3番手イ・ドンハクから7番チョン・ギョンベのタイムリーで1点を追加した。最後はチョン・デヒョンが抑えＳＫが勝ち、星の潰しあいをしている2位以下のチームを尻目に20勝一番乗りを果たした。5月はじめに負傷ししばらく戦列を離れていたショートのレギュラー、チョン・グヌも2安打し復調を見せた。チョン・デヒョンはセーブ王争いトップタイの12セーブ目。現代は先発投手陣の不調が響き4連敗で7位まで後退。
ハンファ ８−６ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ク・デソン １勝 （敗）ナ・スンヒョン １敗
（本塁打） ハンファ ： キム・テギュン １１号 ロッテ ： イ・デホ ９号
ハンファは2回表ロッテの先発チャン・ウォンジュンから、4番キム・テギュンの本塁打王争いトップとなる11号本塁打で1点を先制したが、ロッテはその裏ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から7番イ・ウォンソクのタイムリーで同点とする。ハンファは6回表8番キム・インチョルのタイムリーで1点を勝ち越すが、ロッテはその裏3番チョン・ボミョンのタイムリー、4番イ・デホの本塁打で3−2と逆転した。さらに7回裏ハンファの2番手アン・ヨンミョンから1番イ・スンファのタイムリーで1点を追加した。
ロッテは8回表同点のピンチで抑えのカブレラを登板させたが、ハンファはこの回カブレラから9番シム・グァンホ、2番キム・ミンジェのタイムリーで4−4の同点とする。ハンファは9回裏同点の場面で先日故障から1軍へ復帰したばかりの守護神ク・デソン(元オリックス)をマウンドに送り、試合は同点のまま延長に入った。ハンファは10回表ロッテの6番手ナ・スンヒョンからチャンスを作ると、代わった7番手チュ・ヒョングァンから3番クルーズが勝ち越しのタイムリーを打ち、さらに8番手ソン・スンジュンから5番イ・ボムホ、7番ハン・サンフンのタイムリーで3点を追加した。
ロッテは10回裏ク・デソンから相手のエラーや、この試合韓国初出場となったホセに代わる新外国人5番リオスの韓国初打点となるタイムリーで2点を返したが、反撃もここまででハンファが延長戦を制し、連敗を3で止めＬＧと同率2位に浮上した。ク・デソンは不本意な内容ながら今季初勝利。逆転負けしたロッテは終盤の投手起用を誤り、4位に後退。1番イ・スンファが3安打と活躍した。
[10回表決勝タイムリーを打ったクルーズ。]
ＬＧ １−０ サムソン （大邱）
（勝）ハリッカラ ３勝４敗 （セーブ）ウ・ギュミン １２Ｓ （敗）チョン・ビョンホ ２勝２敗
ＬＧの先発ハリッカラは2006年まで在籍した古巣相手に好投した。序盤のピンチをしのぐと、その後は無失点に抑え続ける。ＬＧは5回表サムソンの先発チョン・ビョンホから8番チョ・インソンの犠牲フライで1点を先制した。ハリッカラは打線の援護はなかったが、7回無失点で降板した。
ＬＧはリュ・テッキョン、守護神ウ・ギュミンの完封リレーでサムソンに勝ち、2006年4月から続いていたサムソンの本拠地大邱での連敗を8で止め、ハンファと並ぶ同率2位となった。最近不調だったハリッカラは自身の連敗を3で止めた。サムソンはこの試合もわずか4安打と打線が相変わらず貧弱で、8回1失点と好投したチョン・ビョンホを見殺しにしてしまい、連勝も3で止まった。
キア ３−７ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）リオス ５勝３敗 （敗）イ・デジン ３勝４敗
（本塁打） キア ： チャン・ソンホ ６号 現代 ： チェ・ジュンソク ４号
トゥサンは1回裏キアの先発イ・デジンから3番アン・ギョンヒョンの犠牲フライ、5番チェ・ジュンソクのタイムリー、6番チャン・ソンホの犠牲フライで4点を先制し、イ・デジンは1回終了で降板した。3回裏にはキアの2番手イ・ボムソクからチェ・ジュンソクの3ランでリードを広げた。キアは5回表トゥサンの先発リオスから6番イ・ジェジュの内野ゴロの間に1点を返した。
キアは7回表3番チャン・ソンホがリオスからソロ本塁打を打ち、これが自身通算1500安打となった。史上5人目の偉業で、2006年まで9年連続打率3割を記録しているチャン・ソンホにとって、29歳7ヶ月での達成は史上最年少。さらにこの回キアはイ・ジェジュのタイムリーで1点を追加した。
8回途中からは2番手クム・ミンチョルが抑え、トゥサンが勝ち単独5位に浮上した。チェ・ジュンソクが5打点と活躍し、リオスは古巣キア相手に初勝利を記録し、対キア戦の連敗を5で止めた。最下位キアだが、先発や2番手が序盤に大量失点しては試合にならなかった。
[3ランを含む5打点と大活躍のチェ・ジュンソク。]
