サムソンは12日、今季新外国人として入団したが期待に応えられなかったクリス・ウィルソン(30)の退団と、新外国人ブライアン・メゾン投手(30)の入団を発表した。メゾンは契約金5万ドル(約600万円)、年俸18万ドル(約2160万円)の合計23万ドル(約2760万円)で契約した。
ウィルソンは2006年チーム最多勝の12勝をあげたがLGへ移籍した先発要員ティム・ハリッカラの穴を埋める外国人投手として、高い期待が寄せられていた。だが7試合に登板し1勝6敗、防御率3.79と打線の援護に恵まれなかったこともあり期待に応えることができず、2006年韓国シリーズ連覇を達成したチームも11日現在7位に低迷している。
メゾンは大リーグの経験はないが、米国マイナーリーグ、独立リーグで長年プレーしているチェンジアップを武器にする左腕投手だ。2006年は米大リーグ・フィリーズ傘下の3Aオタワで13勝3敗、防御率2.03と、3Aの投手で最もよい防御率を記録した。今季は6試合に登板、3勝2敗、防御率2.21を記録している。マイナーリーグ、独立リーグ通算8年間の成績は185試合に出場、69勝41敗3S、防御率3.57。
メゾンは来週韓国へ入国し、チームへ合流し先発として起用される方針。低迷するチームの救世主になれるであろうか。