SK 4−11 現代 (水原)
(勝)チョン・ジュンホ 2勝1敗 (敗)キム・グァンヒョン 2敗
(本塁打) SK : パク・チェホン 3,4号 現代 : ソン・ジマン 3,4号、チョン・ソンフン 1,2号
首位SKは1回表現代の先発チョン・ジュンホから3番パク・チェホンの本塁打で1点を先制し、2回表トゥサンから移籍したばかりの9番ナ・ジュファンの犠牲フライで1点を追加した。現代はその裏SKの大型高卒新人キム・グァンヒョンから5番ソン・ジマンの本塁打、9番チ・ソックンのタイムリーで3−1と逆転すると、代わった2番手ユン・ギルヒョンから3番チョン・ソンフンの3ランでリードを広げた。キム・グァンヒョンはこの試合もプロ初勝利をあげられなかった。
SKは3回表パク・チェホンの2打席連続本塁打で1点を返すが、現代もその裏8番キム・ドンスのタイムリーで1点を追加した。粘るSKも5回表パク・チェホンのタイムリーで1点を返したが、現代は6回裏SKの3番手チョン・ウラムからチョン・ソンフンのこの試合2本目の本塁打でリードを広げ、7回裏ソン・ジマンの本塁打、チ・ソックン、1番イ・テックンのタイムリーで3点を奪った。現代はチョ・ヨンフン、パク・チュンスの継投でリードを守り、14安打の猛攻で大勝した。
これで現代は今季初めて勝率5割に達し、一気に4位に浮上した。現代ではソン・ジマンが4安打2本塁打2打点、チョン・ソンフンが2本塁打4打点と活躍した。チョン・ジュンホは5回4失点だったが打線の援護に恵まれた。SKではパク・チェホンが3安打2本塁打2打点と活躍した。
キア 0−4 ハンファ (大田)
(勝)チョン・ミンチョル 2勝1敗 (敗)エサートン 2勝1敗
(本塁打) ハンファ : キム・テギュン 6号、クルーズ 4号
ハンファは2回裏キアの先発エサートンから4番キム・テギュンの本塁打で1点を先制し、3回裏3番クルーズの内野ゴロの間に1点を追加した。すると5回裏にはクルーズが2試合連続の4号2ランを打ち、リードを広げていく。先発チョン・ミンチョル(元読売)も要所で相手を抑えていく。
キアはチョン・ミンチョルから10安打を打ちながらもチャンスを作れず、9回表2死2塁から8番キム・サンフンの当たりは外野の頭を越えたが、見事な送球で走者が本塁でアウトとなり、ハンファが見事な完封勝ちを収めた。これでハンファは4連勝。チョン・ミンチョルの完封は1999年以来8年ぶりで、史上2位となる通算20回目の完封勝利となった。キアは勝率5割を切り同率2位から5位に後退。
サムソン 3−4 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)カブレラ 1勝2敗3S (敗)オ・スンファン 2勝1敗6S
(本塁打) ロッテ : イ・デホ 7号
ロッテは1回裏サムソンの先発チョン・ビョンホから、3番パク・ヒョンスンのタイムリーで1点を先制した。サムソンは5回表、ロッテの先発チャン・ウォンジュンから満塁の場面で2番シン・ミョンチョルの走者一掃3点タイムリーで逆転した。チョン・ビョンホは6回1失点で降板した。ロッテは8回裏サムソンの守護神オ・スンファンから、肩の脱臼が完治しこの試合からスタメン復帰した4番イ・デホの2ランで3−3の同点に追いついた。イ・デホは7本塁打でヤン・ジュンヒョク(サムソン)と本塁打王争いトップタイに並んだ。
勢いに乗るロッテは9回裏、オ・スンファンから9番イ・スンファの犠牲フライでサヨナラ勝ちした。9回表勝ち越されるピンチをしのいだ3番手カブレラが勝ち投手で、SKからの移籍後初勝利となった。ロッテは勝ったものの、勝率の関係で同率2位から単独3位となった。これで2005,06年と韓国シリーズを連覇した王者サムソンは6連敗となり、最後の頼みの綱守護神オ・スンファンが打たれての敗戦はあまりにもダメージが大きい。
LG 4−11 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ランデル 5勝 (敗)ポン・ジュングン 2勝1敗
(本塁打) トゥサン : ユン・ジェグク 2号、キム・ドンジュ 5号
同じ蚕室野球場を本拠地とする両チームの今季初対戦は、荒れた雰囲気になってしまった。トゥサンは3回裏LGの先発ポン・ジュングンの暴投で1点を先制し、5回裏9番ミン・ビョンホンのタイムリー、2番ユン・ジェグクのタイムリーや捕手チョ・インソンの走塁妨害などで3点を追加した。そしてポン・ジュングンが3番アン・ギョンヒョンにビーンボールまがいの投球をしたところ、アン・ギョンヒョンが怒ってマウンドに駆け寄り乱闘となり、両軍ベンチが総出で大騒ぎとなった。ポン・ジュングンとアン・ギョンヒョンは退場となり、この回トゥサンはLGの2番手キョン・ホンホから5番チェ・ジュンソク、7番コ・ヨンミンのタイムリーで4点を追加し、8−0と大きくリードを広げた。
トゥサンは6回裏にもユン・ジェグク、4番キム・ドンジュの本塁打で3点を追加した。トゥサンの先発ランデル(元読売)は6回まで無得点に抑えていたが、LGは7回表エラーで1点を返すと、代わった2番手キム・サンヒョンから4番パク・ヨンテクのタイムリーなどでさらに3点を返す。最後はノ・ギョンウンがLGの反撃を断ち、乱闘騒ぎがあったがトゥサンが大勝し、7位サムソンに1ゲーム差と最下位脱出が見えてきた。
コ・ヨンミンが3安打2打点と活躍。ランデルは今季負けなしの5勝目で、レイボーン(SK、元広島)と並び最多勝争いトップタイとなった。LGは元大リーガーの左腕ポン・ジュングンの乱調がすべてで、勝率5割を切り6位に後退した。