DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  カン・ヨンシクとシン・ミョンチョルがトレード

 サムソンとロッテは21日、カン・ヨンシク投手(25)とシン・ミョンチョル内野手(28)の1対1トレードを発表した。今季オフのトレード第1号。カン・ヨンシクは2000年高校卒業後ヘテ(現キア)へ入団、2001年サムソンへ移籍し主に左の中継ぎとして活躍してきた。今季は30試合に登板、1勝0敗、防御率4.65の成績だった。通算成績は207試合に出場、10勝11敗1S、防御率4.69。シン・ミョンチョルは2001年大学卒業後ロッテに入団し、2005年には116試合に出場しセカンドのレギュラーをつかんだ。だが今季はベテランのパク・ヒョンスンや若手のチョン・ボミョンなどの台頭で出番が減り、73試合に出場し打率.175、0本塁打、9打点の成績に終わった。通算成績は453試合に出場、打率.233、252安打、13本塁打、99打点、43盗塁。
 サムソンはカン・ヨンシク以外にもオ・サンミン、チャ・ウチャン、クォン・ヒョクなど左投手が豊富である。しかし正二塁手パク・チョンホ、キム・ジェゴル以外に信頼できる内野手が少ないため、実績のあるシン・ミョンチョルは課題の打線強化に適材であると判断されたようだ。ロッテは左の中継ぎとして活躍してきたカ・ドゥギョムが引退勧告を受けSKへ移籍し、左の信頼できる投手が故障持ちのチュ・ヒョングァンやイ・ミョンウくらいしか見当たらず、カン・ヨンシクはロッテにとってはうってつけの人材だといえよう。両選手の新天地での活躍に期待したい。