サムソンとロッテは21日、カン・ヨンシク投手(25)とシン・ミョンチョル内野手(28)の1対1トレードを発表した。今季オフのトレード第1号。カン・ヨンシクは2000年高校卒業後ヘテ(現キア)へ入団、2001年サムソンへ移籍し主に左の中継ぎとして活躍してきた。今季は30試合に登板、1勝0敗、防御率4.65の成績だった。通算成績は207試合に出場、10勝11敗1S、防御率4.69。シン・ミョンチョルは2001年大学卒業後ロッテに入団し、2005年には116試合に出場しセカンドのレギュラーをつかんだ。だが今季はベテランのパク・ヒョンスンや若手のチョン・ボミョンなどの台頭で出番が減り、73試合に出場し打率.175、0本塁打、9打点の成績に終わった。通算成績は453試合に出場、打率.233、252安打、13本塁打、99打点、43盗塁。
サムソンはカン・ヨンシク以外にもオ・サンミン、チャ・ウチャン、クォン・ヒョクなど左投手が豊富である。しかし正二塁手パク・チョンホ、キム・ジェゴル以外に信頼できる内野手が少ないため、実績のあるシン・ミョンチョルは課題の打線強化に適材であると判断されたようだ。ロッテは左の中継ぎとして活躍してきたカ・ドゥギョムが引退勧告を受けSKへ移籍し、左の信頼できる投手が故障持ちのチュ・ヒョングァンやイ・ミョンウくらいしか見当たらず、カン・ヨンシクはロッテにとってはうってつけの人材だといえよう。両選手の新天地での活躍に期待したい。