プレーオフ 第2戦
ハンファ 4−3 現代 (水原)
(勝)チョン・ミンチョル 1勝 (セーブ)ク・デソン 1勝2S (敗)チャン・ウォンサム 1敗
(本塁打) ハンファ : キム・テギュン 1号 現代 : ソン・ジマン 1号
現代が先勝したプレーオフの第2戦は約12000人の観客を集め、現代の先発は新人チャン・ウォンサム(今季12勝10敗)、ハンファの先発はチョン・ミンチョル(元読売、今季7勝13敗)で始まった。ハンファは1回表4番キム・テギュンの2ランで先制し、チャン・ウォンサムは3回途中に四球を与えたところで降板する。ハンファは5回表現代の2番手ファン・ドゥソンが2度のボークで走者を3塁まで進めてしまうと、5番イ・ボムホのタイムリーで1点を追加した。6回表には現代の3番手ソン・スンナクから1番チョ・ウォヌのタイムリーで1点を追加し、4−0とリードを広げた。
チョン・ミンチョルは5回まで無失点と好投し、6回裏のピンチでマウンドを2番手クォン・ジュンホンに譲った。だがクォン・ジュンホンは満塁にピンチを拡大すると、5番チョン・ソンフンの内野ゴロを二塁ハン・サンフンが後ろにそらしてしまい、走者が2人生還し4−2と2点差に追い上げられる。現代は7回裏1番ソン・ジマンの本塁打で4−3と1点差に迫り、ハンファはここでマウンドを守護神ク・デソン(元オリックス)に託す。ハンファは8回表満塁のチャンスを作るが、現代の5番手シン・チョリンに抑えられてしまい、嫌なムードが漂った。だがク・デソンは8回、9回裏に同点、そして逆転のピンチを迎えたが何とかしのぎ、ハンファが1点差を守りきり接戦を制しプレーオフの対戦成績を1勝1敗とした。
これまでポストシーズン通算10試合に登板し、2勝4敗、防御率4.60と得意ではなかったチョン・ミンチョルは1999年のロッテとの韓国シリーズ以来7年ぶりにポストシーズンで勝利投手となった。なお8回表ハンファの攻撃中、現代のライトのソン・ジマンが打球をダイビングキャッチしようとした際に負傷してしまい、途中交代となった。今季16本塁打を記録した打線の軸の一人を失うと、現代には大きな痛手となる。プレーオフ第3戦は16日18時から、舞台をハンファの本拠地大田(テジョン)に移して行われる。
(文責:ふるりん)