ロッテ 2−5 現代 (水原)
(勝)チョン・ジュンホ 13勝3敗1S (セーブ)パク・チュンス 5勝5敗36S (敗)パク・チチョル 1勝2敗
(本塁打) 現代 : サットン 17号
7位ロッテは1回表2位現代の先発チョン・ジュンホからホセとカン・ミンホのタイムリーで2点を先制するが、現代はすぐにその裏ロッテの先発パク・チチョルからチョン・ソンフンのタイムリーで2−2の同点に追いつく。現代は5回裏イ・テックンのタイムリーで1点を勝ち越し逆転すると、7回裏ロッテの2番手チュ・ヒョングァンからサットンの2ランでリードを広げた。チョン・ジュンホは7回途中まで2失点に抑えると、その後は新人イ・ヒョンスン、シン・チョリン、ソン・スンナク、守護神パク・チュンスの継投でロッテに反撃を許さず、2位現代が逆転勝ちしこの日試合のなかった首位サムソンとのゲーム差を2.5に縮めた。チョン・ジュンホはプロ12年目にして自己最多の13勝目。ロッテは4連敗で、この日キアに勝った最下位LGとのゲーム差が3に縮まった。
ハンファ 0−1 SK (仁川・文鶴)
(勝)チョン・デヒョン 8勝3敗13S (敗)リュ・ヒョンジン 17勝6敗
この試合は3位ハンファの先発で高卒怪物新人リュ・ヒョンジン、6位SKの先発ユン・ギルヒョンの投手戦となり、互いに無得点が続いた。特にSKはリュ・ヒョンジンから何度か先制点のチャンスをつくったがなかなか得点できなかったものの、ついに8回裏パク・チェホンのタイムリーで1点を先制した。ユン・ギルヒョンは8回途中まで被安打3の無失点とすばらしい投球を見せたが、2番手チョン・ウラムにマウンドを譲った。
8回途中から3番手チョン・デヒョンがハンファ打線を抑え、SKが投手戦を制した。3位ハンファはこの日ロッテに勝った2位現代とのゲーム差が3.5に広がってしまった。リュ・ヒョンジンは1失点、9奪三振と好投しながら無念の完投負けを喫し、シーズン20勝達成が困難になってきたものの、最多勝(17勝)、防御率(2.27)、奪三振(193個)で投手3冠王は維持し、1986年のキム・ゴヌ(MBC)が持つ新人最多勝記録(18勝)に追いつくのは次回に持ち越しとなった。
LG 4−1 キア (光州)
(勝)キム・ミンギ 2勝3敗6S (セーブ)ウ・ギュミン 3勝4敗15S (敗)ユン・ソンミン 4勝4敗15S
5位キアは2回裏最下位LGの先発ベロカーからイ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで1点を先制する。LGは5回表キアの先発チャン・ムンソクからパク・ヨンテクのタイムリーで1−1の同点に追いつく。ベロカーは7回を1失点に抑え降板すると、キアの2番手の高卒新人ハン・ギジュも好投しLGに勝ち越し点を許さない。キアは9回裏LGの3番手キム・ミンギから2死満塁とサヨナラ勝ちのチャンスを作るが、ここでキム・ウォンソプが三振に倒れてしまった。
するとLGは10回表キアの3番手ユン・ソンミンからイ・ビョンギュとチェ・ギルソンのタイムリーで3点を勝ち越すと、最後はウ・ギュミンが抑え延長戦を制し、現代に敗れた7位ロッテとのゲーム差を3に縮め球団史上初の年間最下位脱出に望みをつないだ。敗れた5位キアは3連敗で、この日試合のなかった4位トゥサンとのゲーム差が1に開いてしまった。なおキアの1番イ・ヨンギュは9回表の敬遠を含む5打席連続四球を記録し、史上8人目となる1試合最多四球のタイ記録を達成。