DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン、最下位LGを寄せ付けず3タテ  ソン・ジヌ(ハンファ)、まさかの1回途中降板で200勝達成ならず

LG 3−13 サムソン  (大邱
(勝)イム・ドンギュ 6勝3敗  (敗)チン・ピルジュン 3敗
本塁打) LG : ソ・ヨンビン 1号、パク・ピョンホ 4号  サムソン : キム・チャンヒィ 8号、イ・ジョンシク 2号
 首位サムソンは1回裏LGの先発チン・ピルジュンからキム・ハンスのタイムリーで1点を先制すると、3回裏ヤン・ジュンヒョクとチン・ガビョンのタイムリーで2点、4回裏LGの2番手キム・ミンギからキム・ハンスとチン・ガビョンのタイムリーで4点を追加し、7−0とリードを広げた。最下位LGは6回裏サムソンの先発イム・ドンギュから・ヨンビンの4年ぶりの本塁打で1点、7回表パク・ピョンホの本塁打で2点を返す。ソ・ヨンビンはかつて主力選手として活躍しながら兵役不正免除が発覚し、2002年シーズン途中に30歳を超えながらも軍へ入隊し、昨季からチームに復帰していた。
 だがサムソンは7回裏LGの3番手チャン・ジニョンからキム・チャンヒィの3ラン、8回裏LGの4番手シン・チャンホから代打キム・ジェゴルのタイムリーとイ・ジョンシクの2ランで大量リードを奪った。結局チョン・ホンジュン、キム・ヒョナムと新人投手の継投でLGの反撃を断ちサムソンが勝利し、最下位LG相手のこの3連戦を3タテし首位街道独走態勢を固めた。
 

現代 4−3 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ソン・シニョン 5勝4敗  (セーブ)パク・チュンス 3勝4敗26S  (敗)ノ・ジャンジン 2勝1敗2S
本塁打) 現代 : イ・スンヨン 6号
 3位現代は3回表ロッテの先発ヨム・ジョンソクからユ・ハンジュンのタイムリーで1点を先制するが、ロッテは4回裏現代の先発ソン・スンナクからシン・ミョンチョルのタイムリーで2−1と逆転する。現代は6回表イ・スンヨンの2ランで3−2と逆転するが、ロッテは7回裏現代の2番手シン・チョリンからカン・ミンホのタイムリーで3−3の同点とする。現代は9回表ロッテの4番手ノ・ジャンジンから満塁のチャンスを作り、チョン・ビョンホがスクイズバントを決め1点を勝ち越し、最後のロッテの反撃を守護神パク・チュンスが抑えシーソーゲームを制し、キアに敗れたハンファに代わってまた1日で2位に浮上した。8回表に3番手として登板したソン・シニョンが勝利投手。
     

キア 9−7 ハンファ  (大田)
(勝)グレイシンガー 9勝10敗  (セーブ)ユン・ソンミン 4勝3敗9S   (敗)ソン・ジヌ 6勝6敗
本塁打) キア : イ・ジェジュ 10号、ハン・ギュシク 1号  ハンファ : イ・ドヒョン 12号
 キアは1回表ハンファの先発で史上初の200勝が目前に迫ったソン・ジヌからイ・ジェジュのタイムリーで先制すると、この回チャ・イルモクとチョ・ギョンファンのタイムリーで5点を奪う。ソン・ジヌは11年ぶりに1回持たずに降板した。キアは2回表ハンファの2番手チョ・ソンミン(元読売)からイ・ジェジュの本塁打で1点を追加したが、ハンファはその裏新人ソン・グァンミン、シン・ギョンヒョン、キム・ミンジェ、デービスのタイムリーなどで5点を返し6−5と1点差に迫る。
 キアは4回表ハンファの3番手ソ・ミヌクからハン・ギュシクの本塁打で1点、7回表ハンファの5番手キム・ヘニムからイ・ヨンギュのタイムリーなどで2点を追加した。グレイシンガーは7回5失点で降板する。ハンファは9回裏キアの2番手イ・サンファから代打イ・ドヒョンの2ランで2点差に迫るが、最後は新守護神ユン・ソンミンが抑えキアが打撃戦を制した。ソン・ジヌの200勝達成は次回に持ち越しとなり、敗れたハンファは1日で現代に抜かれて3位に転落。       


SK 8−7 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)シン・スンヒョン 5勝2敗  (セーブ)カブレラ 1勝2敗6S  (敗)キム・ミョンジェ 8敗
本塁打) SK : チョン・グヌ 5号、イ・ジニョン 11号
 SKは2回表トゥサンの先発クム・ミンチョルからチョン・グヌの3ランで先制すると、トゥサンはその裏SKの先発シン・スンヒョンからチェ・ジュンソクのタイムリーで2点を返し、4回裏ナ・ジュファンのタイムリーで3−3の同点とする。SKは5回表トゥサンの2番手キム・ミョンジェから代打パク・チェサンのタイムリーで2点を勝ち越すと、6回表イ・ジニョンの2ランとパク・キョンワンのタイムリーで3点を追加した。
 トゥサンは6回裏チェ・ジュンソクのタイムリーでシン・スンヒョンを降板させ、代わった2番手ソン・ウンボム、3番手チョン・ウラムからナ・ジュファンとイ・ジョンウクのタイムリーで3点を返すと、7回裏相手のエラーでもう1点を返し8−7と1点差に迫る。だがその後はチョン・デヒョン、カブレラの継投で1点のリードを守りきったSKが勝利し、5位トゥサンとのゲーム差を再び0,5に縮めた。敗れたトゥサンはSKの10安打を上回る13安打を記録し、特にホン・ソンフンは4安打しながらも残塁が多く逆転できなかった。キム・ミョンジェは今季勝ち星なしの8連敗。