SK 3−2 サムソン (大邱)
(勝)チョ・ウンチョン 5勝2敗1S (セーブ)カブレラ 1敗4S (敗)ペ・ヨンス 4勝8敗
(本塁打) SK : チェ・ジョン 8,9号
4連敗中の首位サムソンは、1回裏SKの先発キム・ウォンヒョンからヤン・ジュンヒョクとパク・チンマンのタイムリーで2点を先制する。SKは4回表サムソンの先発ブラウン(元阪神)からチェ・ジョンの本塁打で1点を返すと、5回表キム・ジェヒョンのタイムリーで2−2の同点に追いつく。サムソンは6回表から2番手として先発要員のペ・ヨンスを投入し連敗脱出を図るが、8回表チェ・ジョンのこの試合2本目の本塁打で1点を勝ち越される。
サムソンは9回表1点リードされた場面で守護神オ・スンファンを登板させ、勝利への執念を見せる。SKは6回以降チョ・ウンチョン、チョン・ウラム、カブレラの継投でサムソンに得点を許さず、1点のリードを守りきり、今季まだ2勝しかあげていなかた苦手サムソン相手に連勝した。今季1塁のレギュラーに定着した若き大鵬チェ・ジョンが2本塁打で勝利に貢献した。投打がかみ合わず敗れたサムソンは今季初の5連敗で、2位ハンファとのゲーム差も4まで縮まった。
ハンファ 1−0 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)チョン・ミンチョル 5勝7敗 (セーブ)ク・デソン 1勝4敗24S (敗)ソン・ミンハン 7勝4敗1S
(本塁打) ハンファ : キム・ミンジェ 4号
試合はハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)、ロッテの先発ソン・ミンハンによる投手戦となり、5回まで両チーム無得点が続いた。4連勝中の2位ハンファは6回表キム・ミンジェの本塁打で1点を先制した。ハンファはソン・ミンハンの前に1点しか奪えなかったが、チョン・ミンチョルも8回を無失点に抑えた。
9回裏はヤン・フンと守護神ク・デソン(元オリックス)が同点のピンチをまねくが何とか抑え、ハンファが虎の子の1点を守り完封リレーで連勝を5に伸ばし、5連敗中の首位サムソンとのゲーム差を4に縮めた。チョン・ミンチョルは39日ぶりの勝ち星となる今季5勝目を、ク・デソンは2試合連続セーブをそれぞれあげた。ロッテは主砲イ・デホの3安打を得点に結び付けられなかった。
現代 3−1 LG (ソウル・蚕室)
(勝)キム・スギョン 2勝3敗 (セーブ)パク・チュンス 3勝4敗22S (敗)チン・ピルジュン 2敗
最下位に低迷するLGは、マ・ヘヨン、チョ・インソン、クォン・ヨングァンら最近不調の主力選手を2軍へ降格させ、チームのてこ入れを図った。だが先発として期待したベテランのチン・ピルジュンが5回表現代にチェ・ジョングクのタイムリーで1点を先制されると、2番手キム・ミンギも6回表チョン・ソンフンのタイムリーで1点を追加される。LGは6回裏現代の先発キム・スギョンからアン・ジェマンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し、1点を返す。
現代は8回表LGの4番手カーライル(元阪神)からチョン・ソンフンのタイムリーで1点を追加すると、7回途中からは新人イ・ヒョンスン、シン・チョリン、守護神パク・チュンスの継投でLGの反撃を断ち、3連勝で首位サムソンとのゲーム差を4.5に縮めた。最近絶好調のチョン・ソンフンが2打点でこの試合も勝利に貢献した。一方打線の入れ替えも実らず最下位LGは3連敗。
トゥサン 3−4 キア (光州)
(勝)キム・ジヌ 6勝2敗 (セーブ)ユン・ソンミン 3勝3敗8S (敗)イ・ヘェチョン 4勝4敗
トゥサンは1回表キアの先発キム・ジヌからアン・ギョンヒョンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し1点を先制するが、キアは5回裏トゥサンの先発イ・ヘェチョン自身のエラーで1−1の同点とし、6回裏ホン・セワンのタイムリーで逆転すると、この回代わった2番手キム・スンフェから新外国人スコットとキム・サンフンのタイムリーで2点を追加した。トゥサンは7回表相手のエラーとソン・シホンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し2点を返し、4−3と1点差に迫る。
キアは8回裏からまだ20歳ながら抑えとして起用されているユン・ソンミンを登板させ、1点のリードを守りきり4位攻防戦を制し、4位トゥサンに0.5ゲーム差と迫った。肩の負傷により2ヶ月ぶりの先発となったキム・ジヌは久しぶりの勝ち星となる今季6勝目をあげた。トゥサンはわずか4安打に抑えられ、タイムリーもなく1点差ながら内容的には完敗だった。