DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2006年プロ野球オールスター戦、東軍が3年連続の勝利  MVPはホン・ソンフン(トゥサン)

西軍 1−6 東軍  (ソウル・蚕室)
(勝)ソン・ミンハン(ロッテ)  (敗)チャン・ウォンサム(現代)
本塁打) 東軍:ホン・ソンフン(トゥサン)
 2006年プロ野球オールスターゲームは22日、蚕室(チャムシル)野球場に2万人あまりの観客を集めて行われた。試合前には芸能人野球チーム「恨(ハン)」とプロ野球25周年OBオールスターチームの対戦が行われ、13−2でOBオールスターチームが勝利した(5回コールド)。その他ホームラン競争、8球団対抗チアガールダンスパフォーマンスコンテストの予選が行われた。
 試合は8球団を4球団ずつの東軍(サムソン、トゥサン、SK、ロッテ)と西軍(ハンファ、LG、現代、キア)に分けて行われた。試合は東軍の先発がソン・ミンハン(ロッテ)、西軍の先発がムン・ドンファン(ハンファ)で始まった。東軍は2回裏西軍の2番手で新人チャン・ウォンサム(現代)からホン・ソンフン(トゥサン)の2ランで先制する。ソン・ミンハンは2回をパーフェクトに抑える好投を見せた。
 東軍はランデル(トゥサン、元読売)、チャン・ウォンジュン(ロッテ)の初出場2人の投手が西軍の攻撃を6回まで1人の走者も出さずに抑える。特にチャン・ウォンジュンは3回を完璧に抑えた。西軍3番手のシム・スチャン(LG)も2回を無失点に抑えた。東軍は6回表西軍の4番手で高卒新人ながら投手3部門でトップに立つリュ・ヒョンジン(ハンファ)からパク・キヒョク(ロッテ)とパク・ハニ(サムソン)のタイムリーで4点を追加した。
 西軍は7回表東軍の4番手チョン・デヒョン(SK)からようやっと初ヒットを打つと、キム・テギュン(ハンファ)の犠牲フライで1点を返した。西軍は7回以降リュ・ヒョンジン、キャラウェイ(現代)、パク・チュンス(現代)の継投で東軍を抑えていくが、東軍もイ・ヘェチョン(トゥサン)、現在セーブ王のオ・スンファン(サムソン)と万全の継投で西軍に反撃を許さず、6−1で勝利した。東軍はこれで3年連続の勝利で、通算成績も19勝11敗と大きく勝ち越している。
 MVPには先制2ランを含む3安打と活躍したホン・ソンフンが選ばれた。なお東軍の先発として好投したソン・ミンハンには優秀投手賞、2安打を放ったパク・チェホン(SK)には優秀打者賞、3回を無安打に抑えたチャン・ウォンジュンには敢闘賞がそれぞれ送られた。なお、試合中にはさまざまなイベントが行われた。チアガールダンスパフォーマンスコンテストはLGが優勝した。ホームラン王競争はイ・テックン(現代)がヤン・ジュンヒョク(サムソン)を破り初優勝した。また、野手スピードガンコンテストはソン・シホン(トゥサン)が145km/hを記録し優勝した。
 
(文責:ふるりん