西軍 1−6 東軍 (ソウル・蚕室)
(勝)ソン・ミンハン(ロッテ) (敗)チャン・ウォンサム(現代)
(本塁打) 東軍:ホン・ソンフン(トゥサン)
2006年プロ野球オールスターゲームは22日、蚕室(チャムシル)野球場に2万人あまりの観客を集めて行われた。試合前には芸能人野球チーム「恨(ハン)」とプロ野球25周年OBオールスターチームの対戦が行われ、13−2でOBオールスターチームが勝利した(5回コールド)。その他ホームラン競争、8球団対抗チアガールダンスパフォーマンスコンテストの予選が行われた。
試合は8球団を4球団ずつの東軍(サムソン、トゥサン、SK、ロッテ)と西軍(ハンファ、LG、現代、キア)に分けて行われた。試合は東軍の先発がソン・ミンハン(ロッテ)、西軍の先発がムン・ドンファン(ハンファ)で始まった。東軍は2回裏西軍の2番手で新人チャン・ウォンサム(現代)からホン・ソンフン(トゥサン)の2ランで先制する。ソン・ミンハンは2回をパーフェクトに抑える好投を見せた。
東軍はランデル(トゥサン、元読売)、チャン・ウォンジュン(ロッテ)の初出場2人の投手が西軍の攻撃を6回まで1人の走者も出さずに抑える。特にチャン・ウォンジュンは3回を完璧に抑えた。西軍3番手のシム・スチャン(LG)も2回を無失点に抑えた。東軍は6回表西軍の4番手で高卒新人ながら投手3部門でトップに立つリュ・ヒョンジン(ハンファ)からパク・キヒョク(ロッテ)とパク・ハニ(サムソン)のタイムリーで4点を追加した。
西軍は7回表東軍の4番手チョン・デヒョン(SK)からようやっと初ヒットを打つと、キム・テギュン(ハンファ)の犠牲フライで1点を返した。西軍は7回以降リュ・ヒョンジン、キャラウェイ(現代)、パク・チュンス(現代)の継投で東軍を抑えていくが、東軍もイ・ヘェチョン(トゥサン)、現在セーブ王のオ・スンファン(サムソン)と万全の継投で西軍に反撃を許さず、6−1で勝利した。東軍はこれで3年連続の勝利で、通算成績も19勝11敗と大きく勝ち越している。
MVPには先制2ランを含む3安打と活躍したホン・ソンフンが選ばれた。なお東軍の先発として好投したソン・ミンハンには優秀投手賞、2安打を放ったパク・チェホン(SK)には優秀打者賞、3回を無安打に抑えたチャン・ウォンジュンには敢闘賞がそれぞれ送られた。なお、試合中にはさまざまなイベントが行われた。チアガールダンスパフォーマンスコンテストはLGが優勝した。ホームラン王競争はイ・テックン(現代)がヤン・ジュンヒョク(サムソン)を破り初優勝した。また、野手スピードガンコンテストはソン・シホン(トゥサン)が145km/hを記録し優勝した。
(文責:ふるりん)