サムソン−ハンファ(大田)は雨天中止。
現代 7−8 キア (光州)
(勝)チャン・ムンソク 1勝15S (敗)パク・チュンス 3勝4敗20S
(本塁打) 現代 : チョン・ジュンホ 1号、チョン・ソンフン 9号
2位現代は1回表キアの先発キム・ヒィゴルからサットンの犠牲フライで1点を先制するが、キアはその裏現代の先発チョン・ジュンホ(投手)からホン・セワンのタイムリーで同点とする。キム・ヒィゴルは2回途中で早くも降板し、現代は3回表キアの2番手イ・サンファからチョン・ジュンホ(野手)の本塁打で1点を勝ち越す。だがキアもその裏イ・ヒョンゴンのタイムリーで3-2と逆転する。現代もすかさず4回表ソ・ハンギュの犠打で同点とすると、この回チョン・ソンフンの2ランで5−3と逆転する。キアは5回裏キム・ミンチョルとキム・サンフンのタイムリーで6−5と再び逆転し、チョン・ジュンホ(投手)をノックアウトする。
キアは6回裏現代の3番手シン・チョリンからイ・ヒョンゴンの犠牲フライで1点を追加し、パク・チョンテとユン・ソンミンのリリーフ陣も現代に反撃を許さなかった。だが現代は9回表キアの守護神チャン・ムンソクからチョン・ソンフンの内野ゴロの間に1点を返すと、さらにチョン・ジュンホ(野手)のタイムリーで7−7の同点に追いつく。9回裏から現代は守護神パク・チュンスを投入し、試合はこのまま延長に突入した。追いつかれたキアは10回裏パク・チュンスからイ・ヨンギュのタイムリーでサヨナラ勝ちし、延長戦までもつれたシーソーゲームを制した。10回表は三者凡退に抑えたチャン・ムンソクが今季初勝利。キアはトゥサンに敗れたSKに代わって2日ぶりに5位へ浮上。敗れた現代は試合が雨天中止となったハンファとゲーム差なしで並んだが、勝利で下回り3位に転落。
なおこの試合で現代のチョン・ジュンホ(野手)が1回表に出塁したあと今季10個目の盗塁を決め、前人未到の16年連続2桁盗塁の偉業を達成した。チョン・ジュンホは3度の盗塁王(1993、1995、2004年)に輝いたプロ野球通算盗塁記録保持者で、4回表にもこの試合2個目の盗塁を決め、通算盗塁数を512までに伸ばした。
トゥサン 5−4 SK (仁川・文鶴)
(勝)キム・スンフェ 5勝1敗 (セーブ)チョン・ジェフン 1勝2敗24S (敗)チョン・ウラム 1敗
(本塁打) トゥサン : アン・ギョンヒョン 11号、ナ・ジュファン 3号 SK : キム・ジェヒョン 7号
トゥサンは1回表SKの先発シン・スンヒョンからアン・ギョンヒョンの本塁打で1点を先制すると、2回表ナ・ジュファンと新人イ・ジョンウクのタイムリーで2点を追加した。SKも2回裏トゥサンの先発ソ・ドンファンからキム・ジェヒョンの本塁打で1点を返し、4回裏イ・ジニョンのタイムリーで1点を返すと、この回代わったトゥサンの2番手キム・スンフェからパク・キョンワンの犠牲フライで3−3の同点に追いつく。さらに5回裏パク・チェホンの犠牲フライで4−3と逆転に成功する。だがトゥサンも6回表SKの3番手イ・ヨンウクからイ・ジョンウクの犠打で4−4の同点とする。
さらにトゥサンは8回表SKの4番手チョン・ウラムからナ・ジュファンの本塁打で1点を勝ち越す。そして8回裏途中から7日のSK戦でキム・ジェヒョンに逆転満塁ホームランを打たれた守護神チョン・ジェフンを投入し、1点差のリードを守りきりトゥサンが勝利し3連敗を免れた。4回途中から8回途中までロングリリーフしたキム・スンフェが5勝目をあげ、中継ぎの柱としての存在感を見せた。敗れたSKはわずか1日で6位に転落。
ロッテ 2−1 LG (ソウル・蚕室)
(勝)ソン・ミンハン 7勝2敗1S (セーブ)ナ・スンヒョン 2敗15S (敗)カーライル 1敗2S
ロッテは3回表今季初登板となったLGの先発チャン・ジニョンからパク・キヒョクのタイムリーで1点を先制する。LGも4回裏ロッテの先発ソン・ミンハンからパク・ピョンホのタイムリーで1−1の同点にする。チャン・ジニョンは5回1失点で降板するが、その後LGの2番手シン・ジェウン、ロッテのソン・ミンハンの好投でともに得点があげられず、試合はこのまま延長戦に突入する。
そしてロッテは10回表LGの3番手カーライル(元阪神)からチャンスを作ると、パク・キヒョクの打球をLGのライトのイ・デヒョンがエラーしてしまい1点を勝ち越す。ロッテは10回裏高卒新人とは思えない投球を続ける守護神ナ・スンヒョンを投入し、1点のリードを守りきり投手戦となった延長戦を制した。9回を1失点に抑えたエースのソン・ミンハンは7勝目。ロッテはLGとの最下位攻防戦となった3連戦を勝ち越し、上位進出に弾みをつけた。