今季韓国人投手最高額の5億5500万ウォン(約6350万円)の年俸でありながら、故障などにより1勝もできなかったチョン・ミンテ(元読売)が、来季の契約を結び年俸はKBO(韓国野球委員会)が規定した最大の下げ幅である30%ダウンの3億8850万ウォン(約4440万円)となった。チョン・ミンテは昨年も年俸を25%下げられていた。(昨年の年俸は7億4000万ウォン)
チョン・ミンテは2003年に日本プロ野球・読売から古巣現代に復帰後17勝をあげ最多勝投手となり、チームの韓国シリーズ優勝にも貢献した。だが昨季は7勝14敗と不振で、今季は故障によりわずか8試合のみの登板で勝ち星なしの3敗、防御率4.73に終わり、昨季の覇者だった現代が7位にまで転落してしまった一因となった。
さらにチョン・ミンテは5月13日のサムソン戦で、投球中に右太ももの筋肉が破裂してしまい1ヶ月間戦列を離れ、シーズン終盤にはアメリカで破裂した右肩関節の手術を受けた。現在は復活に向けリハビリ中で、16日にはチョ・ヨンジュン、キム・スギョンら同僚とタイへ出国しトレーニングに励み、来年1月上旬に帰国する予定。
(文責:ふるりん)