今年2月に米国、ロサンゼルス郊外でのメジャーリーグのトライアウトに参加したがどの球団とも契約に至らず、結局今季は古巣のキアでプレーした風雲児チェ・ヒャンナム(34)が、メジャーリーグ事務局から身分照会の要請があったことが明らかになった。チェ・ヒャンナムは海外進出の夢を捨てきれず、メジャーリーグの某チームのアジア担当スカウトから誘いを受け、今季公式戦終了後の10月初めに渡米し、1Aで2試合に登板し無失点と好投したと明らかにした。
チェ・ヒャンナムはメジャーリーグでなくてもマイナーリーグ、あるいはヨーロッパのセミプロリーグでも海外に進出できればかまわないと語っている。チェ・ヒャンナムは1990年高校卒業後ヘテ(キアの前身)に入団したが実力を発揮できず、1997年LGへ移籍し先発投手として活躍した。2004年にキアへ移籍したがそのオフに海外進出を夢見た。まずは日本プロ野球・千葉ロッテに売り込みをかけたが失敗し、今年2月に渡米したが前述のようにどの球団とも契約に至らなかった。今季の成績は12試合に登板、2勝5敗1S、防御率4.10。通算成績は182試合に登板、44勝49敗6S、防御率3.91。
(文責:ふるりん)