DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  韓国シリーズ開幕 サムソンが代打キム・ジェゴルの逆転打で先勝

韓国シリーズ 第1戦
トゥサン 2−5 サムソン  (大邱

(勝)ハリッカラ 1勝  (セーブ)オ・スンファン 1S  (敗)リオス 1勝1敗
 2005年の韓国シリーズ第1戦はサムソンの本拠地・大邱(テグ)に1万2000人の満員の観衆を集め、サムソンの先発がハリッカラ(11試合、3勝2敗、防御率3.71)、トゥサンがリオス(32試合、15勝13敗、防御率3.51)と外国人投手どうしの対決となった。試合開始前には盛大なセレモニーが行われ、国歌斉唱は女性歌手パク・チョンヒョン、始球式は人気女優ハン・ヘェジンがつとめた。
 プレーオフを3連勝で勝ち抜いた勢いに乗るトゥサンは1回表、1死2,3塁のチャンスでキム・ドンジュの内野ゴロの間に3塁走者が生還し1点を先制すると、さらにホン・ソンフンのタイムリーで1点を追加する。サムソンは3回裏、リオスが連続死球でピンチを招くと、チョ・ドンチャンのタイムリーで1点を返す。
 そしてサムソンは5回裏、無死2,3塁のチャンスでチョ・ドンチャンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し2−2の同点に追いつく。続くパク・チョンホはスクイズを試みたが、ファールの打球が左手に当たって負傷し打席に立てなくなり、仕方なく代打キム・ジェゴルが送られた。だがキム・ジェゴルは2塁打を放ち、3塁走者が生還し3−2と逆転する。7回裏にはトゥサンの2番手イ・ジェウからキム・ジェゴルの2打席連続タイムリーで1点を追加すると、代わった4番手イ・ジェヨンからキム・ハンスの内野ゴロの間にもう1点を奪う。
 ハリッカラは5回を2失点に抑えると、6回からはクォン・オジュン、ルーキーながらも守護神をつとめるオ・スンファンが2回ずつ投げ、トゥサンに反撃を許さずサムソンがまず1勝をあげた。第2戦は16日14時から、サムソンの先発がペ・ヨンス(31試合、11勝11敗2S、防御率2.86)、トゥサンの先発がランデル(元読売、29試合、12勝7敗、防御率3.25)で開始される。


(文責:ふるりん