SK 7−1 サムソン (大邱)
(勝)チェ・ビョンニョン 7勝7敗 (敗)ペ・ヨンス 11勝9敗2S
(本塁打) SK : キム・ジェヒョン 18,19号、チェ・イクソン 3号 サムソン : キム・ヨンボク 1号
1週間ぶりの試合となった2位SKは2回表、首位サムソンの先発ペ・ヨンスからチョン・ギョンベのタイムリーで1点を先制すると、5回表にはチョ・ドンファのタイムリーなどで2点を追加する。さらにSKは6回表サムソンの2番手アン・ジマンからキム・ミンジェのタイムリーで1点、7回表にはサムソンの3番手オ・サンミンからキム・ジェヒョンの本塁打で1点を追加していく。
SKの先発チェ・ビョンニョンは6回途中まで無失点に抑える。サムソンは7回裏SKの3番手チョ・ウンチョンからキム・ヨンボクのプロ3年目での初本塁打で1点を返すが、SKは9回表サムソンの6番手チ・スンミンからキム・ジェヒョンが2打席連続本塁打を放つと、さらに代わった7番手オ・スンファンからチェ・イクソンまでもが本塁打を放ち2点を追加する。
この大量リードをチョン・デヒョン、チョン・ウラム、ユン・ギルヒョンらのリリーフ陣がしっかり守り、SKが勝利しサムソンとのゲーム差を3.5に縮めた。今季最終戦となったこのカードは、9勝7敗2分けとSKが勝ち越し、予想されるポストシーズンでの対戦に大きな弾みをつけた。
トゥサン 7−1 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)リオス 13勝12敗 (敗)イ・サンモク 6勝7敗
(本塁打) トゥサン : チェ・ギョンファン 3号、アン・ギョンヒョン 4号 ロッテ : イ・デホ 21号
3位トゥサンは3回表、ロッテの先発イ・サンモクからチェ・ギョンファンの2ランで先制すると、4回表にはアン・ギョンヒョンの本塁打で1点を追加する。ロッテは4回裏トゥサンの先発リオスからイ・デホの自己新となる第21号本塁打で1点を返すが、トゥサンは5回表ロッテの2番手ヨム・ジョンソクからホン・ソンフンやチャン・ウォンジンのタイムリーなどで3点を追加すると、6回表には4番手イ・ミョンウからムン・フィソンのタイムリーで1点を奪う。
リオスは8回まで1失点に抑えると、9回はイ・ジェヨンが抑えトゥサンが勝利した。トゥサンは2位SKとの2ゲーム差をキープし、首位サムソンとのゲーム差を5.5に縮めた。
キア 1−2 現代 (水原)
(勝)ソン・スンナク 5勝9敗 (セーブ)チョ・ヨンジュン 2勝1敗24S (敗)ブランク 4勝3敗
(本塁打) 現代 : サットン 31号、チョン・ソンフン 17号
両チームともに開幕前は優勝争いをすると思われていたが、気がつけばともにポストシーズン進出権のある4位以上進出の可能性が消えてしまい、注目度の低い最下位攻防戦となった。昨季の覇者だが現在7位の現代は1回裏、最下位キアの先発ブランクからサットンの本塁打王争い独走の31号で1点を先制する。キアは2回表、現代の先発でルーキーのソン・スンナクからイ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで1−1の同点に追いつく。現代は4回裏、チョン・ソンフンの本塁打で1点を勝ち越す。
この1点のリードを6回以降ノ・ファンス、ファン・ドゥソン、守護神チョ・ヨンジュンのリレーで守りきった現代が勝利し、キアとのゲーム差を2.5に広げた。先発で好投しながらも勝ち星にめぐまれなかったソン・スンナクは40日ぶりの勝利。キアはイ・ジョンボムの4安打の大活躍にもかかわらず1点が遠かった。今季最終戦となったこのカードは10勝8敗と現代が勝ち越した。