DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  サムソン、トゥサンから1日で首位奪回  ソン・ミンハン(ロッテ)、最多勝争いトップの6勝目  LG4連勝で4位浮上

トゥサン 2−7 サムソン  (大邱

(勝)ペ・ヨンス 5勝3敗  (敗)クム・ミンチョル 1敗
本塁打) サムソン : パク・ハニ 4号
 この試合において、イ・スンヨプ56号フィーバーに沸いていた2003年10月以来、サムソンの本拠地である大邱(テグ)公設野球場では平日の試合として約2年ぶりに観客が1万人を突破した。トゥサンは1回表、サムソンの先発ペ・ヨンスからホン・ソンフンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し1点を先制すると、2回表にはルーキーのユン・スンギュンのプロ初打点となるタイムリーで1点を追加する。2回裏サムソンはトゥサンの先発でプロ初登板の高卒ルーキーのクム・ミンチョルから1点を返すと,4回裏にはパク・ハニの2ランで3−2と逆転に成功する。
 そして6回裏、サムソンはパク・チョンホの犠牲フライやキム・ジョンフンのタイムリーなどで4点を追加した。ペ・ヨンスは7回で降板し、あとはクォン・オジュンらのリリーフ陣がトゥサンに反撃を許さず、サムソンが勝利し1日で再びトゥサンから首位の座を奪還した。
 

ロッテ 8−1 SK  (仁川・文鶴)

(勝)ソン・ミンハン 6勝1敗  (敗)コ・ヒョジュン 1勝2敗
本塁打) ロッテ : イ・デホ 9号  SK : キム・テギュン 2号、キム・ミンジェ 1号
 ロッテは2回表、SKの先発コ・ヒョジュンからカン・ミンホのタイムリーで1点を先制すると、3回表にはSKの2番手ユン・ギルヒョンからソン・インホとチェ・ジュンソクのタイムリーで4点を追加する。SKは7回裏、ロッテの先発ソン・ミンハンからチョン・ギョンベのタイムリーでやっと1点を返すが、ロッテは8回表チェ・ジュンソクとチョン・スグンのタイムリーで3点を追加する。イ・ジョンフンらのリリーフ陣もSKに反撃を許さず、ロッテが勝利した。ソン・ミンハンは最多勝争い単独トップの6勝目。
  

ハンファ 4−7 LG  (ソウル・蚕室)

(勝)キム・ミンギ 2勝4敗  (セーブ)シン・ユノ 1勝2敗8S (敗)チ・ヨンギュ 1敗7S
本塁打) LG : イ・ソンヨル 1号、マテオ 4号 
 LGは2回裏相手のエラーで1点を先制するが、5回表ハンファは満塁のチャンスでデービスがLGの先発キム・グァンサムから押し出しの四球を選び、1−1の同点にする。ハンファは8回表、LGの4番手キム・ミンギからシン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を勝ち越すと、この回イム・スミンやキム・インチョルらにもタイムリーが出てさらに2点を奪う。
 しかし7回裏、好投した先発チョン・ミンチョル(元読売)の後を受けたハンファのリリーフ陣が打たれ、まず3番手のチ・ヨンギュがイ・ソンヨルにプロ初本塁打となる3ランを打たれ、4−4の同点とされる。そしてこの回ハン・ギュシクに勝ち越しタイムリーを許すと、マテオにも2ランを打たれリードを広げられた。9回表ハンファの攻撃はLGの抑えシン・ユノによって無得点に終わり、LGが逆転勝ちを収めた。8回に3失点し勝ち越しを許したキム・ミンギは、幸運にも2試合連続の勝ち投手となった。LGは4連勝で4位に浮上。ハンファは5連敗。
 

現代 5−6 キア  (光州)

(勝)キム・フィゴル 1勝  (セーブ)ユン・ソンミン 2S  (敗)チョン・ジュンホ 2勝4敗  
本塁打) キア : イ・ジェジュ 1号
 現代は1回表、満塁の場面でキアの先発キム・ジヌの暴投で3塁走者が生還し1点を先制すると、2回表にはチョン・ソンフンのタイムリーなどで2点を追加する。3回裏キアは現代の先発チョン・ジュンホからイ・ジェジュの3ランで同点に追いつくと、4回裏現代の一塁手イ・スンヨンのエラーにより勝ち越し、イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで6−3とリードを広げる。
 現代はキアの2番手キム・フィゴルから5回表に1点、6回表にチョン・スソンのタイムリーで1点を返し、6−5と1点差に迫る。現代の2番手で高卒ルーキーのイ・ボグンも好投し4回以降現代に得点を許さなかった。だがキアのリリーフ陣も現代に同点のホームを許さず、最後は高卒ルーキーのユン・ソンミンが何とか抑えキアが接戦を制した。なお現代のキム・ジェバク監督は、監督として史上6人目の1200試合出場を達成した。同監督は1996年に現代ユニコーンズ初代監督に就任し、以来10年間指揮を続け4度の韓国シリーズ制覇を達成した。