トゥサン 2−7 サムソン (大邱)
(勝)ペ・ヨンス 5勝3敗 (敗)クム・ミンチョル 1敗
(本塁打) サムソン : パク・ハニ 4号
この試合において、イ・スンヨプ56号フィーバーに沸いていた2003年10月以来、サムソンの本拠地である大邱(テグ)公設野球場では平日の試合として約2年ぶりに観客が1万人を突破した。トゥサンは1回表、サムソンの先発ペ・ヨンスからホン・ソンフンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し1点を先制すると、2回表にはルーキーのユン・スンギュンのプロ初打点となるタイムリーで1点を追加する。2回裏サムソンはトゥサンの先発でプロ初登板の高卒ルーキーのクム・ミンチョルから1点を返すと,4回裏にはパク・ハニの2ランで3−2と逆転に成功する。
そして6回裏、サムソンはパク・チョンホの犠牲フライやキム・ジョンフンのタイムリーなどで4点を追加した。ペ・ヨンスは7回で降板し、あとはクォン・オジュンらのリリーフ陣がトゥサンに反撃を許さず、サムソンが勝利し1日で再びトゥサンから首位の座を奪還した。
ロッテ 8−1 SK (仁川・文鶴)
(勝)ソン・ミンハン 6勝1敗 (敗)コ・ヒョジュン 1勝2敗
(本塁打) ロッテ : イ・デホ 9号 SK : キム・テギュン 2号、キム・ミンジェ 1号
ロッテは2回表、SKの先発コ・ヒョジュンからカン・ミンホのタイムリーで1点を先制すると、3回表にはSKの2番手ユン・ギルヒョンからソン・インホとチェ・ジュンソクのタイムリーで4点を追加する。SKは7回裏、ロッテの先発ソン・ミンハンからチョン・ギョンベのタイムリーでやっと1点を返すが、ロッテは8回表チェ・ジュンソクとチョン・スグンのタイムリーで3点を追加する。イ・ジョンフンらのリリーフ陣もSKに反撃を許さず、ロッテが勝利した。ソン・ミンハンは最多勝争い単独トップの6勝目。
ハンファ 4−7 LG (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ミンギ 2勝4敗 (セーブ)シン・ユノ 1勝2敗8S (敗)チ・ヨンギュ 1敗7S
(本塁打) LG : イ・ソンヨル 1号、マテオ 4号
LGは2回裏相手のエラーで1点を先制するが、5回表ハンファは満塁のチャンスでデービスがLGの先発キム・グァンサムから押し出しの四球を選び、1−1の同点にする。ハンファは8回表、LGの4番手キム・ミンギからシン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を勝ち越すと、この回イム・スミンやキム・インチョルらにもタイムリーが出てさらに2点を奪う。
しかし7回裏、好投した先発チョン・ミンチョル(元読売)の後を受けたハンファのリリーフ陣が打たれ、まず3番手のチ・ヨンギュがイ・ソンヨルにプロ初本塁打となる3ランを打たれ、4−4の同点とされる。そしてこの回ハン・ギュシクに勝ち越しタイムリーを許すと、マテオにも2ランを打たれリードを広げられた。9回表ハンファの攻撃はLGの抑えシン・ユノによって無得点に終わり、LGが逆転勝ちを収めた。8回に3失点し勝ち越しを許したキム・ミンギは、幸運にも2試合連続の勝ち投手となった。LGは4連勝で4位に浮上。ハンファは5連敗。
現代 5−6 キア (光州)
(勝)キム・フィゴル 1勝 (セーブ)ユン・ソンミン 2S (敗)チョン・ジュンホ 2勝4敗
(本塁打) キア : イ・ジェジュ 1号
現代は1回表、満塁の場面でキアの先発キム・ジヌの暴投で3塁走者が生還し1点を先制すると、2回表にはチョン・ソンフンのタイムリーなどで2点を追加する。3回裏キアは現代の先発チョン・ジュンホからイ・ジェジュの3ランで同点に追いつくと、4回裏現代の一塁手イ・スンヨンのエラーにより勝ち越し、イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで6−3とリードを広げる。
現代はキアの2番手キム・フィゴルから5回表に1点、6回表にチョン・スソンのタイムリーで1点を返し、6−5と1点差に迫る。現代の2番手で高卒ルーキーのイ・ボグンも好投し4回以降現代に得点を許さなかった。だがキアのリリーフ陣も現代に同点のホームを許さず、最後は高卒ルーキーのユン・ソンミンが何とか抑えキアが接戦を制した。なお現代のキム・ジェバク監督は、監督として史上6人目の1200試合出場を達成した。同監督は1996年に現代ユニコーンズ初代監督に就任し、以来10年間指揮を続け4度の韓国シリーズ制覇を達成した。