4月2日、韓国プロ野球は盛大に開幕した。各球場では開幕セレモニーが行われ、SK−現代(水原)ではイ・へチャン国務総理が総理としては史上初めてプロ野球の始球式を行った。ほかにハンファ−キア(光州)では試合前に芸能人チームとキアのコーチ陣による親善試合が行われた。
ロッテ 0−4 サムソン (大邱)
(勝)ペ・ヨンス 1勝 (敗)ヨム・ジョンソク 1敗
(本塁打) サムソン : チョ・ドンチャン 1号、キム・ハンス 1号
サムソンは2回裏、ロッテの先発ヨム・ジョンソクからチョ・ドンチャンの本塁打で1点を先制すると、5回裏にはシム・ジョンスのタイムリーで1点を追加する。8回裏キム・ハンスの2ランでだめを押したサムソンは、先発で昨季のMVPペ・ヨンスがロッテ打線をわずか4安打に抑え完封し、ソン・ドンヨル新監督(元中日)に公式戦初勝利をプレゼントした。無四球での開幕戦完封勝利は史上初。
SK 5−5 現代 (水原)
(本塁打) SK : イ・ホジュン 1号、キム・ジェヒョン 1号 現代 : イ・スンヨン 1号、キム・ドンス 1号、チョン・ソンフン 1号
SKは1回表、現代の先発キム・スギョンからパク・チェホン(キアから移籍)が押し出しの四球を選び1点を先制する。現代はその裏SKの先発キム・ウォンヒョンからイ・スンヨンがソロ本塁打を放ち1−1の同点に追いつく。3回表SKはイ・ホジュンのソロ本塁打で1点を勝ち越すが、現代はその裏チョン・ソンフンのソロ本塁打で2−2の同点に追いつくと、キム・ドンスの2ランで勝ち越す。
現代は調子のよくなかったキム・スギョンに代えて6回から2番手ソン・シニョンをマウンドに送るが、LGからFA移籍したキム・ジェヒョンに逆転3ランを許す。だがその裏現代は代打イ・テックンがSKの2番手ウィ・ジェヨン(現代から移籍)から同点タイムリーを放ち5−5となる。その後両チームはチャンスを作るが勝ち越せず、試合は延長12回を終えても決着がつかなかったため、規定により引き分けとなった。
LG 5−14 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ランデル 1勝 (敗)チャン・ムンソク 1敗
(本塁打) トゥサン : キム・チャンフィ 1号
LGは1回表、トゥサンの先発の新外国人ランデル(元読売)から新外国人コリアーのタイムリーで1点を先制する。だがトゥサンはその裏、LGの先発チャン・ムンソクからキム・ドンジュのタイムリーで同点に追いつくと、アン・ギョンヒョンのタイムリーなどで3点を勝ち越す。その後トゥサンは打線が爆発し、18安打で14点を奪いライバルLGに大勝した。ランデルは6回途中まで被安打7、2失点とあまりいい内容ではなかったが、韓国初勝利をあげた。
ハンファ 13−3 キア (光州)
(勝)ソン・ジヌ 1勝 (敗)リオス 1敗
(本塁打) ハンファ : キム・テギュン 1号、キム・インチョル 1号 キア : チャン・ソンホ 1号
キアは1回裏、ハンファの先発ソン・ジヌ(史上最多の通算182勝)からホン・セワンのタイムリーで2点を先制する。ハンファは2回表、キアの先発で昨季の最多勝投手リオスからキム・テギュンの本塁打で1点を返すと、3回表にはデービスやイ・ボムホのタイムリーなどで4点をあげ逆転に成功する。ハンファは終盤に打線が爆発し16安打で13得点をあげた。ソン・ジヌはその後チャン・ソンホの一発だけにキア打線を抑え、7回を3失点でしのぎ開幕戦で通算183勝目をあげた。
(文責:ふるりん)