韓国プロ野球は8日からポストシーズンに突入し、準プレーオフ第1戦キア−トゥサンが行なわれた。最近兵役逃れ問題でプロ野球人気の危機が叫ばれていたが、8日のソウル・蚕室(チャムシル)野球場には、公式戦の平均動員数を大きく上回る22262人の観衆が詰め掛け、その心配を一蹴した。第2戦は9日、キアの本拠地光州(クァンジュ)で行われる。
準プレーオフ第1戦 キア 8−11 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ラス 1勝 (敗)リオス 1敗
(本塁打) キア : ソン・ジファン 1号 トゥサン : アルカントゥラ 1,2号、アン・ギョンヒョン 1,2号
ポストシーズン開幕を飾る準プレーオフ第1戦は、キアの先発がリオス、トゥサンの先発がラス(元読売)と最多勝投手同士の対決となった。2回裏トゥサンはアルカントゥラの2ランで先制すると、3回裏にチェ・ギョンファンのタイムリーで1点追加した後、アルカントゥラに2打席連続の3ランが飛び出しリオスから計6点を奪いノックアウトする。
4回表キアはパク・チェホンのタイムリーなどで3点を返すが、5回裏トゥサンはアン・ギョンヒョンがキアの3番手マニョンから3ランを放つと、アン・ギョンヒョンは7回裏4番手のイ・ガンチョルから2打席連続の2ランを打ち、11−3と大量リードを奪う。
8回表キアはマ・ヘヨンのタイムリーで1点を返しラスを降板させると、ソン・ジファンが2番手のチョン・ジェフンから3ランを放ち11−7と4点差に迫る。9回表もキアはチャン・ソンホのタイムリーで1点を返すが、最後はトゥサンの守護神ク・ジャウンに抑えられ、キアが準プレーオフ緒戦を制した。