キアは26日、成績不振のためキム・ソンハン監督を電撃解任した。キアは今季の優勝に向け、長打力不足を補うためFAでサムソンからマ・ヘヨンを、抑え投手強化のためFAで現代からチョ・ギュジェを獲得した。だが2人とも期待には応えきれず、主力投手の1人キム・ジヌがひざの手術のため出場できないなど、不運も重なり開幕ダッシュに失敗し、優勝争いになかなか加われないでいた。
25日のSK戦でキアは5連敗して5位に転落し、チーム再生の劇薬としてキム・ソンハン監督の解任に踏み切った。後任はユ・ナムホヘッドコーチが昇格し、今季の残り試合の指揮を取ることとなった。キム・ソンハン監督は2000年11月ヘテタイガースの監督に就任し、2001年にはヘテがキアに身売りした後、キアの初代監督となった。02年、03年と公式戦2位と安定した戦績を残し、03年オフには2年契約を結んでいたが、無念ながらもシーズン半ばにして監督の座を追われることとなった。