ハンファは5日、今季限りで契約が切れるがチームを韓国シリーズ準優勝まで導いたキム・インシク監督（59）と契約金3億5000万ウォン（約4400万円）、年俸3億5000万ウォンの3年契約総額14億ウォン（約1億7620万円）で契約を延長した、と発表した。キム・インシク監督はプロでの選手経験はなく、ヘテのコーチを経て1990年サンバンウルの監督に就任、1995年から2003年までトゥサンの監督を務め、チームを２度の韓国シリーズ優勝に導いた。
2005年からハンファの監督に就任し、その年低迷していたチームを公式戦4位、プレーオフ進出まで導き注目を集めた。今季はク・デソン（元オリックス）が復帰し、高卒新人三冠王投手リュ・ヒョンジンの大活躍、ベテランのムン・ドンファンの好調などもあって公式戦を3位で終え、キアとの準プレーオフ、現代とのプレーオフを勝ち抜いたが、韓国シリーズはサムソンの前に1勝4敗1分で敗れた。だが球団側はキム・インシク監督の手腕を高く評価し、契約延長に至ったものと思われる。なおキム・インシク監督は2002年アジア大会代表監督（優勝）、2006年ＷＢＣ（ワールドベースボールクラシック）代表監督（ベスト4）もつとめ、選手を深く信頼し短期決戦に長けた采配で、韓国球界屈指の名将としての地位を不動のものにしている。
（文責：ふるりん）
