DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

FAオ・テゴンと再契約

 SSGランダースは11月24日、2023年のFA(フリーエージェント)選手だったオ・テゴン外野手(31)と2023年から契約期間4年、契約金6億ウォン、年俸10億ウォン、オプション2億ウォンの総額最大18億ウォンで再契約した。

 右打者のオ・テゴンは高校卒業後2010年にロッテジャイアンツへ入団、2015年には122試合に出場した。2017年シーズン途中の4月にKTウォズへトレードで移籍、2017年に自身最多の135試合に出場、2018年に自身最多の12本塁打を記録した。2020年シーズン途中の8月にSKワイバーンス(2021年よりSSGランダース)へトレードで移籍した。2022年シーズンは内外野のユーティリティープレイヤーとして130試合に出場、打率.232、4本塁打、23打点、11盗塁の成績で韓国シリーズ優勝に貢献した。プロ13年間の通算成績は954試合に出場、打率.262、602安打、57本塁打、264打点、105盗塁。

 

(文責 : ふるりん

FAキム・サンス、KTと契約

 KTウィズは11月24日、2023年のFA(フリーエージェント)選手だったキム・サンス内野手(32)と2023年から契約期間4年、契約金8億ウォン、年俸15億ウォン、オプション6億ウォンの総額最大29億ウォンで契約した。

 右打者のキム・サンスは高校卒業後の2009年にサムソンライオンズへ入団、新人の年に一軍で97試合に出場するとその後ショートのレギュラーとして活躍、2014年までサムソンの韓国シリーズ4連覇に貢献した。2014年には盗塁王の個人タイトルを受賞、仁川アジア競技大会に韓国代表として出場、優勝により兵役免除の恩典を得た。そのほか2013 WBCワールドベースボールクラシック)、2015,2019 WBSCプレミア12の韓国代表にも選ばれた。

 2018年シーズン終了後に初めてFAとなりサムソンと再契約した。2022年シーズンは72試合に出場、打率.251、2本塁打、29打点、2盗塁と出場機会が減り、シーズン終了後に2度目のFAとなった。プロ14年間の通算成績は1552試合に出場、打率.271、1379安打、55本塁打、549打点、251盗塁。

 なお、キム・サンスは2023年のFA選手では等級Bとなり、KTは規定により前所属球団のサムソンに2022年の年俸(2億5000万ウォン)に相当する補償金と補償選手(25名の保護選手以外)か、2022年の年俸の2倍に相当する補償金のどちらかを譲渡しなければならない。

 

(文責 : ふるりん

フューチャースFAのイ・ヒョンジョン、キウムと契約

 キウムヒーローズは11月24日、2023年のフューチャースFA選手となっていたイ・ヒョンジョン外野手(33)と2023年から契約期間4年、年俸20億ウォンで契約した。

 右打者のイ・ヒョンジョンは高校卒業後の2008年にLGツインスへ入団、2016年に初めて一軍に出場、128試合に出場した2017年から外野の主力として活躍を続け、2018年から2021年までは4年連続でシーズン10本塁打以上を記録した。しかし2022年は故障などで26試合の出場に留まり、一軍での出場機会に恵まれなかったがフューチャースリーグ(二軍リーグに相当)での試合出場数が多かった選手が資格を得るフューチャースリーグFAの資格を得た。プロ15年間の通算成績は624試合に出場、打率.281、544安打、63本塁打、254打点、28盗塁。

 なお、フューチャースFAの選手と契約した場合は規定によりキウムは前所属球団のLGに2022年の年俸(1億2000万ウォン)に相当する補償金を譲渡しなければならず、補償選手の譲渡は必要がない。

 

(文責 : ふるりん)

新外国人選手ボー・サルサー投手と契約

 KTウィズは11月24日、2023年シーズンの新外国人選手としてボー・サルサー投手(28)と総額74万ドルで契約した。

 アメリカ合衆国出身の右腕ボー・サルサーは2017年よりMLBピッツバーグパイレーツと契約、2022年に初めてパイレーツでメジャーリーグに昇格、シーズン途中の5月にボルティモアオリオールスへ移籍、2チーム合計で10試合に登板、勝敗なし、防御率3.63の成績だった。またAAA級マイナーリーグでの成績は20試合に登板、3勝4敗、防御率4.13の成績だった。マイナーリーグ5年間での通算成績は133試合に登板、25勝28敗11セーブ、防御率4.12。

 また2022年シーズン終了時点でKTが契約していたオドリサメル・デスパイネ投手、ウェス・ベンジャミン投手、アンソニー・アルフォード外野手と3名の外国人選手の去就は未定である。

 

(文責 : ふるりん

FAパク・セヒョク、NCと契約

 NCダイノスは11月24日、2023年のFA(フリーエージェント)選手だったパク・セヒョク捕手(32)と2023年から契約期間4年、契約金18億ウォン、年俸24億ウォン、インセンティブ4億ウォンの総額最大46億ウォンで契約した。

 左打者のパク・セヒョクは大学卒業後の2012年にトゥサンベアースへ入団、控え捕手として起用されてきたが、正捕手だったヤン・ウィジがFAでNCへ移籍すると2019年から正捕手となり韓国シリーズ優勝に貢献、同年のWBSCプレミア12に韓国代表として出場した。2022年シーズンは128試合に出場、打率.248、3本塁打、41打点、2盗塁の成績で、シーズン終了後初めてFAとなった。そしてヤン・ウィジもFAとなりトゥサンと契約したため、パク・セヒョクはNCと契約したと思われる。プロ11年間の通算成績は782試合に出場、打率.259、508安打、24本塁打、259打点、28盗塁。

 なお、パク・セヒョクは2023年のFA選手のうち等級Aであり、トゥサンは前所属先のNCに2022年の年俸(3億ウォン)の2倍の補償金と補償選手(20名の保護選手以外)1名、または2022年の年俸の3倍の補償金を譲渡しなければならない。

 

(文責 : ふるりん

FAイ・テヤン、古巣ハンファと契約

 ハンファイーグルスは11月23日、2023年のFA(フリーエージェント)選手だったイ・テヤン投手(32)と2023年より契約期間4年、契約金8億ウォン、年俸17億ウォンの総額25億ウォンで契約した。

 右腕イ・テヤンは高校卒業後の2010年にハンファへ入団、2012年に一軍で初登板を記録した。2014年に先発として起用され一軍初勝利を含む7勝を記録、同年の仁川アジア競技大会に韓国代表として出場、優勝により兵役免除の恩典を得た。2015年は故障で一軍登板がなく、2018年よりリリーフに転向した。2020年シーズン途中の6月にSKワイバーンス(2021年よりSSGランダース)にトレードで移籍、SSGでは主に先発として起用され2022年シーズンは30試合に登板、8勝3敗1ホールド、防御率3.62の成績で韓国シリーズ優勝に貢献、シーズン終了後に初めてFAとなり古巣へ復帰することになった。プロ13年間の通算成績は348試合に登板、35勝49敗1セーブ31ホールド、防御率5.11。

 なおイ・テヤンは2023年のFA選手では等級Cのため、ハンファは規定により前所属先のSSGにイ・テヤンの2022年の年俸(1億2000万ウォン)の1.5倍の補償金を譲渡しなければならないが、補償選手は必要ない。

 

(文責 : ふるりん

FAパク・ミヌと再契約

 NCダイノスは11月23日、2023年のFA(フリーエージェント)選手だったパク・ミヌ内野手(29)と2023年から2030年まで契約期間8年、うち5年最大90億ウォン(オプション10億ウォン含む)、6年目以降契約実行の場合総オプション50億ウォンで最大総額140億ウォンで再契約した。

 左打者のパク・ミヌは高校卒業後の2012年にNCへ入団、2013年に一軍で初出場し2014年から主力の二塁手として活躍し同年新人王を受賞した。2018年ジャカルタパレンバンアジア競技大会に韓国代表として出場し、優勝による兵役免除の恩典を受けた。2019 WBSCプレミア12などにも韓国代表として出場した。2022年シーズンは2021年からの出場停止処分もあり104試合に出場、打率.267、4本塁打、38打点、21盗塁の成績だった。プロ11年間の通算成績は1038試合に出場、打率.320、1189安打、29本塁打、392打点、217盗塁。

 

(文責 : ふるりん