DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位キア5連勝  最下位KT、8連敗から脱出

 7月14〜15日に2017年プロ野球オールスター戦(大邱)が開催されるため公式戦のレギュラーシーズンは中断され、7月18日より再開される。


NC 1−7 キア  (光州)
(勝)ヤン・ヒョンジョン 13勝3敗  (敗)チャン・ヒョンシク 4勝4敗
本塁打) キア : イ・ミョンギ 5号、キム・ジュチャン 5号
 キアは1回裏にNCの先発チャン・ヒョンシクから5番ナ・ジワンのタイムリーで1点を先制した。NCは2回表にキアの先発ヤン・ヒョンジョンから8番ソン・シホンのタイムリーで1-1の同点に追いついた。キアは4回裏に9番キム・ソンビン、1番イ・ミョンギ、2番キム・ジュチャンのタイムリーで4点を勝ち越しチャン・ヒョンシクをノックアウトした。
 キアは7回表から2番手イム・ギヨンを登板させ、7回裏にNCの2番手カン・ユングからイ・ミョンギ、キム・ジュチャンの2者連続本塁打で2点を追加した。NCの3番手チェ・グムガンは追加点を与えなかった。3番手キム・ユンドンが相手の反撃を断ち、首位キアが5連勝となった。6回を1失点に抑えたヤン・ヒョンジョンは13勝目で、プロ野球史上28人目の個人通算100勝を達成。キア打線ではイ・ミョンギが3安打1本塁打3打点、キム・ジュチャンが3安打1本塁打2打点と活躍。2位NCは投打ともに圧倒され3連敗。
 

LG 9−1 SK  (仁川)
(勝)キム・デヒョン 3勝3敗  (敗)ユン・ヒィサン 4勝2敗
本塁打) LG : ぺク・チャンス 3号、オ・ジファン 7号、カン・スンホ 1号  SK : チェ・ジョン 31号
 LGは1回表にSKの先発ユン・ヒィサンから1番ぺク・チャンスの2試合連続先頭打者本塁打(プロ野球史上2人目)で1点を先制し、3回表に5番キム・ジェユルのタイムリーなどで2点、4回表に7番オ・ジファンの本塁打で1点、5回表に6番カン・スンホのプロ5年目での初本塁打で1点を追加した。LGは6回表にSKの2番手イ・ゴヌクからキム・ジェユルのタイムリーで2点を追加し、6回裏途中から2番手チン・ヘスを登板させた。
 LGは7回表にSKの3番手キム・チャンホから代打イ・ヒョンジョンのタイムリーで1点を追加した。SKは8回表から4番手シン・ジェウンを登板させ、8回裏にLGの3番手シン・ジョンナクから3番チェ・ジョンの本塁打で1点を返した。SKの5番手パク・ヒィスは9回表を無失点に抑えた。4番手の高卒新人コ・ウソクが9回裏に相手の反撃を断ち、6位LGが勝利した。6回途中まで無失点に抑えたキム・デヒョンが3勝目。LG打線ではキム・ジェユルが3打点、8番ユ・ガンナムが3安打と活躍。3位SKでは先発ユン・ヒィサンが6失点で打線も不発に終わった。

 
ネクセン 4−8 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ニッパート 9勝6敗  (敗)クム・ミンチョル 4勝2敗
本塁打) トゥサン : キム・ジェホ 4号
 トゥサンは1回裏にネクセンの先発クム・ミンチョルから4番キム・ジェファン、6番オ・ジェイル、7番キム・ジェホのタイムリーで3点を先制した。ネクセンは2回表にトゥサンの先発ニッパートから9番パク・トンウォンのタイムリーで1点、3回表に4番キム・ハソンの内野ゴロの間に1点を返した。トゥサンは4回裏にネクセンの2番手ユン・ヨンサムからキム・ジェホの満塁本塁打でリードを広げた。ネクセンの3番手シン・ジェヨンは5回裏、4番手の大卒新人キム・ソンミンは6回裏、5番手チョン・デヒョンは7回裏を無失点に抑えた。
 トゥサンは7回表途中から2番手ハム・トクチュ、8回表途中から3番手イ・ヒョンスンを登板させ、8回裏にネクセンの6番手オ・ジュウォンから1番ホ・ギョンミンのタイムリーで1点を追加した。ネクセンは9回表にトゥサンの4番手イ・ヨンチャンから9番パク・トンウォンのタイムリーなどで2点を返したが、5位トゥサンが逃げ切り勝利した。7回途中まで2失点に抑えたニッパートは9勝目。トゥサン打線ではキム・ジェホが1本塁打5打点と活躍。4位ネクセンは先発クム・ミンチョルが3回途中6失点と振るわなかった。


ロッテ 4−6 ハンファ  (大田)
(勝)ユン・ギュジン 5勝5敗4S  (セーブ)チョン・ウラム 4勝3敗16S  (敗)パク・セウン 9勝3敗
本塁打) ロッテ : バーンズ 9号  ハンファ : チョン・グヌ 10号、イ・ソンヨル 16号
 ハンファは1回裏にロッテの先発パク・セウンから1番チョン・グヌの先頭打者本塁打で1点を先制し、2回裏に5番イ・ソンヨルの本塁打で1点を追加した。ロッテは3回表にハンファの先発アン・ヨンミョンから相手の暴投で1点を返し、5回表に2番ソン・アソプの犠牲フライ、3番チョン・ジュヌのタイムリーで3-2と逆転した。さらに6回表に7番バーンズの本塁打で1点を追加し、ハンファはこの回途中から2番手キム・ボムスを登板させた。
 ハンファは7回裏に代打ソン・グァンミンの走者一掃となる3点タイムリーで5-4と逆転しパク・セウンをノックアウトすると、代わったロッテの2番手イ・ジョンミンの暴投で1点を追加した。ロッテの3番手ペ・ジャンホは追加点を与えなかった。ハンファの3番手ユン・ギュジンは8回表まで無失点に抑え、ロッテの4番手チョ・ジョンフンは追加点を与えなかった。4番手チョン・ウラムが相手の反撃を断ち、8位ハンファが勝利し3連敗から脱出した。ハンファ打線ではイ・ソンヨルが3安打1本塁打1打点と活躍。7位ロッテでは先発パク・セウンが7回裏に崩れ逆転を許した。


サムソン 8−9 KT  (水原)
(勝)チュ・グォン 2勝4敗  (敗)チャン・ピルジュン 4勝6敗12S
本塁打) サムソン : イ・ウォンソク 7号  KT : ロハス 2,3号 
 KTは1回裏にサムソンの先発ウ・ギュミンから1番の新外国人ロハス先頭打者本塁打で1点を先制した。サムソンは2回表にKTの先発ローチから6番イ・ウォンソクの本塁打で1-1の同点に追いつき、3回表に相手の暴投で2-1と逆転した。KTは6回裏にロハスのこの試合2本目の本塁打で2-2の同点に追いつき、サムソンはここで2番手チャン・ウォンサムを登板させた。サムソンは7回表にKTの2番手シム・ジェミンから4番ラフのタイムリーで1点を勝ち越した。
 KTは7回裏にサムソンの3番手シム・チャンミンから9番パク・キヒョクの犠牲フライで3-3の同点に追いついた。サムソンは8回表にKTの3番手イ・サンファからチャンスを作り、代わった4番手キム・ジェユンから2番ぺ・ヨンソプ、3番ク・ジャウクのタイムリーで3点を勝ち越し、さらに代わった5番手ホン・ソンヨンから5番イ・スンヨプ(元オリックス)のタイムリーで1点を追加した。KTは8回裏にサムソンの4番手ペク・チョンヒョンから4番ユン・ソンミンのタイムリー、代わった5番手チャン・ピルジュンから5番パク・キョンスのタイムリーで計2点を返した。
 サムソンは9回表にKTの6番手チュ・グォンから3番ク・ジャウクへの押し出しの四球で1点を追加した。KTは9回裏にチャン・ピルジュンから3番イ・ジニョンの内野ゴロの間に1点を返すと、ユン・ソンミンのタイムリーで8-8の同点に追いついた。そして代打チョン・ヒョンのタイムリーで逆転サヨナラ勝ちし、最下位KTが8連敗から脱出した。KT打線ではロハスが3安打2本塁打2打点、ユン・ソンミンが3打点、連勝が3で止まった9位サムソン打線ではイ・スンヨプが3安打1打点と活躍。なおKTのイ・デヒョンは7回裏にプロ野球史上3人目となる個人通算500盗塁を達成した。