DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   2位NC、ダブルヘッダーで連勝

 29日に2016年シーズンの総観客動員数は802万8057人に達し、プロ野球史上初めて800万人を突破した。

ネクセン 9−1 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)バンヘッケン 7勝2敗  (敗)ホ・ジュンヒョク 4勝7敗
本塁打) ネクセン : パク・トンウォン 14号、イ・テックン 8号  トゥサン : パク・コヌ 20号
 トゥサンは3回裏、ネクセンの先発バンヘッケン(元埼玉西武)から1番パク・コヌの2試合連続、プロ8年目にして自身初のシーズン20本塁打で1点を先制した。ネクセンは4回表、トゥサンの先発ホ・ジュンヒョクから6番キム・ハソンのタイムリー、7番パク・トンウォンの2ラン、3番イ・テックンの3ランで6-1と逆転した。さらに5回表、トゥサンの2番手チョ・スンスから相手のエラーで1点、6回表5番キム・ミンソン、パク・トンウォンのタイムリーで2点を追加した。
 トゥサンは7回表以降3番手チン・ヤゴプ、4番手ホン・サンサム、5番手の大卒新人コ・ボンジェの継投で追加点を与えなかった。ネクセンの2番手ファン・ドッキュンが9回裏を無失点に抑え、3位ネクセンが勝利し4連敗から脱出した。7回を1失点に抑えたバンヘッケンは7勝目。ネクセン打線ではパク・トンウォンが1本塁打4打点、キム・ミンソンが3安打1打点と活躍。すでに公式戦を決めたトゥサンは乱調の先発ホ・ジュンヒョクが5回途中で降板し、打線も沈黙した。


サムソン 5−10 NC  (馬山・ダブルヘッダー第1戦)
(勝)ハッカー 12勝3敗  (敗)チャ・ウチャン 12勝6敗
本塁打) サムソン : ク・ジャウク 14号、チェ・ヒョンウ 31号、パク・ハニ 13号  NC : モ・チャンミン 5号
 NCは1回裏、サムソンの先発チャ・ウチャンから4番テームズのタイムリーで1点を先制した。さらに4回裏9番キム・テグン、1番イ・ジョンウク、2番パク・ミヌ、テームズ、5番クォン・ヒィドンのタイムリー、6番モ・チャンミンの2ランで9点を追加し、チャ・ウチャンをノックアウトした。サムソンは6回表3番ク・ジャウク、4番チェ・ヒョンウの2者連続本塁打で2点を返し、2番手キム・ドンホは7回裏まで、サムソンの3番手の大卒新人キム・スンヒョンは8回裏を無失点に抑えた。
 サムソンは9回表、NCの2番手キム・ジンソンから2番パク・ハニの3ランで反撃したが、2位NCが勝利した。8回途中まで2失点に抑えたハッカーは12勝目。NC打線ではテームズが3安打3打点と活躍。7位サムソンは先発チャ・ウチャンが4回途中まで10失点と乱調で、打線も本塁打3本だけでつながらなかった。


サムソン 4−5 NC  (馬山・ダブルヘッダー第2戦)
(勝)イ・ジェハク 11勝4敗  (セーブ)イ・ミンホ 9勝8敗2S  (敗)チェ・チュンヨン 2敗
本塁打) サムソン : イ・スンヨプ 26号
 NCは1回裏、サムソンの先発の高卒新人チェ・チュンヨンから相手のボーク、5番イ・ホジュンのタイムリーで2点を先制し、3回裏6番クォン・ヒィドンへの押し出しの四球で1点を追加してチェ・チュンヨンをノックアウトした。さらに代わったサムソンの2番手シン・ヨンウンから7番モ・チャンミンの犠牲フライでもう1点を追加した。NCの先発イ・ジェハクは5回表まで無失点に抑えた。サムソンは6回表、NCの2番手ウォン・ジョンヒョンから1番パク・ヘミン、2番パク・ハニのタイムリー、相手の暴投で3点を返し、3番手キム・ヒョヌ、4番手チャン・ピルジュンは追加点を与えなかった。
 NCの3番手イム・チャンミンは8回表途中まで無失点に抑えた。サムソンは9回表、NCの4番手イ・ミンホから5番イ・スンヨプ(元オリックス)の本塁打で1点差に迫ったが、NCが逃げ切って勝利し、2013年の一軍参入後チーム史上初、プロ野球2016年シーズン初のダブルヘッダーで連勝した。これで2年連続の公式戦2位、ポストシーズンプレーオフからの進出を確定させた。イ・ジェハクはプロ7年目にして自己最多の11勝目。サムソンは先発チェ・チュンヨンが3回途中4失点で降板し、ロッテに抜かれ8位に後退。サムソン打線ではパク・ハニが3安打1打点と活躍。


KT 7−9 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)イ・ジョンミン 5勝2敗2S  (セーブ)ソン・スンナク 7勝2敗19S  (敗)オム・サンベク 1勝1敗1S
本塁打) KT : イ・ジニョン 9号、ユ・ハンジュン 13号
 KTは1回表、ロッテの先発パク・セウンから2番ユ・ハンジュンのタイムリー、4番イ・ジニョン、5番ユ・ミンサンの2者連続犠牲フライで3点を先制した。ロッテは2回裏、KTの先発バンワートから7番キム・サンホ、1番チョン・ジュヌ、3番ソン・アソプのタイムリーで3-3の同点に追いついた。KTは3回表5番ユ・ミンサンのタイムリーで1点を勝ち越し、ロッテは4回裏相手のエラー、4番ファン・ジェギュンのタイムリーで5-4と逆転した。KTは6回表、ロッテの2番手ペ・ジャンホからイ・ジニョンの本塁打で5-5の同点に追いつき、KTの2番手チョン・ソンゴンは7回裏まで無失点に抑えた。
 KTは8回表、ロッテの3番手ホン・ソンミンからユ・ハンジュンの本塁打で1点を勝ち越し、代わった4番手キム・ユヨンからチャンスを作ると、さらに代わった5番手イ・ジョンミンから相手のエラーで1点を追加した。ロッテは8回裏、KTの3番手ホン・ソンヨンからチャンスを作ると、代わった4番手オム・サンベクから代打チョン・フンのタイムリーで1点を返した。さらに代わった5番手ペ・ウヨルからファン・ジェギュン、5番パク・ホンドのタイムリーで9-7と逆転した。6番手ソン・スンナクが9回表を無失点に抑え、ロッテが逆転勝ちしサムソンを抜いて7位に浮上した。ロッテ打線ではファン・ジェギュンが3打点、チョン・ジュヌが4安打1打点と活躍。2年連続最下位が確定しているKTは試合運びの拙さを見せてしまった。KT打線ではイ・ジニョンが3安打1本塁打2打点、1番イ・デヒョンが3安打と活躍。