DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   トゥサン、1995年以来21年ぶりの公式戦優勝

KT 2−9 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)チャン・ウォンジュン 15勝6敗  (セーブ)ユン・ミョンジュン 4勝2S  (敗)チュ・グォン 6勝7敗
本塁打)  KT : キム・ドンミョン 3号  トゥサン : オ・ジェイル 26号 
 試合はトゥサンの先発チャン・ウォンジュン、KTの先発チュ・グォンの投手戦となり5回まで互いに無得点が続いた。KTは6回表6番オ・ジョンボクのタイムリーで1点を先制した。トゥサンは6回裏3番オ・ジェイルの2ランで逆転し、この回代わったKTの2番手コ・ヨンピョからチャンスを作ると、さらに代わった3番手イ・チャンジェから相手のエラーで1点を追加した。そして7回表から2番手イ・ヨンチャンを登板させ、7回裏、KTの4番手ペ・ウヨルからチャンスを作り、代わった5番手ホン・ソンヨンから代打イ・ウォンソクの2014年8月以来の打点となる犠牲フライで1点を追加した。
 トゥサンは8回表から3番手ユン・ミョンジュンを登板させ、8回裏、KTの5番手オム・サンベク、6番手チョ・ムグンから7番オ・ジェウォン、8番ホ・ギョンミン、9番キム・ジェホ、1番パク・コヌのタイムリーで5点を追加した。KTは9回表代打キム・ドンミョンの本塁打で1点を返したが、トゥサンが勝利し9連勝となり、1995年以来となる公式戦優勝を果たした。6回を1失点に抑えたチャン・ウォンジュンは15勝目。打線ではホ・ギョンミンが3安打2打点と活躍。
 2015年は公式戦3位でポストシーズンに出場し、準プレーオフからの勝ち上がりだったトゥサンの韓国シリーズ優勝であったが、公式戦優勝チームとしてチーム史上初の同シリーズ連覇に臨むこととなる(日時未定の韓国シリーズではプレーオフ勝者と対戦)。敗れた最下位KTは先制してもトゥサンの勢いを止められず、一軍参入後2年目のシーズンでチーム史上初めて公式戦優勝の瞬間を見せつけられ、今後の糧として生かさなければならない。


NC 7−2 ハンファ  (大田)
(勝)イ・ジェハク 10勝4敗 (敗)カスティーヨ 6勝4敗
本塁打)  NC : ィ・ホジュン 20号 ハンファ : ロサリオ 33号
 NCは2回表、ハンファの先発イ・ジェウから5番ィ・ホジュン本塁打で1点を先制した。ハンファは2回裏、NCの先発イ・ジェハクから5番ロサリオの2ランで逆転した。NCは6回表、ハンファの2番手カスティーヨから4番テームズのタイムリー、相手の暴投で3-2と逆転し、6回裏途中から2番手イム・チャンミンを登板させた。さらに7回表、ハンファの3番手シム・スチャンから9番キム・テグン、2番パク・ミヌのタイムリーで2点を追加した。NCは8回裏から3番手ウォン・ジョンヒョンを登板させ、9回表、ハンファの4番手チョン・ジェウォンからテームズのタイムリーで2点を追加した。
 4番手イ・ミンホが9回裏を無失点に抑えNCが勝利したが、トゥサンがKTに勝って自力で公式戦優勝を決めてしまい、公式戦2位以下が確定した。一軍参入後4年目のシーズンは、2014年、2015年と勝てなかったポストシーズンの壁を乗り越えて初の韓国シリーズ出場を目指すことになる。6回途中まで2失点に抑えたイ・ジェハクは2013年以降4年連続の2ケタ勝利となる10勝目。NC打線ではパク・ミヌが3安打2打点、テームズが3打点と活躍。8位ハンファは3回表途中からカスティーヨを登板させる早めの継投策も実を結ばずに5連敗。