名将キム・ソングン監督は2007年ＳＫの監督に就任してから、2016年まで毎年自身の率いるチームの開幕前のキャンプを高知市で実施しています。
高知市の冬の風物詩となったキム・ソングン監督の猛練習によるハンファイーグルスの一軍キャンプを、3日間見学させていただきました。
2月10日は高知市営球場で全体練習でした。午前中は投手が勢ぞろいしマウンドで内野の守備連携を行い、野手たちが走者役をつとめていました。
午後は野球場でフリー打撃や、サブグラウンドでノックなどで各自練習していました。なお、夜間練習も室内練習場で行われました。
2月11日、安芸市営球場では阪神タイガース二軍との練習試合がありました。祝日で天気も良く、太平洋を見下ろす野球場には大勢の野球ファンが詰めかけていました。ハンファは長期のキャンプで疲れていたか、ランナーもほとんど出せないまま完封負けとなりました。
2月12日、この日は高知市でのキャンプ最終日となり、午前11時と早い時間から地元の四国アイランドリーグ・高知ファイティングドッグスとの練習試合がありました。
この試合もハンファ打線はあまり元気がなかったですが幸い相手のミスも目立ち5点を奪い、20歳の期待の若手キム・ミヌの好投もあり5-0と完封勝利を収め、高知での1か月近くのキャンプを終えました。選手たちは12日のうちに高知市を出発し、二次キャンプ地である沖縄県八重瀬町へ向かったそうです。
この3日間、2015年WBSCプレミア12韓国代表として優勝に貢献したチョン・グヌとイ・ヨンギュは故障、主砲のキム・テギュン(元千葉ロッテ)は風邪でグラウンドに姿を現しませんでした。2月14日からの二次キャンプに参加せず高知で療養に努めるそうです（練習試合などにも出場しないと聞いています）。
代わりに2月13日からは一軍のキャンプに参加していた一部の選手と、韓国から来た二軍・三軍の選手によるハンファイーグルスの二軍キャンプが3月4日まで行われています。お近くの方、またご興味のある方は未来のハンファ、韓国プロ野球を担う選手たちを間近でご覧になってはいかがでしょうか。自分だけのヒーローを見つけられるかもしれませんよ。2月27日・29日・3月1日には高知ファイティングドッグスとの練習試合も予定されています。
（文責：ふるりん）
