DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  6位ハンファ、延長11回裏サヨナラ勝ち

サムソン 9−10 ハンファ  (大田)
(勝)クォン・ヒョク 9勝10敗15S   (敗)パク・クンホン 2勝1敗
本塁打)  サムソン : ナバーロ 35号  ハンファ : チェ・ジンヘン 15号、キム・フェソン 11号、キム・ギョンオン 14号、フォックス 2号
 サムソンは1回表、ハンファの先発アン・ヨンミョンから3番ナバーロの3ラン、5番パク・ソンミン、6番イ・スンヨプ(元オリックス)のタイムリーで5点を先制した。ヨンミョンは1アウトも取れずノックアウトされ、2番手キム・ギヒョンに交代となった。ハンファは2回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから5番チェ・ジンヘンの2ラン、1番イ・ヨンギュのタイムリーで3点を返した。サムソンは3回表、ハンファの3番手ソン・チャンシクから1番ク・ジャウクのタイムリーなどで2点、4回表、ハンファの4番手パク・チョンジンからイ・スンヨプのタイムリーで1点を追加した。ハンファは6回裏、サムソンの2番手シム・チャンミンから途中出場の2番キム・フェソンの3ランで反撃し、7回裏、サムソンの3番手アン・ジマンから6番キム・ギョンオンの2ラン、8番フォックスの本塁打で9-8と逆転した。
 サムソンは9回表、ハンファの5番手の高卒新人キム・ミヌから代打イ・ジヨンのタイムリーで9-9の同点に追いつき、4番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)が抑え、試合は延長に突入した。ハンファの6番手クォン・ヒョクは勝ち越し点を与えず、11回裏、サムソンの5番手パク・クンホンから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーでサヨナラ勝ちし、5時間以上の激闘を制した。打線ではフォックスが4安打1打点、イ・ヨンギュキム・テギュンが3安打1打点と活躍。首位サムソンは5点のリードをリリーフ陣が守れなかった。打線ではイ・スンヨプが4安打2打点と活躍。


LG 6−1 NC  (馬山)
(勝)チン・ヘス 2勝   (敗)イム・チャンミン 1勝4敗27S
本塁打) LG : ヒメネス 5号
 NCは1回裏、LGの先発ルーカス・ハレルから4番テームズの内野ゴロの間に1点を先制した。LGは4回表、NCの先発スチュアートから4番ヒメネス本塁打で1-1の同点に追いついた。ルーカス、スチュアートともに7回を1失点と好投し、8回からNCはチェ・グムガン、イム・ジョンホ、キム・ジンソンの継投、LGはチン・ヘスによりそれぞれ無失点に抑え、試合は延長に突入した。
 LGは10回表、NCの5番手イム・チャンミンから5番ソ・サンウのタイムリーで1点を勝ち越し、代わったNCの6番手イ・ミンホから7番オ・ジファン、8番ユ・ガンナムのタイムリーで4点を追加した。最後は3番手イ・ドンヒョンが抑え、9位LGが延長戦を制し3連勝となった。打線ではオ・ジファンが3安打2打点と活躍。2位NCは打線がつながらず必死の継投も実を結ばなかった。



ロッテ 3−5 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)スウォーザック 4勝3敗   (セーブ)イ・ヒョンスン 1勝1敗10S   (敗)パク・セウン 2勝9敗
本塁打)  ロッテ : チェ・ジュンソク 25号  トゥサン : キム・ヒョンス 17号
 ロッテは1回表、トゥサンの先発スウォーザックから4番カン・ミンホのタイムリーで1点を先制した。トゥサンは4回裏、ロッテの先発パク・セウンから4番キム・ヒョンスの3ランで逆転した。ロッテも6回表9番ムン・ギュヒョンのタイムリーで1点を返した。トゥサンは6回裏、ロッテの2番手ホン・ソンミンから6番ホン・ソンフンのタイムリー、代打オ・ジェイルの犠牲フライで2点を追加した。ロッテは8回表、トゥサンの2番手イン・ヤゴプから5番チェ・ジュンソクの4試合連続本塁打で1点を返し、カン・ヨンシク、チョン・デヒョン、イ・ミョンウ、キム・スンフェの継投で追加点を与えなかった。
 3位トゥサンは8回途中からオ・ヒョンテク、ハム・トクチュ、イ・ヒョンスンの継投で追加点を与えず逃げ切った。6回途中まで2失点に抑えたスウォーザックは4勝目。イ・ヒョンスンはプロ10年目にして初の2ケタセーブとなる10セーブ目。ロッテは先発パク・セウンが6回途中5失点と振るわず、キアに勝ったSKに抜かれ8位に後退。
 


KT 1−9 ネクセン  (ソウル・木洞)
(勝)フィアベンド 10勝8敗   (敗)チョン・デヒョン 5勝8敗
本塁打)  ネクセン : パク・ピョンホ 45号、キム・ミンソン 15号
 ネクセンは1回裏、KTの先発チョン・デヒョンの相次ぐ暴投で1点を先制し、2回裏9番パク・トンウォンの犠牲フライで1点、3回裏6番ユン・ソンミンのタイムリーで1点を追加した。KTは4回表、ネクセンの先発フィアベンドから5番パク・キョンスのタイムリーで1点を返した。ネクセンは4回裏4番パク・ピョンホ、5番キム・ミンソンの2者連続本塁打で4点を追加し、チョン・デヒョンをノックアウトした。さらにこの回代わったKTの2番手の大卒新人ホン・ソンムから7番イ・テックンのタイムリーで1点を追加した。KTの3番手コ・ヨンピョは無失点に抑えた。
 ネクセンは7回裏、KTの4番手チェ・ウォンジェからパク・トンウォンのタイムリーで1点を追加した。KTの5番手シム・ジェミンも追加点を与えなかったが、4位ネクセンは8回以降キム・デウ、ムン・ソンヒョンの継投で追加点を与えず3連敗から脱出した。7回を1失点に抑えたフィアベンドは韓国1年目にして初の2ケタ勝利となる10勝目。新球団KTでは先発チョン・デヒョンが1回に4つの暴投を記録するなど7失点の乱調で、打線も抑え込まれてしまった。
 


キア 4−5 SK  (仁川)
(勝)パク・ミンホ 1勝1敗   (敗)ユン・ソンミン 1勝6敗25S
本塁打)  キア : イ・ボムホ 22号  SK : チョン・ウィユン 5号、チョン・サンホ 9号
 キアは1回表、SKの先発パク・チョンフンから3番ピルのタイムリーで1点を先制し、4回表4番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の本塁打で1点を追加した。キアの先発ホン・ゴンヒィは5回を無失点に抑えた。SKは6回裏、キアの2番手チェ・ヨンピルから4番チョン・ウィユンの本塁打で1点を返し、キアは7回表、SKの2番手シン・ジェウンからチャンスをつくると、代わった3番手チョン・ユスから2番キム・ミヌ、3番ピルの犠牲フライで2点を返した。
 SKは8回裏、キアの5番手エバン・ミークから3番チェ・ジョンの併殺打の間に1点を返した。さらに9回裏、キアの6番手ユン・ソンミンから8番チョン・サンホの3ランで逆転サヨナラ勝ちし、トゥサンに敗れたロッテを抜いて7位に浮上した。9回表4番手として登板したパク・ミンホが勝利投手。5位キアは守護神が打たれ逆転負けで勝率5割に戻ってしまった。打線では1番シン・ジョンギルが4安打と活躍。