DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  韓国代表サムソン、イ・スンヨプ(元オリックス)の3ランでボローニャとの初戦を制す

ボローニャ 2−5 サムソン  (台中洲際)
(勝)シム・チャンミン 1勝  (セーブ)アン・ジマン 1S  (敗)クレバルディ 1敗
本塁打) サムソン : イ・スンヨプ 1号

 韓国代表として3年連続アジアシリーズ出場の韓国シリーズ優勝チーム・サムソンは15日、予選リーグA組・初戦でヨーロピアカップチャンピオンのフォーティチュード・ボローニャ(イタリア)と対戦した。

 サムソンの先発ペク・チョンヒョンは1回表3塁まで進塁されたが無失点に抑えた。そしてボローニャは2回表ペク・チョンヒョンから1アウト3塁のチャンスを作ると、6番ビスケリのタイムリーで1点を先制した。サムソンも2回裏、ボローニャの先発ブレビンスから1アウト2,3塁のチャンスを作ると、8番イ・ジヨンの犠牲フライで1点を先制した。サムソンは5回裏1番チョン・ヒョンシクが四球で出塁すると、すかさず2塁へ盗塁し、2番パク・ハニのタイムリーで1点を勝ち越し2-1と逆転した。
 サムソンは6回表から2番手シン・ヨンウンを登板させ、6回裏先頭の4番パク・ソンミンが2塁打を打ち5番イ・スンヨプ(元オリックス)の当たりは外野を抜けるかに思われたが、ボローニャのセンターのモスがフェンスにぶつかりながらもキャッチし、2塁走者も飛び出していてアウトとなってしまった。するとボローニャは1アウト2,3塁のチャンスを作ると、代わったサムソンの3番手シム・チャンミンから9番ダミコのタイムリーで2-2の同点に追いついた。ボローニャはその後のチャンスで大きなセンターフライの際に2塁走者が飛び出していてアウトとなってしまい、この回勝ち越し点は奪えなかった。
 サムソンも7回裏、ボローニャの2番手クレバルディからイ・ジヨンが2塁打でチャンスを作ったが、代走のカン・ミョングが牽制死してしまい無得点だった。ボローニャも8回表モスがヒットで出塁したが、こちらも牽制死とお互いチャンスを潰した。サムソンは8回裏、先頭のチョン・ヒョンシクが四球で出塁し送りバントで2塁へ進んだ。1死後ボローニャはクレバルディから3番手オベルトに交代させ、パク・ソンミンを敬遠し2アウト1,2塁のチャンスでイ・スンヨプと勝負した。するとイ・スンヨプは2-3のフルカウントから勝ち越しの3ランを放った。
 9回は4番手アン・ジマンが無失点に抑え、サムソンがヨーロッパから初出場となったボローニャを接戦の末に下し、大会初勝利をあげた。サムソンは17日19時半(日本時間)より予選リーグ第2戦として台湾シリーズ優勝チーム・統一セブンイレブンライオンズと対戦する。