DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン、2位LGと0.5ゲーム差  パク・ピョンホ(ネクセン)、3本塁打の大爆発


SK−NC(馬山)は雨天中止。


サムソン 5−7 LG (ソウル・蚕室)
(勝)リュ・ジェグク 11勝2敗  (セーブ)ポン・ジュングン 7勝37S  (敗)チャ・ウチャン 10勝7敗
本塁打) サムソン : パク・ソンミン 16号
 サムソンは2回表、LGの先発リュ・ジェグクから9番キム・サンスのタイムリーで1点を先制した。LGは4回裏、サムソンの先発チャ・ウチャンから1番パク・ヨンテク、2番オ・ジファン、3番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)のタイムリーで5-1と逆転した。サムソンは5回表代打ウ・ドンギュンのタイムリーで2点を返し、6回表。LGの2番手ウ・ギュミンから3番パク・ソンミンのタイムリーで4-5と1点差に追い上げた。LGは6回裏、サムソンの4番手シム・チャンミンから5番イ・ジニョンのタイムリーで2点を追加した。
 サムソンは9回表、LGの守護神ポン・ジュングンからパク・ソンミンの本塁打で1点を返したが、なんとか逃げ切り2位LGが首位サムソンに0.5ゲーム差に迫った。5回を3失点と不本意な内容だったが、打線の援護に恵まれたリュ・ジェグクが11勝目。打線ではパク・ヨンテクが3安打2打点と活躍。首位サムソンは先発チャ・ウチャンが4回5失点と打たれ、公式戦3連覇へ向けての道のりはかなり険しいものとなっている。


トゥサン 6−11 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)オ・ジェヨン 4勝   (敗)ノ・ギョンウン 10勝10敗
本塁打) トゥサン : オ・ジェウォン 7号  ネクセン : パク・ピョンホ 34,35,36号、ユ・ハンジュン 7号
 ネクセンは1回裏、トゥサンの先発ノ・ギョンウンから4番パク・ピョンホの2ランで先制した。トゥサンは3回表、ネクセンの先発オ・ジェヨンから1番イ・ジョンウクのタイムリーで1点を返した。ネクセンは3回裏パク・ピョンホの2打席連続本塁打となる3ランでリードを広げた。トゥサンは4回表5番ホン・ソンフンの内野ゴロの間に1点、5回表3番ミン・ビョンホンのタイムリーで1点を返した。ネクセンは6回裏、トゥサンの3番手オ・ヒョンテクから6番ユ・ハンジュンの犠牲フライで1点、7回裏、トゥサンの4番手ハンキンス、5番手ピョン・ジンスからパク・ピョンホのこの試合3本目の本塁打となる2ラン、ユ・ハンジュンの3ランで5点を追加した。
 トゥサンは8回表、ネクセンの3番手カン・ユングから6番イ・ウォンソクのタイムリーで2点、9回表、ネクセンの4番手ハン・ヒョンヒィから途中出場の9番オ・ジェウォンの本塁打で1点を返したが、反撃もここまでで3位ネクセンが快勝し、本拠地・木洞野球場での公式戦最終戦で初出場となるポストシーズンへ向けて弾みを付けた。首位サムソンが2位LGに敗れたため、3位まで1.5ゲーム以内の大混戦が9月末でも続いている。5回を3失点に抑えたオ・ジェヨンが自身4連勝。打線では2年連続で本塁打、打点の二冠王が確実なパク・ピョンホが3本塁打7打点、ユ・ハンジュンが1本塁打4打点と活躍。4位トゥサンは先発ノ・ギョンウンが5回5失点と打たれ、3位ネクセンとのゲーム差が1.5に広がり、優勝争いから大きく後退した。



ハンファ 14−10 キア (光州)
(勝)チョン・デフン 2勝  (セーブ)ソン・チャンシク 4勝5敗18S  (敗)シン・チャンホ 2敗
 ハンファは1回表、キアの先発ビローから3番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで1点を先制した。トゥサンは1回裏、ハンファの先発ボーティスタから相手の暴投、6番ファン・ジョンニプのタイムリーで2-1と逆転し、2回裏相手のエラーで1点を追加した。ハンファは3回表4番イ・ヤンギ、5番ソン・グァンミン、8番の高卒新人チャン・ウンホのプロ初打点となるタイムリーなどで5-3と逆転した。キアは3回裏、ハンファの2番手キム・グァンスから8番ペク・ヨンファン、9番ホン・ジェホ、1番シン・ジョンギルのタイムリーで7-5と逆転した。
 ハンファは4回表、キアの2番手シン・チャンホからソン・グァンミンの内野ゴロの間に1点を返し、5回表1番イ・デスのタイムリーで7-7の同点に追いつくと、代わったキアの3番手シン・スンヒョンから代打ハン・サンフンの内野ゴロの間に逆転した。さらにソン・グァンミンのタイムリーで3点を追加した。キアは8回裏、ハンファの守護神ソン・チャンシクから4番ナ・ジワンのタイムリー、相手の暴投で2点を返した。
 ハンファは9回表、キアの5番手イム・ジュンヒョクからイ・ヤンギ、ソン・グァンミン、チョン・ヒョンソクのタイムリーで3点を追加した。キアは9回裏ソン・グァンミンからシン・ジョンギルの内野ゴロの間に1点を返したが、反撃もここまでで最下位ハンファが乱打戦を制した。打線ではソン・グァンミンが3安打6打点、7番コ・ドンジンが3安打と活躍。敗れたキアは、同率7位に並んでいたが試合が雨天中止となったNCと0.5ゲーム差がつき、単独8位に後退。