DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   ソン・ウンボム、キム・サンヒョンの2対2トレード

 SKとキアは6日、ソン・ウンボム投手(29)、シン・スンヒョン投手(29)とキム・サンヒョン外野手(32)、チン・ヘス投手(26)の2対2交換トレードを発表した。
 ソン・ウンボム投手は高校卒業後2003年SKへ入団し、1年目から6勝を上げるなど頭角を現した。その後主に先発として活躍し、2009年自己最多の12勝を記録した。2010年から抑えとしても起用されるようになり、広州アジア大会韓国代表として優勝に貢献した。2013年シーズンは抑えとして起用され3セーブをあげたが、負傷により4月後半から戦線離脱していた。プロ10年間の通算成績は291試合に登板、63勝42敗16セーブ18ホールド、防御率3.78。
 シン・スンヒョンは2000年SKへ入団し、2004年中継ぎとして58試合に登板、2005年先発で12勝と活躍した。しかし近年は目立った活躍ができず、2012年はたった5試合に登板しただけだった。2013年シーズンの1軍登板はなく、復活が待たれる。プロ14年間の通算成績は169試合に登板、23勝25敗1セーブ5ホールド、防御率4.44。
 キム・サンヒョンは2000年ヘテ(2001年8月よりキア)へ入団し、2002年LGへトレードされた。一時期三塁手としてレギュラーとなったが、2009年シーズン開幕後キアへトレードされると、この年36本塁打、127打点と二冠王に輝く活躍でチームを韓国シリーズ優勝へ導いた。2010年以降は負傷などで思った程の活躍ができず、2013年シーズン22試合に出場しているものの、今後キム・ジュチャンなど負傷者が復帰すれば見られていた。プロ14年間の通算成績は755試合に出場、打率.256、610安打、110本塁打、403打点、44盗塁。
 チン・ヘスは2006年キアへ入団し、2012年左の中継ぎとして58試合に登板し1軍に定着した。2013年シーズンも11試合に登板していたが、防御率11.88と成績は悪化していた。プロ8年間の通算成績は118試合に登板、2勝7敗12ホールド、防御率6.91。

 5日現在6位にとどまっているSKはパク・ヒィスの復帰などでリリーフ陣に目処が立ち、弱点の打線を補強するため長打力のあるキム・サンヒョンを獲得した。また手薄な左腕リリーフもチン・ヘスで補った。首位に立ったキアは打線が強力で余ったキム・サンヒョンを出し、先発でもリリーフでも起用できるソン・ウンボムの獲得により、やや手薄な投手陣を補強した。
(文責 : ふるりん