ハンファは29日、今後の去就が注目されていたパク・チャンホ投手(39)が2012年シーズンでの現役引退を表明したことを発表した。
パク・チャンホは漢陽大を中退し、1994年米国メジャーリーグ・ロサンゼルスドジャーズと契約し、同年メジャーリーグ初登板を果たして韓国人初のメジャーリーガーとなった。1996年メジャーリーグ初勝利をあげると、1997年14勝をあげドジャーズのエース格となった。その後2001年まで5年連続2ケタ勝利をあげ、2003年テキサスレンジャーズへ移籍した。
だがその後は思うような活躍ができず、サンディエゴパドレス、ニューヨークヤンキース、ピッツバーグパイレーツなどを渡り歩き、2010年までにメジャーリーグ通算124勝を記録した。2011年、日本プロ野球・オリックスへ移籍したがたった1勝に終わった。国際大会では韓国代表として1998年バンコクアジア大会優勝をはじめ、2006年WBC(ワールドベースボールクラシック)ベスト4進出などに貢献した。
2011年11月、韓国への復帰意志を示し、12月に特例として出身地・公州(コンジュ)に近い大田(テジョン)を本拠地とするハンファへの入団が認められた。2012年シーズン、主に先発として23試合に登板したが5勝10敗、防御率5.06の成績だった。特に8月から5連敗でシーズンを終え、往年の力はないことは明白だった。2013年には40歳となる年齢を考えると今後の活躍が厳しく、現役引退を決断したと考えられる。本人が出席する引退記者会見は、30日ソウル市内のホテルで開かれる予定。
(文責 : ふるりん)