DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   韓国人初のメジャーリーガー、パク・チャンホ現役引退を表明

 ハンファは29日、今後の去就が注目されていたパク・チャンホ投手(39)が2012年シーズンでの現役引退を表明したことを発表した。
 パク・チャンホは漢陽大を中退し、1994年米国メジャーリーグ・ロサンゼルスドジャーズと契約し、同年メジャーリーグ初登板を果たして韓国人初のメジャーリーガーとなった。1996年メジャーリーグ初勝利をあげると、1997年14勝をあげドジャーズのエース格となった。その後2001年まで5年連続2ケタ勝利をあげ、2003年テキサスレンジャーズへ移籍した。
 だがその後は思うような活躍ができず、サンディエゴパドレス、ニューヨークヤンキースピッツバーグパイレーツなどを渡り歩き、2010年までにメジャーリーグ通算124勝を記録した。2011年、日本プロ野球オリックスへ移籍したがたった1勝に終わった。国際大会では韓国代表として1998年バンコクアジア大会優勝をはじめ、2006年WBC(ワールドベースボールクラシック)ベスト4進出などに貢献した。
 2011年11月、韓国への復帰意志を示し、12月に特例として出身地・公州(コンジュ)に近い大田(テジョン)を本拠地とするハンファへの入団が認められた。2012年シーズン、主に先発として23試合に登板したが5勝10敗、防御率5.06の成績だった。特に8月から5連敗でシーズンを終え、往年の力はないことは明白だった。2013年には40歳となる年齢を考えると今後の活躍が厳しく、現役引退を決断したと考えられる。本人が出席する引退記者会見は、30日ソウル市内のホテルで開かれる予定。

(文責 : ふるりん