SK 3−9 サムソン (大邱)
(勝)チャ・ウチャン 4勝2敗 (敗)キム・グァンヒョン 2勝3敗
(本塁打) SK : チェ・ユンソク 1号
SKは2回表、サムソンの先発チャ・ウチャンから8番チェ・ユンソクのプロ2年目での初本塁打となる2ランで先制した。だがサムソンはその裏、SKの先発キム・グァンヒョンから相手のエラーや8番チン・ガビョンのタイムリーで逆転すると、1番ペ・ヨンソプ、2番シン・ミョンチョルのタイムリーなどでさらに3点を追加し、代わったSKの2番手イ・スンホ(背番号20)から4番チェ・ヒョンウのタイムリーで7−2とリードを広げた。SKは5回表5番アン・チヨンのタイムリーで1点を追加し、4回から登板した3番手チョン・ジュンホは好投した。
3位サムソンは7回裏、SKの4番手パク・ヒィスから9番キム・サンスのタイムリーや相手のエラーで2点を追加し、8回以降クォン・オジュン、クォン・ヒョクの継投で相手の反撃を断って逆転勝ちした。7回を3失点に抑えたチャ・ウチャンが4勝目。打線ではキム・サンスが3安打1打点と活躍。SKはキム・グァンヒョンが5月3日のハンファ戦以来の先発登板だったが、まさかの2回持たずノックアウトと大誤算で、打線もつながりを欠いた。
LG 3−4 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)キム・ソンテ 1勝4敗 (セーブ)ソン・スンナク 1勝1敗1S (敗)キム・グァンサム 3勝1敗
(本塁打) LG : パク・ヨンテク 9号、イ・ビョンギュ(背番号9) 7号
LGは2回表、ネクセンの先発キム・ソンテから4番パク・ヨンテクの本塁打で1点を先制した。ネクセンは2回裏、LGの先発キム・グァンサムから8番ホ・ジュンの2点タイムリーで逆転した。LGは5回表相手のエラーで2−2の同点に追いついたが、8連敗中のネクセンは6回裏相手のエラーで1点を勝ち越し、7回裏にはLGの2番手イ・ドンヒョンから代打チョ・ジュングンのタイムリーで1点を追加した。LGも8回表、ネクセンの2番手ソン・シニョンから3番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)の本塁打で1点を返した。
最下位ネクセンはオ・ジェヨン、ソン・スンナクの継投で1点差を守りきり、泥沼の8連敗からようやっと脱した。開幕から先発として起用されてきたが、4連敗中だったキム・ソンテが6回を2失点に抑え、2011年シーズン初勝利。2位LGは先発キム・グァンサムこそ7回途中3失点と比較的好投したが、自慢の打線が火を噴かず最下位ネクセン相手に痛い星を落とした。
ロッテ 3−11 キア (光州)
(勝)ロペス 4勝2敗 (敗)ソン・スンジュン 3勝3敗
(本塁打) キア : イ・ボムホ 9,10号
キアは2回裏、ロッテの先発ソン・スンジュンから8番チャ・イルモクのタイムリーで2点を先制し、3回裏3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の2ランでリードを広げた。さらに4回裏1番イ・ヨンギュの走者一掃となる3点タイムリーでソン・スンジュンをノックアウトすると、代わったロッテの2番手キム・イリョプから4番チェ・ヒィソプのタイムリーで8−0と一方的な展開となった。そして5回裏にもイ・ヨンギュの2打席連続タイムリーで1点を追加した。ロッテは6回表、キアの先発ロペスから7番チョ・ソンファンの内野ゴロの間、8番ファン・ジェギュンのタイムリーでようやっと2点を返した。
キアは6回裏、ロッテの3番手イ・ジョンミンからイ・ボムホのこの試合2本目の本塁打で1点を追加した。ロッテは8回表、キアの2番手シム・ドンソプからファン・ジェギュンの2打席連続タイムリーで1点を返したが、キアはその裏、ロッテの4番手キム・サユルから相手のエラーで1点を追加した。最後は3番手チョ・テスが抑え、4位キアが大勝し5連勝となり調子を上げてきた。6回まで2失点に抑えたロペスが4勝目。打線ではイ・ヨンギュが4打点、韓国では9年連続2桁本塁打を記録したイ・ボムホが2本塁打3打点、チャ・イルモクが3安打2打点と活躍。一方5位ロッテは先発ソン・スンジュンが4回途中自責点8でノックアウトされ、打線もことごとくチャンスを逃し、上位との差が開き始めた。6番ホン・ソンフンが3安打と活躍。
ハンファ 11−10 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)オネリー 4勝1敗6S (セーブ)キム・ヒョンミン 2勝2敗1S (敗)チョン・ジェフン 1勝2敗2S
(本塁打) ハンファ : イ・デス 5号 トゥサン : イ・ソンヨル 3号、チェ・ジュンソク 6号
ハンファは1回表、トゥサンの新外国人フェルナンドから4番チェ・ジンヘンのタイムリー、5番チョン・ウォンソクの内野ゴロの間に2点を追加した。トゥサンは2回裏、ハンファの先発アン・スンミンから6番イ・ソンヨルの2ランで同点に追いついた。ハンファは3回表チョン・ウォンソクの2打席連続タイムリー、6番イ・デスの3ランで4点を勝ち越した。トゥサンも3回裏4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を返すと、この回代わったハンファの2番手デポーラから相手のエラーと9番チョン・スビンの2点タイムリーで7−6と逆転した。
だがハンファも4回表、トゥサンの2番手イ・ヒョンスンから3番チャン・ソンホの内野ゴロの間に7−7の同点に追いつくと、6回表、トゥサンの3番手コ・チャンソンからチェ・ジンヘンのタイムリーで逆転し、7回表、トゥサンの4番手ノ・ギョンウンから代打イ・ヤンギのタイムリーで1点を追加した。トゥサンは7回裏、ハンファの5番手ユ・ウォンサン、6番手オネリーから5番チェ・ジュンソクの本塁打、8番キム・ジェホ、チョン・スビンのタイムリーで10−9と逆転した。
乱打戦となったこの試合だが、ハンファは9回表、トゥサンの6番手チョン・ジェフンの暴投が一瞬打者のバットに当たったように見え、打者は振り逃げで出塁したものの、途中出場の捕手ヨン・ドカンがファールではないかとアピールしている間に2塁走者が生還し同点に追いついた。これに対してトゥサン側から抗議が出たが判定は覆らず、さらに1番カン・ドンウのタイムリーでハンファが逆転した。9回裏ハンファは同点、サヨナラ負けのピンチを迎えたが、7番手キム・ヒョンミンが抑え7位ハンファが2011年シーズン最長となる4時間23分の激闘を制した。
先発要員のキム・ヒョンミンはプロ5年目にして初セーブ。15安打のハンファ打線ではチェ・ジンヘンが3安打2打点、7番チュ・スンウが3安打と活躍。一方3連敗となった6位トゥサンはまさかの逆転負けで、正捕手ヤン・ウィジも負傷退場するなど泥沼にはまってしまっている。打線ではチェ・ジュンソクが3安打1本塁打1打点、チョン・スビンが2安打3打点と活躍。