ロッテとネクセンは20日、コ・ウォンジュン投手(20)とイ・ジョンフン投手(33)、パク・チョンジュン外野手(26)の1対2トレードを発表した。
まだ20歳の若手右腕コ・ウォンジュンは、高校卒業後2009年ヒーローズへ入団し、2010年シーズン初の1軍登板を果たすと、選手層の薄いチームで5月から先発を任されるようになり、プロ初先発でプロ初勝利を記録した。ハンファとの最下位争いを繰り広げたネクセンでは数少ない希望の星となり、2010年シーズンの成績は30試合に登板、5勝7敗、防御率4.12だった。
ベテラン右腕のイ・ジョンフンは1997年ロッテに入団し、2003年に先発で7勝した以外は主に中継ぎとして登板してきた。2009年はシーズン終盤抑えを任され8セーブを記録したが、2010年シーズンは中継ぎで打たれる場面が多く、43試合に登板、3勝9敗1セーブ、防御率6.85の成績だった。プロ14年間の通算成績は364試合に登板、23勝38敗14セーブ、防御率4.89。
パク・チョンジュンは2003年ロッテに入団したが、外野の控えにとどまり、2009年5本塁打、25打点を記録したのが最高の成績であり、2010年シーズンは2試合のみの出場だった。プロ8年間の通算成績は207試合に出場、打率.226、5本塁打、38打点、11盗塁。
ネクセンは、2010年シーズン26セーブを記録し最多セーブのタイトルを取ったソン・スンナクを先発に回す構想を抱いていて、イ・ジョンフンのような経験豊富なリリーフ投手をほしがっていた。また、外野の層が薄いためロッテでは出場機会があまりないと思われる左打者のパク・チョンジュンも獲得した。
ロッテとしては、コ・ウォンジュンは先発もリリーフもできる将来有望な若手投手として、イ・ジェゴン、キム・スワンといった2010年シーズン結果を残した若手投手たちと競わせていくと思われる。