DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  元韓国代表ショートのパク・チンマンと契約  

 SKは17日、先日サムソンから放出されたパク・チンマン内野手(33)と年俸2億5000万ウォン、オプション5000万ウォンの総額最大3億ウォンで契約した。
 2000年代韓国球界を代表するショートとして五輪、WBC(ワールドベースボールクラシック)などの国際大会で活躍してきたパク・チンマンは、2004年オフFA(フリーエージェント)による大型契約で現代(2007年限りで消滅)からサムソンに移籍し、2005,2006年の韓国シリーズ連覇に貢献した。2009年から2度目のFAにより新たな3年契約を結んでいたが、2010年シーズンは負傷もあってわずか46試合の出場にとどまり、打率.237、1本塁打、14打点の成績しか残せず、エラーも多かった。そしてレギュラーの座は若手のキム・サンスに奪われてしまい、ポストシーズンではセカンドやショートで出場した。2011年も6億ウォンの年俸が保証されていたが、サムソンとしては高年俸がネックとなることや本人の出場機会を求める意思もあり、サムソンは2011年の保留選手名簿に載せず、パク・チンマンはどの球団にも移籍できることになった。
 年齢的にもまだまだ活躍できるため、複数の球団がパク・チンマンに興味を持ったが、プロ野球人生をスタートさせた現代がかつて本拠地とし、自身の故郷でもある仁川(インチョン)を本拠地とするSKでこれからの野球人生を送ることになった。ただ、19日からの日本・高知市での秋季キャンプにはすぐに合流しない予定である。SKはここ数年ショートのレギュラーだったナ・ジュファンが2010年オフに軍へ入隊することとなっていて、代役の若手もこれと言った選手がいないため、パク・チンマンのような経験豊富な選手を必要としていた。
 パク・チンマンのプロ15年間の通算成績は1639試合に出場、打率.262、1356安打、137本塁打、683打点、82盗塁。


(11月17日現在の為替レート : 1億ウォンが約728万円。)


(文責 : ふるりん