2010年シーズンの韓国シリーズ優勝チームと、日本シリーズ優勝チームが11月13日14時より、日本・東京ドームで開催される「日韓クラブチャンピオンシップ2010」で対決することが決まった。チケットの販売など詳細は後日発表される。同大会は2009年、2008年限りで開催が困難となったアジアシリーズに代わって開催が決まり、同年11月13日、日本・ビッグNスタジアム(長崎市)で韓国シリーズ優勝チーム・キアタイガースと日本シリーズ優勝チーム・読売が対決した。当初は2010年のアジアシリーズ再開を当初目標としたが、11月中旬に広州アジア大会を開催する中国、そして台湾との意見の調整がつかず断念された。
だが、韓国野球員会(KBO)は、中国・広州でのアジア大会に韓国代表としてプロ選手から構成されるベストチームを派遣する方針で、選手選考も進めていて、日韓クラブチャンピオンシップ開催日の11月13日は同大会の野球競技初日となっている。そのため韓国シリーズ優勝チームの中からも、複数の主力選手が韓国代表に選ばれると予想され、日韓クラブチャンピオンシップへの出場は厳しい。なお日本プロ野球は広州アジア大会の日本代表にプロ選手を派遣しない方針である。両国のアジア大会への方針の違いが、日韓クラブチャンピオンシップの意義そのものを深く問うているように思う。
(文責 : ふるりん)