ＳＫ １０−５ キア （光州）
（勝）イ・スンホ ４勝１９Ｓ （敗）ソン・ヨンミン １勝４敗１Ｓ
（本塁打） キア ： ナ・ジワン ８号
ＳＫは3回表、キアの先発ロペスから3番キム・ジェヒョンのタイムリーで2点を先制し、キアもその裏ＳＫの先発チョン・ビョンドゥから8番イ・ヨンスのタイムリーで1点を返した。さらにキアは4回裏4番ナ・ジワンの2ランで3−2と逆転しチョン・ビョンドゥをノックアウトすると、5回裏ＳＫの3番手チョン・ウラムから2番キム・ソンビンの内野ゴロの間に1点を追加した。ロペスは7回を2失点に抑え、打線も7回裏ＳＫの5番手イ・ハンジンからキム・ソンビンのタイムリーで1点を追加した。
ＳＫは8回表キアの3番手ユ・ドンフンから途中出場の8番チョ・ドンファ、1番チョン・グヌのタイムリーで5−5の同点に追いつき、その後ＳＫの6番手チョン・デヒョン、キアの4番手チョ・テスの好投で互いに勝ち越し点を奪えず、試合は延長に突入した。ＳＫは11回表キアの5番手ソン・ヨンミンから6番キム・ガンミンへの押し出しの四球、チョ・ドンファ、9番ナ・ジュファンのタイムリーで5点を勝ち越した。最後は守護神イ・スンホ（背番号20）が抑え、首位ＳＫが延長を制し4連勝となった。打線ではチョン・グヌが3安打2打点、チョ・ドンファが2安打4打点と活躍。延長11回の激闘で敗れた6位キアは、これで球団記録を塗り替える泥沼の11連敗となり、2009年韓国シリーズ優勝の王者の面影はどこにもない。
トゥサン １−０ ハンファ （大田）
（勝）ヒメネス ９勝３敗 （セーブ）イ・ヨンチャン １７Ｓ （敗）デポーラ ２勝８敗２Ｓ
試合はトゥサンの先発ヒメネス、ハンファの先発デポーラと、両外国人投手の投げ合いとなり、互いに無得点が続いた。トゥサンは6回表2番オ・ジェウォンの内野ゴロの間に1点を先制し、均衡を破った。このあとデポーラは8回途中まで投げきり、2番手パク・チョンジンも追加点を許さなかった。だがハンファ打線はヒメネスの前に手が出ない。
最後は守護神イ・ヨンチャンが抑え、2位トゥサンが虎の子の1点を守りきり、完封リレーで5連勝と首位ＳＫを猛追している。8回を無失点に抑えたヒメネスはチーム最多の9勝目。両チームわずか2安打ずつの投手戦だったが、わずかなチャンスを生かした2位トゥサンと、まったく手が出なかった最下位ハンファとの差も垣間見えた。
（9勝目をあげたヒメネス。）
ロッテ ３−４ サムソン （大邸）
（勝）チョン・イヌク １勝１敗 （敗）イム・ギョンワン １勝３敗６Ｓ
（本塁打） ロッテ ： キム・ミンソン １号、イ・デホ ２２号、ホン・ソンフン １９号 サムソン ： チョ・ドンチャン ５号
ロッテは3回表、サムソンの先発イ・ウソンから8番キム・ミンソンの本塁打で1点を先制し、サムソンはその裏ロッテの先発サドースキーから2番チョ・ドンチャンのタイムリーで1−1の同点に追いついた。ロッテは4回表4番イ・デホの本塁打王争い単独トップとなる22号本塁打で1点を勝ち越し、サムソンはその裏6番シン・ミョンチョルの内野ゴロの間、7番オ・ジョンボクの犠牲フライで3−2と逆転した。サムソンは5回からペク・チョンヒョン、イム・ジヌ、クォン・ヒョクなどの継投でしのぎ、ロッテも7回以降キム・サユル、カン・ヨンシクなどの継投策に出た。
ロッテは9回表サムソンの6番手チョン・イヌクから3番ホン・ソンフンの本塁打で3−3の同点に追いついたが、サムソンはその裏ロッテの4番手イム・ギョンワンから2番チョ・ドンチャンの本塁打でサヨナラ勝ちし、3位ながら7連勝と波に乗り、上位2チームを懸命に追いかけている。チョン・イヌクが幸運にも見方がサヨナラ勝ちしてくれたため、プロ2年目にして初勝利。打線では5番チョ・ヨンフンが3安打と活躍。接戦を落とした4位ロッテはこれで3連敗で、ＬＧもネクセンに敗れたため同率4位に変わりはなかった。
ネクセン ７−３ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）パク・チュンス １勝１敗 （セーブ）ソン・スンナク ２勝１敗１３Ｓ （敗）キム・グァンス ２勝１敗
（本塁打） ネクセン ： チャン・ヨンソク １号
ネクセンは4回表、ＬＧの先発ポン・ジュングンから7番チャン・ヨンソクの2ランで先制し、ＬＧは5回裏、ネクセンの先発キム・ソンテから6番チョ・インソン、8番オ・ジファンのタイムリーなどで3−2と逆転した。ネクセンは6回表8番ユ・ソンジョンのタイムリーで3−3の同点に追いつき、7回表ＬＧの2番手キム・グァンスからチャンスを作ると、代わった3番手イ・サンヨルから6番ソン・ジマンの犠牲フライ、チャン・ヨンソクのタイムリーで2点を勝ち越した。
7位ネクセンは9回表、ＬＧの5番手の大卒新人キム・ジヨンからソン・ジマンの内野ゴロの間や、相手の暴投で2点を追加し、最後は守護神ソン・スンナクが抑え4連敗から脱出した。6回途中から8回まで3番手として登板したパク・チュンスが勝利投手で、2007年以来3年ぶりの勝ち星となった。打線では20歳の若手チャン・ヨンソクが3安打1本塁打3打点と活躍。ＬＧは打線がつながらずリリーフ陣が打たれ、ロッテがサムソンに敗れたため同率4位には変わりがなかった。
