サムソン 1−6 SK (仁川・文鶴)
(勝)コ・ヒョジュン 11勝10敗2S (敗)ユン・ソンファン 14勝5敗
(本塁打) サムソン : パク・ソンミン 23号 SK : パク・チョングォン 21,22号
SKは1回裏、3番チョン・グヌ、5番チェ・ジョン、6番パク・チョングォンのタイムリーでサムソンの先発ユン・ソンファンをあっさりとノックアウトし、代わったサムソンの2番手キム・サンス(背番号44)から7番ナ・ジュファンの犠牲フライで4−0とリードを広げた。SKの先発ソン・ウンボムは1回表肩の痛みを訴え、打者1人をアウトに取ったところで降板したが、2番手コ・ヒョジュンは突然の登板でも好投を続けた。打線も3回裏サムソンの3番手クォン・ヒョクからパク・チョングォンの本塁打で1点を追加した。サムソンは6回表パク・ソンミンの2試合連続本塁打で1点を返したが、SKもその裏サムソンの4番手チョン・ヒョヌクからパク・チョングォンの2打席連続本塁打で1点を追加した。
2位SKはその後イ・スンホ(背番号20)、チョン・ビョンドゥの継投で相手の反撃を断ち、1986年のサムソンと並ぶ史上タイ記録の16連勝で、マジックナンバーを1としこの日試合のなかった首位キアとのゲーム差を1.5に縮め優勝を阻止し、逆転優勝に望みをつないだ。突然のアクシデントにもかかわらず1回途中から6回途中まで1失点と好投したコ・ヒョジュンが11勝目。打線ではパク・チョングォンが3安打2本塁打3打点と活躍。5位サムソンは最多勝争いトップタイのユン・ソンファンがまさかの乱調で1アウトしか取れず交代させられ、リリーフ陣も打たれ打線もわずか5安打に抑えられ、幸運にも4位ロッテがヒーローズに敗れたためゲーム差は1のままだが、逆転で4位になるためには残り3試合すべて勝たねば成らず、13年連続ポストシーズン出場達成が厳しくなった。
(2本塁打と活躍したパク・チョングォン。)
ロッテ 1−5 ヒーローズ (ソウル・木洞)
(勝)ファン・ドゥソン 8勝3敗9S (敗)チャン・ウォンジュン 13勝8敗
(本塁打) ロッテ : ソン・アソプ 3号
ヒーローズは4回裏5番ソン・ジマンの犠牲フライで1点を先制し、ロッテは5回表ヒーローズの先発ファン・ドゥソンから7番ソン・アソプの本塁打で1−1の同点に追いついた。ヒーローズはその裏チャン・ウォンジュンから3番イ・テックンのタイムリーで1点を勝ち越し、6回裏8番イ・スンヨンのタイムリーで1点を追加した。ヒーローズは7回表のピンチをオ・ジェヨン、イ・ボグンの継投でしのぐと、その裏ロッテの2番手イ・ジョンフンから途中出場の4番チャン・ギヨンの内野ゴロの間(プロ9年目にして初打点を記録)、ソン・ジマンの犠牲フライで2点を奪い、リードを4点差に広げた。
最後は4番手ソン・シニョンが抑え、6位ヒーローズは連敗を6で止めた。7回途中まで1失点に抑えたファン・ドゥソンは8勝目で、総崩れ状態の先発陣で比較的安定した投球を見せた。打線では6番カン・ジョンホが3安打と活躍。一方4位ロッテにとっては連勝が6で止まる痛恨の一敗となり、5位サムソンもSKに敗れたためゲーム差1は変わらなかったが、公式戦が残り1試合しかなく、3試合残っているサムソンの逆転も十分にあるため、2年連続ポストシーズン進出に不安を残した。先発チャン・ウォンジュンは6回3失点と悪くはなかったが、打線がわずか6安打に抑えられてしまってはどうしようもなかった。2009年シーズン最終戦となったこのカードは、ロッテが10勝9敗と勝ち越した。