ハンファ １０−２ トゥサン (ソウル・蚕室)
（勝）リュ・ヒョンジン １２勝１２敗 （敗）イ・ジェウ ５勝２敗
ハンファは1回表トゥサンの先発イ・ジェウから4番キム・テギュンの犠牲フライ、5番イ・ヨンウのタイムリーで2点を先制し、2回表トゥサンの2番手クム・ミンチョルから3番イ・ドヒョン、キム・テギュンのタイムリーで3点、3回表トゥサンの3番手キム・ソンベから8番オ・ソンジン、9番キム・ミンジェのタイムリーで2点を追加し、序盤で7点をリードした。トゥサンは3回裏ハンファの先発リュ・ヒョンジンから4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を返したが、ハンファは5回表トゥサンの5番手キム・サンヒョンから1番チュ・スンウの犠牲フライで1点、6回表トゥサンの6番手チ・スンミンから6番チェ・ジンヘンのタイムリーで1点を追加した。
最下位ハンファは8回表にもトゥサンの8番手の大卒新人ユ・ヒィグァンからオ・ソンジンのタイムリーで1点を追加し、トゥサンはその裏ハンファの3番手ク・デソン(元オリックス)から2番ミン・ビョンホンのタイムリーで1点を返したが、最後は4番手ヤン・フンが相手の反撃を断ち、17安打と打線の爆発で大勝した。リュ・ヒョンジンは6回を1失点に抑え、チーム最多の12勝目で、奪三振数トップ(177個)で2位チョ・ジョンフン(ロッテ)とは9個差をつけている。打線ではキム・テギュン、オ・ソンジンが3安打2打点と活躍。すでに3位以上が確定しているトゥサンは、先発イ・ジェウが1回で降板すると、あとはテスト登板を繰り返しているかのように1イニングずつ合計9人を投げさせていて、あまり勝利への執念を感じさせなかった。打線ではミン・ビョンホンが3安打1打点と活躍。なお、36歳のベテラン内野手キム・ミンジェは、2回表の安打で史上13人目となる通算1500安打を達成した。
ヒーローズ １−５ ロッテ (釜山・社稷)
（勝）チャン・ウォンジュン １３勝７敗 （敗）イ・ヒョンスン １２勝１０敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ ２８号
この試合は4位の座をめぐる大一番ということもあり、平日の木曜日にもかかわらず、社稷野球場はロッテを応援しようと釜山の熱狂的なロッテファンたちにより、28500人の大入り満員となった。ヒーローズは1回表ロッテの先発チャン・ウォンジュンから3番イ・テックンのタイムリーで1点を先制し、ロッテは3回裏ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから4番イ・デホの3ランで逆転し、4回裏2番イ・スンファのタイムリーで1点を追加し、イ・ヒョンスンをノックアウトした。ロッテは5回裏にもヒーローズの2番手イ・ボグンから5番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を追加した。ヒーローズは6回表チャン・ウォンジュンから1死1，2塁のチャンスを作ったが、代わったロッテの2番手イム・ギョンワンに抑えられてしまった。
ロッテはその後ハ・ジュンホ、ペ・ジャンホ、守護神アドキンスの継投で相手の反撃を断ち3連勝し、同率4位で並んでいたが試合のなかったサムソンを抜いて、2日ぶりの単独4位に浮上した。6回途中まで1失点に抑えたチャン・ウォンジュンは、自己最多のシーズン13勝目で、左のエースとしてさらに成長を続けている。打線ではパク・ヨンテク(ＬＧ)とし烈な首位打者争いを続けるホン・ソンフンが3安打1打点と活躍し、打率を.379に上げパク・ヨンテクと3厘差とした。6位ヒーローズはこれで3連敗となり、4位ロッテとの差が3.5ゲームに開き、4位争いから大きく後退した。先発イ・ヒョンスンは4回途中4失点で期待にこたえられず、夏場からはシーズン前半のような投球ができなくなり、自身4連敗となり光明が見えない。
