ＳＫ ６−４ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）チョン・ビョンドゥ ５勝３敗２Ｓ （セーブ）コ・ヒョジュン ６勝８敗２Ｓ （敗）シン・チョリン ２勝２敗６Ｓ
（本塁打） ＳＫ ： イ・ホジュン １３号、チョン・サンホ ６号 ヒーローズ ： クラーク １６，１７号、イ・テックン １０，１１号
ＳＫは1回表ヒーローズの先発キム・スギョンから3番キム・ジェヒョンのタイムリー、6番チェ・ジョンへの押し出しの四球で2点を先制し、ヒーローズも1回裏ＳＫの先発グローバー(元読売)から1番クラークの先頭打者本塁打で1点を返した。ヒーローズは4回裏3番イ・テックンの本塁打で2−2の同点に追いつき、キム・スギョンも7回途中2失点と好投した。7回表のピンチを2番手オ・ジェヨンがしのいだヒーローズはその裏、クラーク、イ・テックンのこの試合2本目の本塁打で2点を勝ち越して逆転し、グローバーをノックアウトした。しかしＳＫは8回表ヒーローズの3番手ソン・シニョン、5番手シン・チョリンから代打イ・ホジュン、7番チョン・サンホの本塁打で5−4と逆転した。
ＳＫは9回表ヒーローズの6番手チョン・ジュンホ(背番号61)からイ・ホジュンのタイムリーで1点を追加し、イ・スンホ(背番号20)、コ・ヒョジュンの継投で相手の反撃を断ち逆転勝ちし、トゥサンがハンファに、キアがロッテに敗れたことで一気に3位から1日で首位を奪回した。7回裏2番手として登板し1アウトをとっただけのチョン・ビョンドゥが、味方が逆転してくれたため幸運にも5勝目。最近抑えに回りプロ8年目にして初セーブをあげたコ・ヒョジュンが2セーブ目。6位ヒーローズはリリーフ陣が打たれただけでなく、本塁打4本がすべてソロでタイムリーがなく、打線のつながりがなかった。なお、キム・スギョンは1回表三振を奪い、史上7人目となる通算1300奪三振をプロ11年目で記録した。
(8回表逆転2ランを打った捕手チョン・サンホ。)
トゥサン ３−７ ハンファ （大田）
（勝）ユ・ウォンサン ５勝７敗 （敗）イム・テフン １０勝３敗１Ｓ
トゥサンは1回表ハンファの先発ユ・ウォンサンから4番キム・ドンジュ、6番ユ・ジェウン、7番ソン・シホンのタイムリーで3点を先制し、ハンファは1回裏トゥサンの先発ホン・サンサムから3番イ・ボムホのタイムリーで1点を返した。ハンファは4回裏9番チュ・スンウのタイムリーで1点を返し、トゥサンはこの回途中から2番手イム・テフンに交代させ継投策に出た。ハンファは6回裏イム・テフンのけん制悪送球と3番イ・ボムホのタイムリーで4−3と逆転すると、代わったトゥサンの3番手キム・サンヒョンから5番イ・ヨンウのタイムリーで2点を追加した。
最下位ハンファは8回裏トゥサンの4番手パク・ミンソクから4番キム・テギュンのタイムリーで1点を追加し、ク・デソン(元オリックス)、ヤン・フン、トーマス(元北海道日本ハム)の継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちで3連敗から脱出した。ユ・ウォンサンは1回に3点を失ったが7回まで投げ5勝目。敗れたトゥサンはヒーローズに勝ったＳＫに1日で首位の座を簡単に譲り2位に後退し、ホン・サンサムが不安定な内容で3回途中で交代し、中継ぎの柱イム・テフンも打たれ打線も追加点が奪えないなど、まさかの逆転負けで不安を残した。
キア ３−１４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ソン・ミンハン ６勝２敗 （敗）ヤン・ヒョンジョン ６勝５敗
（本塁打） ロッテ ： チョ・ソンファン ６号
ロッテは2回裏キアの先発ヤン・ヒョンジョンから6番ガルシア(元オリックス)のタイムリーで1点を先制し、4回裏7番チョン・ボミョンのタイムリーで3点、5回裏キアの2番手イム・ジュンヒョクからチョン・ボミョンへの押し出しの四球、代打イ・スンファのタイムリーで4点を追加し、8−0とリードを広げた。さらにロッテの勢いは止まらず、6回裏3番チョ・ソンファンの2ラン、ガルシア、9番チャン・ソンウ、1番キム・ミンソンのタイムリーで6点を追加し、ダメを押した。ロッテの先発ソン・ミンハンは6回を無失点に抑え、キアは8回表ロッテの3番手イム・ギョンワン、4番手ペ・ジャンホから7番ナ・ジワン、8番キム・ソンビン、2番キム・ウォンソプのタイムリーで3点を返した。
最後はアドキンスが抑え、17安打14得点の猛攻で4位ロッテが大勝し、キアが12−2で勝った前日28日とは対照的な結果となり雪辱を晴らした。ソン・ミンハンは安定した投球で6勝目で、開幕からの出遅れを挽回している。打線ではキム・ミンソンが3安打1打点、チョン・ボミョンが2安打4打点と活躍。キアはヤン・ヒョンジョンが4回途中4失点で降板し、打線も8回表の3得点以外見せ場がなく、3連勝で止まり2位からＳＫに抜かれ3位に後退した。なお、この試合は平日にもかかわらず社稷野球場は地元釜山の熱狂的なロッテファンたちが、上位争いを続けるチームを応援しようと、2009年シーズン10度目の28500人の大入り満員となった。
サムソン ５−６ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チョン・チャンホン ６勝４敗１Ｓ （セーブ）イ・ジェヨン ３勝２敗８Ｓ （敗）チェ・ウォンジェ ３勝１敗
（本塁打） サムソン ： チェ・テイン １２号 ＬＧ ： ペタジーニ ２２号
この試合の前に、ＬＧと日本プロ野球・中日の業務提携20周年ということで、中日の人気マスコット・ドアラが中日ファンたちとともに蚕室野球場を訪れ、始球式を行った。サムソンは1回表ＬＧの先発キム・グァンスから3番カン・ボンギュの内野ゴロ、4番ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで2点を先制し、ＬＧも1回裏サムソンの先発イ・ウソンから4番ペタジーニ(元読売)の3ランで逆転した。サムソンは2回表7番チェ・テインの本塁打で3−3の同点に追いつき、3回表4番ヤン・ジュンヒョクの2打席連続タイムリーで4−3と逆転した。ＬＧは3回裏8番チョ・インソンへの押し出しの四球で同点に追いつき、4回裏サムソンの2番手パク・ソンフンからペタジーニの内野ゴロの間に5−4またもや逆転した。サムソンは5回表ＬＧの2番手リュ・テッキョンからヤン・ジュンヒョクの内野ゴロの間に5−5の同点に追いついたが、ＬＧは6回裏サムソンの3番手チェ・ウォンジェ、4番手チョ・ヒョングンからチャンスを作ると、代わった5番手ペ・ヨンスのエラーで1点を勝ち越した。
7位ＬＧはチョン・チャンホン、イ・ジェヨンの継投で何とか1点差を守りきり、シーソーゲームを制した。打線では首位打者争いをする1番パク・ヨンテクが4安打。5位サムソンにとっては4位ロッテなど上位チームとの差が広がる一敗となり、12安打で5得点と打線のつながりを欠いた。ヤン・ジュンヒョクが3安打3打点と活躍。
(帽子を交換するＬＧのマスコットとドアラ。)
