サムソンは24日、新外国人選手としてブランドン・ナイト投手(33)と年俸15万ドル(約1420万円)で契約した、と発表した。サムソンは7月9日に退団したルネルビーズ・エルナンデス投手(29)の代役となる外国人選手を探していた。
米国出身の右腕のナイトは大学卒業後1995年米国メジャーリーグ・テキサスレンジャースと契約し、2001年ニューヨークメッツでメジャーリーグ初昇格を果たした。だがメジャーリーグには定着できず、2003年日本プロ野球・福岡ダイエーと契約し、先発として活躍し6勝をあげた。2004年は1勝もできず福岡ダイエーを退団すると、2005年北海道日本ハムに移籍したが振るわず退団し、その後は米国独立リーグでプレーした。2008年はニューヨークメッツとマイナー契約を結び、メジャーリーグにも昇格しメジャー初勝利となる1勝をあげると北京五輪米国代表にも選ばれ、予選リーグの韓国戦に先発したが、5回途中6失点と振るわなかった。2009年シーズンはこれまでニューヨークメッツ傘下のAAA級マイナーリーグ・バファローに所属していた。メジャーリーグでの通算成績は3年間で15試合に登板、1勝0敗、防御率8.62。マイナーリーグ通算成績は14年間で356試合に登板、93勝100敗43セーブ、防御率4.40。日本プロ野球での通算成績は3年間で30試合に登板、6勝6敗、防御率5.95。
先発の頭数が足りないサムソンでは、ナイトは主に先発として起用される予定で、7月末韓国へ入国し、23日現在サムソンは5位ながら首位SKまで勝率5割台前半に5チームがひしめく大混戦となっているため、更なる上位進出のための救世主として活躍が期待されている。
(文責 : ふるりん)