ヒーローズ 5−4 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)イ・ボグン 1勝1敗 (敗)コ・チャンソン 2勝2敗
(本塁打) ヒーローズ : ソン・ジマン 6号
ヒーローズは2回表トゥサンの先発キム・サンヒョンから6番ソン・ジマンの本塁打で1点を先制し、先発キム・ソンヒョンも好投していたが、トゥサンは5回裏ヒーローズの2番手の高卒新人カン・ユングから、キム・ドンジュの負傷により途中出場した4番オ・ジェウォンのタイムリーで1−1の同点に追いついた。その後ヒーローズの3番手イ・ボグン、キム・サンヒョンの好投で投手戦が続いた。ヒーローズは8回表トゥサンの2番手コ・チャンソンからチャンスを作ると、代わった3番手イム・テフンから1番クラークのタイムリーで1点を勝ち越し、9回表トゥサンの4番手キム・ミョンジェ、韓国初登板となった新外国人セデーニョからソン・ジマン、9番カン・ジョンホのタイムリーで3点を追加した。
トゥサンは9回裏ヒーローズの守護神ファン・ドゥソン、6番手ソン・シニョンから3番キム・ヒョンス、6番ソン・シホンのタイムリーで3点を返し1点差と迫ったが、最下位ヒーローズが何とか逃げ切った。イ・ボグンはプロ5年目にして初勝利。打線ではソン・ジマンが3安打1本塁打3打点と活躍。22日から24日までのSK3連戦に3連勝したトゥサンは、接戦を落としわずか2日にして首位の座をSKに譲り2位に後退した。
キア 2−3 SK (仁川・文鶴)
(勝)ユン・ギルヒョン 1勝 (セーブ)チョン・デヒョン 1敗6S (敗)ヤン・ヒョンジョン 5勝2敗
(本塁打) キア : キム・サンヒョン 7号、アン・チホン 5号
SKは1回裏キアの先発ヤン・ヒョンジョンから4番イ・ホジュンのタイムリーで1点を先制し、キアは2回表SKの先発ソン・ウンボムから5番キム・サンヒョン、7番の高卒新人アン・チホンの本塁打で2−1と逆転した。SKは4回表のピンチでソン・ウンボムをあきらめ、2番手イ・スンホに交代させ追加点を許さなかった。SKは7回裏ヤン・ヒョンジョンから代打パク・チョンファンのタイムリーで1−1の同点に追いつくと、代わったキアの2番手ソン・ヨンミンから2番チョ・ドンファの内野ゴロの間に2−1と逆転した。
SKは8回から守護神チョン・デヒョンを登板させ、何とか1点差を逃げ切り連敗を3で止め、トゥサンがヒーローズに敗れたため、24日直接対決で敗れトゥサンに奪われた首位の座を2日で奪回した。中継ぎとして期待されながら2009年シーズンは故障で出遅れ、7回に3番手として登板したユン・ギルヒョンがようやっと初勝利。一方序盤のチャンスを生かしきれず敗れたキアでは、9番キム・ジョングクが3安打と活躍。
LG 0−6 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)チャン・ウォンジュン 4勝4敗 (敗)キム・グァンス 1勝2敗
ロッテは1回裏LGの先発キム・グァンスから5番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を先制し、4回裏キム・グァンスの暴投や9番パク・キヒョクの犠牲フライで2点を追加した。ロッテの先発チャン・ウォンジュンは連打を許さず快調な投球を続け、打線は7回裏LGの2番手イ・ドンヒョン、4番手の高卒新人チェ・ドンファンから2番キム・ジュチャン、4番イ・デホのタイムリーで3点を追加した。
チャン・ウォンジュンは8回、9回のピンチも無失点でしのぎ、117球の完封勝ちでチームを6位に浮上させた。投手1人による完封勝利はチームだけでなく、2009年シーズンのプロ野球全体でも初となった。開幕当初こそ不振だったチャン・ウォンジュンは、最近3連勝と調子を取り戻しつつある。打線ではホン・ソンフンが3安打と活躍。最近6年ぶりの勝ち星をあげ、2009年シーズン初先発となったキム・グァンスは6回を3失点と比較的健闘したが、破壊力のあるLG打線はわずか6安打に抑えられてしまった。
(2009年シーズン初の完封勝利を記録した左腕チャン・ウォンジュン。)
サムソン 3−2 ハンファ (清州)
(勝)クォン・ヒョク 3勝1敗 (セーブ)オ・スンファン 1勝13S (敗)トーマス 3敗6S
(本塁打) サムソン : チェ・テイン 5,6号 ハンファ : キム・テワン 11号
サムソンは2回表ハンファの先発ユ・ウォンサンから7番チェ・テインの本塁打で1点を先制し、ハンファはその裏サムソンの先発エルナンデスから7番ヨン・ギョンフムのタイムリーで同点に追いつき、4回裏3番キム・テワンの本塁打で2−1と逆転した。ユ・ウォンサンは6回途中で降板し、シーズン初勝利をリリーフ陣に託したが、サムソンは7回表ハンファの2番手ク・デソン(元オリックス)からチェ・テインのこの試合2本目となる本塁打で2−2の同点に追いついた。ハンファは同点で迎えた9回裏サムソンの3番手チョン・ヒョヌクからサヨナラ勝ちのチャンスを作るが、ここは代わった4番手クォン・ヒョクが抑え試合は延長に突入した。
サムソンは11回表代走イ・ヨンウクが3塁まで盗塁を決めてチャンスを作ると、1塁走者がハンファの守護神トーマスの牽制に引っかかり刺されそうになったが、相手の悪送球の間にイ・ヨンウクが生還し1点を勝ち越した。ハンファの最後の攻撃はサムソンの守護神オ・スンファンが抑え、サムソンが延長戦を制し逆転勝ちした。9回途中から11回途中まで無失点と好投した中継ぎ左腕クォン・ヒョクが3勝目。打線ではチェ・テインが2本塁打2打点と活躍。一方敗れたハンファは1番カン・ドンウ、2番イ・ヨサンが無安打と打線がつながらず、ロッテに抜かれ7位に後退した。