ハンファ−トゥサン（ソウル・蚕室）は雨天中止。
ヒーローズ １−７ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）キム・グァンヒョン ２勝 （敗）イ・ヒョンスン ３勝１敗
（本塁打） ＳＫ ： イ・ホジュン ６号、チェ・ジョン ２号
ＳＫは1回裏ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから、6番パク・キョンワンへの押し出しの四球で1点を先制した。ヒーローズは3回表ＳＫの先発キム・グァンヒョンから3番イ・テックンのタイムリーで1−1の同点に追いついた。ＳＫは6回裏4番イ・ホジュンの4試合連続本塁打で1点を勝ち越すと、5番チェ・ジョンの本塁打でイ・ヒョンスンをノックアウトし、さらに代わった3番手イ・サンヨル、4番手ソン・シニョンから相手のエラーや1番チョン・グヌ、2番パク・チェサン、3番パク・チェホンのタイムリーで4点を追加した。
7回以降はイ・スンホ(背番号20)、チェ・ビョンニョン、キム・ウォンヒョンの継投で相手の反撃を断ち、ＳＫが7連勝で早くも首位独走態勢に入ろうとしている。WBC(ワールドベースボールクラシック)からの不調が続いたキム・グァンヒョンも、4月17日以来8日ぶりの先発で6回1失点と好投し、2008年は故障で1本も本塁打を打てなかったイ・ホジュンがすでに6本塁打と、エースと主砲の復活でさらにその強さに磨きがかかったといえよう。その他には史上19人目の通算1500試合を達成したパク・チェホンが3安打1打点と活躍。ヒーローズはこれまで開幕3連勝だったイ・ヒョンスンが初黒星を喫し、4連敗となった。打線では高卒新人ながら7番ファーストでスタメン出場したチャン・ヨンソクが3安打と活躍。
キア ２−１ サムソン （大邱）
（勝）イム・ジュンヒョク １勝１敗 （敗）チョン・ヒョヌク １勝１敗１Ｓ
キアは1回表サムソンの先発チャ・ウチャンから、5番キム・サンヒョンのＬＧからの移籍後初打点となる犠牲フライで1点を先制した。その後キアの先発ヤン・ヒョンジョン、チャ・ウチャンと左腕どうしの投げ合いが続き、スコアボードにはゼロ行進が見られた。ヤン・ヒョンジョンは7回まで四球以外無安打に抑えていたが、6番キム・チャンヒィに2塁打を打たれノーヒットノーランの夢は途切れたものの、この回限りで降板した。チャ・ウチャンは8回表1死2塁のピンチでマウンドを2番手チョン・ヒョヌクに譲った。ここで4番チェ・ヒィソプは敬遠で歩かされ、キム・サンヒョンが打ち取られキアはチャンスを逃した。するとサムソンは8回裏、キアの2番手ソン・ヨンミンから四球とエラーで2死1，3塁とチャンスを作ると、ここで登板した守護神ハン・ギジュの暴投で1−1の同点に追いついた。
キアは9回表チョン・ヒョヌクから9番イ・ヒョンゴンのタイムリーで1点を勝ち越したが、ハン・ギジュは9回裏先頭打者にヒットを許したことでイム・ジュンヒョクに交代し、何とか後続を断ちキアが接戦を制し、4連敗とロッテとの同率最下位から脱出した。キアは勝つに勝ったものの、ハン・ギジュがここ5試合で3度セーブに失敗と、今後に不安を残した。わずか2安打に抑えられたサムソンは、この日試合が雨天中止となったトゥサンに抜かれ3位に後退した。
(9回裏のピンチを抑えたイム・ジュンヒョク。)
ＬＧ １０−９ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）チェ・ウォンホ ２勝１敗 （セーブ）ウ・ギュミン ３Ｓ （敗）キム・デウ １敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・ヨンテク １号
5連敗中のロッテは、万策尽きて1軍初登板となった24歳の若手キム・デウを先発に送ったが、1回表ＬＧは6番チェ・ドンス、7番パク・キョンス、8番チョ・インソンへの3者連続押し出し四球で3点を先制した。キム・デウはこの回なんと5者連続四球という不名誉な新記録を更新してしまった。ＬＧは2回表ロッテの2番手キム・イリョプからチェ・ドンス、パク・キョンスのタイムリーで3点を追加し、ロッテもその裏ＬＧの先発チェ・ウォンホから7番チョン・ボミョンのタイムリーで1点を返した。ＬＧは3回表3番アン・チヨンのタイムリーで1点を追加し、ロッテはその裏3番キム・ジュチャンのタイムリーなどで2点を返した。
ＬＧは5回表ロッテの3番手キム・イスルから2番パク・ヨンテクの2ランなどで3点を追加し、10−3とリードし勝負あったかに見えた。しかしロッテはその裏2番イ・スンファのタイムリーで1点、8回裏ＬＧの4番手の高卒新人チェ・ドンファン、5番手オ・サンミンから9番キム・ミンソン、1番イ・イングのタイムリーで3点を返すと、ここでＬＧは守護神ウ・ギュミンを登板させた。さらにロッテは相手のエラーで1点を返し、10−8と2点差まで迫った。ロッテは9回裏8番パク・ナムソプの内野ゴロの間に1点差としたが、ウ・ギュミンが何とか抑えＬＧが乱打戦を制した。
ＬＧは15安打12四球と崩壊したロッテ投手陣から10点を奪ったが、先発チェ・ウォンホも5回4失点と打線の援護に恵まれ、リリーフ陣も打ち込まれ楽勝ムードから一転冷や汗ものの勝利となった。打線では骨折により開幕1軍から外れ、ようやっとこの試合が2009年初出場となった生え抜きの主力選手パク・ヨンテクが、3安打1本塁打2打点と活躍。ロッテは18安打を打ちながら、先発キム・デウがプレッシャーに押しつぶされたのか2回途中で降板してしまい、25000人近く集まった地元釜山のファンたちが悲嘆にくれる6連敗で単独最下位転落と、最悪の結果に終わってしまった。打線ではチョン・ボミョンが3安打1打点、キム・ミンソンが3安打2打点と活躍。
