ロッテ ２−８ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）門倉 １勝 （敗）チョ・ジョンフン ２勝２敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チョングォン ３号、イ・ホジュン ５号
ロッテは3回表ＳＫの先発の新外国人門倉(元読売)から3番チョ・ソンファンの犠牲フライで1点を先制した。ＳＫは5回裏ロッテの先発チョ・ジョンフンから3番パク・チョングォンの3ランで逆転し、7番チェ・ジョンの2点タイムリーでチョ・ジョンフンをノックアウトすると、代わった2番手イ・ジョンミンから1点を追加した。さらに6回裏ロッテの3番手キム・イスルから4番イ・ホジュンの2試合連続本塁打で1点、7回裏ロッテの4番手イム・ギョンワンから9番パク・キョンワンのタイムリーで1点を追加した。
ロッテは8回表ＳＫの4番手イ・スンホ(背番号20)から4番イ・デホへの押し出しの四球で1点を返した。ＳＫは8回裏、ロッテの5番手イム・ギョンワンから5番パク・チェホンが内角へきわどい球を投げられた際、8回表ＳＫの3番手チェ・ビョンニョンがロッテの3番チョ・ソンファンの顔に死球を当て、病院送りとなった際の報復だと感じたのか、激昂してマウンドに駆け寄り両チームベンチ総出の事態となり、試合が6分間中断した。最後はチョン・デヒョンが抑え、ＳＫが逆転勝ちで6連勝となり首位の座を守り、2008年からのロッテ戦の連勝も13に伸ばした。
日本人の新外国人門倉は、韓国初先発で初勝利をあげ、日本プロ野球・読売在籍時の2007年以来の勝利となった。なお、乱闘騒ぎを起こしたパク・チェホンは警告を受けただけですんだが、2回裏盗塁に成功し史上初の通算250本塁打(4月23日現在通算277本塁打)、250盗塁を記録した選手となった。また、キアと同率最下位のロッテはこれで4連敗となり、先発チョ・ジョンフンも5回に突如崩れ、投打ともに光明が見えない。
(韓国初先発で初勝利をあげた新外国人門倉。)
サムソン ４−１ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）クルセタ １勝２敗 （セーブ）オ・スンファン ５Ｓ （敗）シム・スチャン １勝２敗
ＬＧは1回裏、サムソンの先発の新外国人クルセタから3番アン・チヨンのタイムリーで1点を先制した。クルセタはその後好投を見せ追加点を許さなかったが、ＬＧの先発シム・スチャンも得点を許さなかった。サムソンは6回表4番チェ・テインのタイムリーで2−1と逆転すると、5番パク・ハニ、6番パク・チンマンのタイムリーで2点を追加しシム・スチャンをノックアウトした。サムソンは7回以降クォン・ヒョク、チョン・ヒョヌク、守護神オ・スンファンの継投で相手に反撃を許さず、逆転勝ちした。
サムソンはこれでトゥサンとの同率2位を守り、6回を1失点に抑えたクルセタが韓国初勝利で、先発投手陣の層が厚いとは言えないサムソンにとっては今後の活躍を期待したいところである。なお、通算本塁打数の新記録更新(341本)が期待されているヤン・ジュンヒョクは、2安打と調子は悪くないが、肝心の一発はこの試合も出なかった。一方ＬＧの先発シム・スチャンはエラーもあり6回に4失点と突如崩れ、打線もわずか5安打に抑えられてしまった。
(韓国初勝利をあげたクルセタ。)
トゥサン ３−０ キア （光州）
（勝）イ・ジェウ １勝 （セーブ）イ・ヨンチャン １敗５Ｓ （敗）イム・ジュンヒョク １敗
試合はトゥサンの先発チン・ヤゴプ、キアの先発の新外国人ロペスによる投手戦となった。特にトゥサンは3回表1死満塁のチャンスを作ったが、4番キム・ドンジュが併殺に倒れた。プロ2年目で2試合目の先発となった左腕チン・ヤゴプは4回を無失点で降板し、5回からは2番手コ・チャンソンが7回まで無失点に抑えた。ロペスは7回を無失点と好投し、8回からは2番手キム・ヨンスに交代した。トゥサンは9回表キアの3番手ユ・ドンフンから2死2，3塁のチャンスを作ったが、代わった4番手イム・ジュンヒョクの前に2番オ・ジェウォンが三振した。キアも9回裏トゥサンの3番手イ・ジェウから得点を奪えず、0−0のまま試合は延長に突入した。
トゥサンは10回表イム・ジュンヒョクから、途中出場の5番の高卒新人チョン・スビンのプロ初打点となるタイムリーで1点を勝ち越すと、代わった5番手ソン・ヨンミンから8番チェ・スンファンのタイムリーなどで2点を追加した。最後は抑えに定着しつつあるイ・ヨンチャンが抑え、トゥサンが延長戦を制し3連勝でサムソンとの同率2位をキープした。打線ではキム・ドンジュが3安打と活躍。キアは投手陣が好投を続けるものの5安打に抑えられてはどうしようもなく、3連敗でロッテとの同率最下位のままである。
ハンファ ７−６ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）キム・ヒョンミン ２勝１敗 （敗）チャン・ウォンサム ２敗
（本塁打） ハンファ ： パク・ノミン ２号、キム・テギュン ５号、ソン・グァンミン ２号 ヒーローズ ： クラーク ３号
ヒーローズは1回裏ハンファの先発キム・ヒョンミンから5番の新外国人クラーク、6番カン・ジョンホのタイムリーで3点を先制し、ハンファは2回表ヒーローズの先発チャン・ウォンサムから7番パク・ノミンの2ランで反撃した。ハンファは5回表、途中出場の3番チュ・スンウのタイムリーと4番キム・テギュンの2ランで逆転しチャン・ウォンサムをノックアウトすると、9回表ヒーローズの5番手ソン・シニョンから8番ソン・グァンミンの本塁打などで2点を追加した。
ヒーローズは9回裏ハンファの守護神トーマス(元北海道日本ハム)からクラークの3ランで1点差としたが、あと一歩及ばずハンファが逃げ切り逆転勝ちで3連勝となり、単独4位となった。5回を3失点で降板したキム・ヒョンミンに続いて、2番手ヤン・フンが2回を無失点と好投した。打線では1番に定着しつつあるベテランのカン・ドンウが3安打と活躍。ヒーローズはエースとして活躍を期待していたチャン・ウォンサムがいまだに勝ち星がなく、この試合も5回途中5失点と結果を残せず、3連敗となり5位に後退した。打線ではクラークが5安打1本塁打4打点と活躍。
