ロッテ ２−３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イ・スンホ ４勝１敗２Ｓ （敗）コルテス ２勝１敗８Ｓ
（本塁打） ロッテ ： カン・ミンホ １９号 ＳＫ ： パク・チェホン １９号
ＳＫは4回裏ロッテの先発チャン・ウォンジュンから4番パク・チェホンの本塁打で1点を先制し、ロッテは5回表ＳＫの先発イ・ヨンウクから6番カン・ミンホの2ランで逆転した。ＳＫは6回裏ロッテの2番手ペ・ジャンホから2死満塁のチャンスを作るが、代わったロッテの3番手キム・イスルに抑えられてしまう。ＳＫも6回以降チェ・ビョンニョン、チョン・ウラム、キム・ウォンヒョンの必死の継投でロッテに追加点を許さない。ロッテもチョ・ジョンフン、カン・ヨンシクと1点差を必死に守ろうと投手を惜しげもなくつぎ込んだ。
ＳＫは9回裏ロッテの守護神コルテスから2死満塁のチャンスを作ると、6番キム・ガンミンが2点タイムリーを打ち、逆転サヨナラ勝ちで対ロッテ戦の連勝を9に伸ばした。8回途中から9回まで無失点に抑えたＳＫの5番手イ・スンホが4勝目。打線ではパク・チェホンが3安打1本塁打2打点と活躍。すでに2年連続の公式戦優勝を決めたＳＫは、史上最多タイのシーズン81勝目を記録し、韓国シリーズ連覇に余念がない。一方公式戦2位進出でポストシーズンはプレーオフからの出場を狙う3位ロッテは、2位トゥサンがハンファに敗れたのにも関わらず、ＳＫの底力をまざまざと見せ付けられ、痛い一敗を喫してしまった。
(9回裏キム・ガンミンのタイムリーでサヨナラ勝ちしたＳＫの選手たちが喜びを爆発させる。)
トゥサン ２−７ ハンファ （大田）
（勝）リュ・ヒョンジン １４勝７敗 （敗）キム・サンヒョン ６勝２敗
（本塁打） トゥサン ： イ・ソンヨル １号 ハンファ ： クラーク ２２号、キム・テギュン ３１号
28日4位サムソンがポストシーズン進出を決めたことにより、2005年以来4年連続のポストシーズン進出を逃した5位ハンファは1回裏、トゥサンの先発キム・サンヒョンから3番イ・ヨンウのタイムリー、6番クラークの3ランで4点を先制した。ハンファは3回裏4番キム・テギュンの本塁打王争い単独トップとなる31号ソロで1点を追加し、キム・サンヒョンはこの回で降板した。ハンファの先発リュ・ヒョンジンは好投を続け、打線は5回裏トゥサンの2番手の高卒新人パク・ミンソクからクラークのタイムリーで1点を追加した。リュ・ヒョンジンは7回を無失点で降板した。
トゥサンは8回表ハンファの2番手ソン・ジヌ(史上最多の通算209勝)から途中出場の1番イ・ソンヨルが、6月のＬＧからの移籍後初本塁打となる2ランを打ち、ようやっと反撃したが、ハンファはその裏トゥサンの4番手ウォン・ヨンモクから9番イ・ヨサンの併殺打の間に1点を追加した。最後は3番手マ・ジョンギルが抑え、ハンファがポストシーズン進出に失敗してもモチベーションが下がることなく快勝した。エースのリュ・ヒョンジンはチーム最多の14勝目で、奪三振4個を記録し、シーズン通算の奪三振数を143に伸ばし、3年連続の最多奪三振のタイトル奪取へ向けて前進した。打線ではクラークが4打点と活躍。敗れた2位トゥサンは、3位ロッテもＳＫに敗れたため、ゲーム差1.5は縮まらず、公式戦2位確定へあと2勝とした。今季最終戦となったこのカードは、9勝9敗と五分に終わった。
ヒーローズ １−２ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ウ・ギュミン ３勝７敗１０Ｓ （敗）ソン・シニョン １勝７敗４Ｓ
ヒーローズは2回表ＬＧの先発オクスプリング(元阪神)から8番キム・ドンスのタイムリーで1点を先制したが、ＬＧはその裏ヒーローズの先発チャン・ウォンサムから9番クォン・ヨングァンの内野ゴロの間に同点に追いつく。その後オクスプリング、チャン・ウォンサムともに8回まで投げ、互いに追加点を許さず投手戦が続いた。ヒーローズは9回表ＬＧの3番手ウ・ギュミンから2死満塁のチャンスを造るがこれを生かせず、ＬＧは9回裏ヒーローズの2番手ソン・シニョンから7番チョ・インソンのタイムリーでサヨナラ勝ちし、両チーム合計6安打の投手戦を制した。
現在最下位のＬＧはタイヒーローズ戦の連勝を3に伸ばし、この勝利によって残り3試合で全勝し、ヒーローズが残り5試合で全敗すると同率7位となり、単独最下位脱出に向けて希望を残した。今季最終戦となったこのカードは、ヒーローズが11勝7敗と勝ち越し順位争いを有利に進めた。
(9回裏サヨナラタイムリーを打ったチョ・インソン。)
