ハンファ ４−３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）ソン・ジヌ ６勝８敗 （セーブ）トーマス ３勝６敗３０Ｓ （敗）キム・ウォンヒョン １１勝６敗２Ｓ
（本塁打） ハンファ ： イ・ヨサン ２号
ハンファは3回表、ＳＫの先発チョン・ビョンドゥから9番イ・ヨサンの2ランで先制したが、ＳＫはその裏ハンファの先発リュ・ヒョンジンから2番パク・チェサンのタイムリーで1点を返すと、5回裏3番チョン・グヌの2点タイムリーで3−2と逆転した。ハンファは6回表ＳＫの2番手イ・ハンジンからイ・ヨサンのタイムリーで3−3の同点に追いつき、6回から登板した2番手マ・ジョンギルが好投し得点を許さない。さらにハンファは9回裏1死から3番手として先発要員のソン・ジヌまで登板させ、必死の継投で3−3の同点のまま延長戦まで持ち込んだ。
5位ハンファは10回表ＳＫの3番手キム・ウォンヒョンから5番キム・テワンのタイムリーで1点を勝ち越すと、最後は守護神トーマス(元北海道日本ハム)が抑え、逆転勝ちで延長戦を制し、公式戦は残りわずか3試合だがこの日試合のなかった4位サムソンとのゲーム差を2に縮め、ポストシーズン進出にわずかな望みを残した。42歳の大ベテラン左腕ソン・ジヌは、史上最多の通算209勝目をあげ、史上初の通算投球回数3000イニング達成まであと6回と3分の2となった。打線ではイ・ヨサンが2安打1本塁打3打点と活躍。最多勝のタイトルを狙ったリュ・ヒョンジンは5回3失点といまひとつの内容で、14勝目はならなかった。21日2年連続の公式戦優勝、韓国シリーズ出場を決めたＳＫの連勝は6で止まった。
(史上最多の通算209勝目をあげたソン・ジヌ。)
ヒーローズ ５−１２ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イム・テフン ６勝５敗６Ｓ （敗）イ・ヒョンスン ５勝８敗
ヒーローズは1回表トゥサンの先発ランデル(元読売)から4番イ・テックンの併殺打の間に1点を先制したが、トゥサンはその裏ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから3番キム・ヒョンスのタイムリーで同点とした。ヒーローズは2回表9番クォン・ドヨンの内野ゴロの間に1点を勝ち越し、1番チョン・スソンのタイムリーで1点を追加したが、トゥサンはその裏9番イ・デスのタイムリーで1点を返した。さらにトゥサンは3回裏途中出場の8番チェ・スンファン、イ・デス、1番イ・ジョンウクのタイムリーで7−2と一気に逆転すると、この回代わったヒーローズの3番手チョ・ヨンフンから4番キム・ドンジュのタイムリーで2点を追加した。3回から登板したトゥサンの2番手イム・テフンは7回までの5イニングを無失点に抑えた。
ヒーローズは8回表トゥサンの3番手クム・ミンチョルの暴投や代打ファン・ジェギュンのタイムリーで2点を追加したが、トゥサンはその裏ヒーローズの4番手キム・ソンヒョンから6番チェ・ジュンソク、7番ユ・ジェウンのタイムリーや相手のエラーで3点を追加した。最後はチョン・ジェフンが抑え、2位トゥサンがヒーローズ相手に17安打12得点の猛攻で逆転勝ちし、4連勝でキアに敗れ5連敗となった3位ロッテとのゲーム差を3に広げた。
プロ2年目にして自己最長の5イニングを投げたイム・テフンが6勝目。打線ではイ・ジョンウクが3安打1打点、キム・ドンジュが3安打2打点、イ・デスが2安打4打点と活躍。7位ヒーローズは随所で集中力を欠き3失策を重ね3連敗で、3回途中7失点で降板したイ・ヒョンスンは最近4連敗。打線ではチョン・スソンが3安打1打点と活躍。なお、8番でスタメン出場したベテラン捕手キム・ドンスは、プロ19年目にして史上3人目の通算2000試合出場を達成。
(史上3人目の通算2000試合出場を達成したキム・ドンス。)
ロッテ ８−９ キア （光州）
（勝）ソ・ジェウン ５勝５敗 （セーブ）ハン・ギジュ １勝２敗２６Ｓ （敗）チャン・ウォンジュン １２勝１０敗
（本塁打） ロッテ ： カン・ミンホ １７号 キア ： イ・ジェジュ １１号
ロッテは1回表キアの先発ソ・ジェウンから3番チョ・ソンファン、5番カン・ミンホのタイムリーで3点を先制した。キアは4回裏ロッテの先発チャン・ウォンジュンから8番の高卒新人キム・ソンビンの内野ゴロで1点を返したが、ロッテは5回表4番ガルシア(元オリックス)のタイムリーで1点を追加した。キアは5回裏4番イ・ジェジュ、7番キム・ジョングクのタイムリーで5−4と逆転し、6回裏ロッテの4番手キム・イリョプからイ・ジェジュの3ランでリードを広げた。ロッテは7回表キアの3番手パク・キョンテから2番イ・イングの内野ゴロの間に1点を返すが、キアはその裏、途中出場の9番イ・ホシンのプロ2年目にして初打点となるタイムリーで1点を追加した。
ロッテは8回表カン・ミンホの本塁打で1点、9回表キアの守護神ハン・ギジュからガルシア、カン・ミンホのタイムリーで2点を返し1点差に迫ったが、キアが何とか逃げ切り乱打戦を制した。6回途中4失点で降板とあまり内容はよくなかったが、打線の援護に恵まれた元メジャーリーガーのソ・ジェウンは、6月14日のＳＫ戦以来101日ぶりの勝利となる5勝目。打線ではイ・ジェジュが3安打1本塁打5打点と活躍。
一方ポストシーズン進出決定後、一時期の勢いがうそのように消えてしまった3位ロッテは5連敗で、ヒーローズに勝ち4連勝の2位トゥサンとのゲーム差は3に開いた。チーム最多勝のチャン・ウォンジュンが5回5失点で降板し最近3連敗で期待を裏切り、連敗ストッパーにはなれなかった。打線では1番キム・ジュチャンが3安打、カン・ミンホが3安打4打点と活躍。
