ＳＫ ２−７ ハンファ （大田）
（勝）リュ・ヒョンジン １１勝６敗 （敗）キム・ウォンヒョン ８勝４敗２Ｓ
（本塁打） ＳＫ ： イ・ジェウォン ３号、チョン・サンホ ６号 ハンファ ： キム・テギュン ２８号、イ・ボムホ １６号
ハンファは2回裏、ＳＫの先発キム・ウォンヒョンから4番キム・テギュンの本塁打王争いトップとなる28号本塁打で1点を先制した。ＳＫは3回表、北京五輪では決勝など2試合で好投したハンファの先発リュ・ヒョンジンから、3番イ・ジェウォンの本塁打ですかさず同点に追いつく。ハンファはその裏5番イ・ボムホへの押し出しの四球、6番キム・テワンのタイムリーで4点を勝ち越し、キム・ウォンヒョンをノックアウトした。ＳＫは7回表7番チョン・サンホの本塁打で1点を返すが、ハンファは8回裏ＳＫの5番手チョ・ヨンミンから5番イ・ボムホの2ランでダメを押した。
8回以降はク・デソン(元オリックス)、アン・ヨンミョンが相手の反撃を断ち、ハンファが4連敗から脱出し、3位ロッテが9連勝したため4位奪回はならなかったが、ゲーム差なしの4位に食いついている。チームに復帰したエースのリュ・ヒョンジンは7回2失点、7奪三振の好投でチームのピンチを救い、11勝目をあげた。首位ＳＫは今季リリーフとして好投していたベテランのキム・ウォンヒョンを先発として起用したが、3回持たず5失点と期待はずれで、ＬＧに勝った2位トゥサンとのゲーム差が8.5に縮まった。
トゥサン ６−５ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）キム・サンヒョン ３勝 （セーブ）イム・テフン ５勝５敗６Ｓ （敗）チョン・ジェボク ４勝８敗９Ｓ
（本塁打） トゥサン ： ホン・ソンフン ７号
トゥサンは1回表ＬＧの先発の高卒新人イ・ボムジュンから、5番ホン・ソンフンの3ランで先制した。トゥサンの先発は高卒2年目の若手イ・ウォンジェだったが、4回裏8番チョ・インソン、9番クォン・ヨングァンのタイムリーでＬＧに3−3の同点に追いつかれると交代し、プロ初勝利はならなかった。ＬＧはこの回代わったトゥサンの2番手の高卒新人チン・ヤゴプから1番イ・デヒョンのタイムリーで逆転すると、代わったトゥサンの3番手チョン・ジェフンから3番アン・チヨンのタイムリーで5−3とリードを2点に広げた。
トゥサンは6回表ＬＧの2番手イ・ジェヨンから8番チェ・スンファンのタイムリーで1点差とした。その後チン・ヤゴプ、イ・ジェヨンなどの好投で1点差のまま9回を迎えた。トゥサンは9回表、最近抑えを任されるようになったＬＧの3番手チョン・ジェボクから4番キム・ドンジュ、ホン・ソンフンのタイムリーで6−5と逆転した。最後はイム・テフンが抑え、トゥサンが逆転勝ちで、同じ蚕室のライバル対決であるＬＧ戦の連勝を8に伸ばし、ハンファに敗れた首位ＳＫとのゲーム差を8.5に縮めた。先制本塁打と決勝逆転タイムリーを打ったホン・ソンフンが4打点と活躍。3連敗となった最下位ＬＧでは、イ・デヒョンが3安打1打点と活躍。
(決勝タイムリーなど4打点と活躍したホン・ソンフン。)
サムソン ２−５ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）チョ・ジョンフン ３勝２敗 （セーブ）チェ・ヒャンナム ２勝２敗８Ｓ （敗）ペ・ヨンス ７勝７敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア ２７号
現在8連勝中と絶好調のロッテを見ようと、社稷野球場は地元釜山のファンたちで埋め尽くされ、史上最多の1シーズンで15度目の3万人の大入り満員となった。ロッテは1回裏サムソンの先発ペ・ヨンスから5番ガルシア(元オリックス)のタイムリーで1点を先制し、サムソンは2回表ロッテの先発チョ・ジョンフンから8番ヒョン・ジェユン、9番キム・ジェゴルのタイムリーで2−1と逆転した。ロッテは3回裏ガルシアの2打席連続タイムリーで2−2の同点とし、4回裏サムソンの2番手クォン・ヒョクから2番イ・イングの2点タイムリーで4−2と逆転した。5回裏にはガルシアの27号本塁打で1点を追加した。
ロッテは6回以降アン・ジマン、チョ・ヒョングンのサムソンのリリーフ陣から得点を奪えなかったが、チョ・ヒョングンは7回2失点と好投し、8回からはチェ・ヒャンナムが相手の反撃を断ち、1992年以来16年ぶりとなるチーム史上最多タイの9連勝で、3位の座を守り満員の観客の期待にこたえた。キム・テギュン(ハンファ)を1本差で追いかける、し烈な本塁打王争いを繰り広げるガルシアが3安打3打点と活躍。敗れた5位サムソンは、3位ロッテ、4位ハンファとのゲーム差が2.5に広がり、上位争いから一歩後退した。
(怒涛の9連勝で満員の観衆を喜ばせたロッテの選手たち。)
ヒーローズ １−２ キア （光州）
（勝）ユ・ドンフン ６勝３敗２Ｓ （セーブ）ハン・ギジュ １勝２敗２３Ｓ （敗）ソン・シニョン ５敗４Ｓ
(本塁打) ヒーローズ ： キム・イルギョン ２号
ヒーローズは3回表キアの先発イ・ボムソクから9番キム・イルギョンの本塁打で1点を先制し、先発キム・スギョンも好投を続けるが、追加点を奪うことができない。イ・ボムソク、キム・スギョンともに得点を与えず、投手戦が続いた。ヒーローズは8回表キアの2番手ヤン・ヒョンジョンから1死1，2塁の追加点のチャンスを作るが、1塁走者が盗塁に失敗し、代わったキアの3番手ユ・ドンフンの前に3番イ・テックンが三振に倒れ、無得点に終わった。
キアは8回裏ウリの3番手ソン・シニョンから代打イ・ジョンボム(元中日)のタイムリー、4番チェ・ヒィソプの犠牲フライで2−1と逆転した。最後は守護神ハン・ギジュがこの1点のリードを守り、6位キアが逆転勝ちし3連勝で5位サムソンとのゲーム差を2に縮め、4位争いに踏みとどまった。ハン・ギジュは2試合連続セーブで、北京五輪での不振を振り払うことができた。投打がかみ合わず、接戦を落とし続ける7位ヒーローズはこれで北京五輪中断期間からの再開後まだ勝ち星がなく6連敗で、勝率4割を切ってしまった。
