30日のプロ野球4試合には合計41144名の観客が集まり、2008年シーズンの総観客動員は100万人を突破した。開幕から106試合目での総観客動員数100万人達成は、近年では1997年の98試合に次ぐ速いペースとなり、念願の500万人突破達成に期待がかかる。
SK 2−6 ハンファ (大田)
(勝)リュ・ヒョンジン 5勝1敗 (敗)キム・ウォンヒョン 2勝1敗
ハンファは2回裏SKの先発キム・ウォンヒョンから8番シン・ギョンヒョンのタイムリーや外野からの悪送球で2点を先制し、SKは3回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンから2番パク・チェサンのタイムリーで1点を返した。ハンファはその裏4番キム・テギュンのタイムリーでキム・ウォンヒョンをノックアウトすると、代わったSKの2番手ユン・ギルヒョンから7番ハン・サンフンのタイムリーや相手のエラーで6−1とリードを広げた。
SKは6回裏5番チェ・ジョンのタイムリーで1点を返したが、7回以降ユン・ギュジン、アン・ヨンミョン、トーマス(元北海道日本ハム)の継投で相手の反撃を断ち、ハンファが首位を独走するSKの8連勝を阻止し、サムソンに代わって1日で3位の座を取り戻した。6回2失点に抑え、SK戦では2006年9月以来1年7ヶ月ぶりの勝利をあげたリュ・ヒョンジンは最近5連勝で、キム・グァンヒョン(SK)と並び最多勝争いトップタイとなった。SKは3番手イ・ハンジンなどのリリーフ陣が奮闘したが、打線が抑え込まれてしまった。
(最近5連勝のリュ・ヒョンジン。)
LG 4−3 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)ウ・ギュミン 1勝2敗7S (敗)イム・ギョンワン 1勝1敗2S
(本塁打) ロッテ : チョン・ボミョン 2号
LGは1回表ロッテの先発イ・ヨンフンから4番チェ・ドンスのタイムリーで1点を先制し、ロッテは2回裏LGの先発オクスプリング(元阪神)から8番チョン・ボミョンの内野ゴロの間に同点に追いつく。LGは3回表3番イ・ジョンヨルのタイムリーで1点を勝ち越すが、ロッテは5回裏相手のエラーで再び同点に追いつくと、6回裏チョン・ボミョンの本塁打で逆転した。ロッテは6回以降ペ・ジャンホ、カン・ヨンシクの継投で同点打を許さなかったが、LGは9回表抑えのイム・ギョンワンから代打パク・ヨンテク、8番ソン・インホのタイムリーで4−3と逆転した。
最後は8回裏から登板した守護神ウ・ギュミンがそのまま抑え、LGが2007年から続くロッテの本拠地・社稷野球場での連敗を4で止めた。最近調子を落としこの試合も逆転負けした2位ロッテは、SKに勝った3位ハンファとのゲーム差が1とうかうかしていられなくかった。
ウリ 4−3 サムソン (大邱)
(勝)スコービー 2勝2敗 (セーブ)チョン・ジュンホ 2S (敗)オバミュラー 3勝2敗
(本塁打) サムソン : ヤン・ジュンヒョク 2号
ウリは1回表サムソンの先発オバミュラー(元オリックス)から4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで1点を先制すると、2回表9番ユ・ジェシンのタイムリーで1点、3回表5番ソン・ジマンのタイムリーで2点を追加した。ウリの先発スコービーは7回まで無失点に抑えていたが、サムソンは8回裏相手のエラーなどで2点を返し、9回裏ウリの3番手チョン・ジュンホから5番ヤン・ジュンヒョクの本塁打で1点差に迫るが、反撃もここまででウリが序盤のリードを守りきった。
今季キアからウリに移籍したものの、結果を出せず放出のうわさもあったスコービーは、8回途中2失点と好投し存在を大きくアピールした。3点を奪ったもののわずか4安打しか打てず敗れたサムソンは、SKに勝ったハンファに抜かれ1日で4位に後退。
キア 6−7 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)イ・ヨンチャン 1勝 (セーブ)イ・ジェウ 1勝1S (敗)イム・ジュンヒョク 1勝1敗
キアは3回表トゥサンの先発ランデル(元読売)から3番チャン・ソンホのタイムリーで1点を先制し、不安定な投球を続けた先発ヤン・ヒョンジョンは4回途中で無失点ながら交代させられた。キアは6回表7番バルデス、代打イ・ジェジュのタイムリーでランデルをノックアウトすると、代わったトゥサンの2番手の高卒新人チン・ヤゴプから1番イ・ヨンギュ、2番キム・ウォンソプのタイムリーで6−0とリードを広げた。トゥサンはその裏キアの2番手ソン・ヨンミンから5番ホン・ソンフンの内野ゴロの間に1点を返した。
トゥサンは8回裏キアの4番手イム・ジュンヒョクからホン・ソンフン、6番チェ・ジュンソクのタイムリーで3点を返すと、代わった5番手ユ・ドンフンから代打チェ・ジュンファンの内野ゴロの間にもう1点を返し、1番イ・ジョンウクのタイムリーで6点差をひっくり返し逆転した。最後はイ・ジェウが抑え、トゥサンが8回裏の6点の猛攻で逆転勝ちし、連敗を3で止めた。
6回途中から8回まで無失点に抑えたトゥサンの3番手イ・ヨンチャンは、プロ2年目にして初勝利。今季兵役から復帰し中継ぎとして活躍するイ・ジェウは、2005年以来3年ぶりのセーブ。打線ではホン・ソンフンが2安打3打点と活躍。12安打を放ちながらリリーフ陣が炎上したキアでは、キム・ウォンソプが3安打1打点と活躍。