キア １−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）キム・グァンヒョン ５勝１敗 （セーブ）チョン・デヒョン ２勝７Ｓ （敗）イ・ボムソク １敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チェサン １号
4連勝中の首位ＳＫは4回裏、キアの先発イ・ボムソクから2番パク・チェサンの本塁打や暴投で3点を先制し、キアも5回表ＳＫの先発キム・グァンヒョンから9番キム・ジョングクの押し出しの四球で1点を返した。だがキム・グァンヒョンはここで崩れず、ＳＫは7回裏1番イ・ジニョンのタイムリーで1点を追加しイ・ボムソクをノックアウトした。キム・グァンヒョンは8回途中で降板すると、ユン・ギルヒョン、チョ・ウンチョン、カ・ドゥギョム、守護神チョン・デヒョンの小刻みな継投で相手に得点を許さず、ＳＫが最近5連勝で2位ロッテとのゲーム差を4に広げ、独走態勢に入った。特に本拠地・文鶴(ムナク)野球場では11連勝と圧倒的な強さを誇っている。
10奪三振を記録したキム・グァンヒョンは最多勝争いトップの5勝目で、26日現在防御率(1.75)、奪三振(34個)など投手3部門でトップに立っている。キアは対ＳＫ戦4連敗で、今季未だに勝ち星がなく首位と最下位の勢いの差を見せ付けられている。
(雨中でも声援を送る地元・仁川のＳＫファン。)
サムソン ４−３ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）クォン・オウォン １勝 （セーブ）オ・スンファン １敗７Ｓ （敗）ナ・スンヒョン １敗
この日も社稷野球場は2試合連続で3万人の満員の大観衆で埋まり、ロッテは前日延長10回サヨナラ勝ちした勢いそのままに、1回裏サムソンの先発イ・サンモクから4番イ・デホのタイムリーで1点を先制する。サムソンは4回表ロッテの先発の新外国人マクレリーから1番パク・ハニのタイムリーなどで2−1と逆転するが、ロッテはその裏5番の新外国人ガルシア(元オリックス)、7番パク・ヒョンスンのタイムリーで3−2と逆転した。オフにロッテから移籍したイ・サンモクは、古巣相手の初登板は5回3失点で降板した。
サムソンは7回表平凡な内野ゴロをセカンドのチョ・ソンファンがエラーしてしまい、その間に3−3の同点とすると、8回表ロッテの4番手ナ・スンヒョンから代打チェ・ヒョンウのタイムリーで逆転に成功する。ロッテは8回裏クォン・ヒョク、アン・ジマンとサムソンのリリーフ陣からチャンスをつくるが生かせず、最後は前日サヨナラ勝ちを許した守護神オ・スンファンが9回裏を3人で抑え、サムソンが逆転勝ちし前日の雪辱を晴らし、勝率5割に戻した。
2番手として6回、7回を無失点に抑えた2番手クォン・オウォンが今季初勝利。期待されていたものの結果を残せず代打に降格したが決勝タイムリーを打ったチェ・ヒョンウは、スタメン復帰を大きくアピールした。2位ロッテは満員の観衆の期待に応えられず、首位ＳＫとのゲーム差が4に開いた。パク・ヒョンスンが3安打と活躍。
(試合終盤オレンジのビニールを頭にかぶって応援するロッテファンで埋め尽くされた社稷野球場。)
トゥサン ２−３ ハンファ （大田）
（勝）ヤン・フン ３勝１敗 （セーブ）ユン・ギュジン ２敗１Ｓ （敗）イ・ヘェチョン １敗
（本塁打） ハンファ ： キム・テワン ７号
ハンファは1回裏トゥサンの先発イ・ヘェチョンから5番イ・ボムホのタイムリーで1点を先制した。トゥサンは3回表ハンファの先発ヤン・フンから現在首位打者の2番キム・ヒョンスのタイムリーで同点としたが、ハンファはその裏6番キム・テワンの2ランで勝ち越した。トゥサンは5回表4番キム・ドンジュのタイムリーで1点差としたが、同点には追いつけずヤン・フンは6回2失点で降板した。
その後ハンファはイ・ジェヨン、イ・ヨンチャンに抑えられたが、7回以降2番手ユン・ギュジンが9回まで無得点に抑え、ハンファが接戦を制しまた勝率5割を突破し、前日連勝が5で止まったものの依然好調をキープし、3位の座を守った。プロ4年目の21歳の若手ヤン・フンは先発で3連勝と、苦しい投手陣の救世主となっている。今季レギュラーに定着した24歳の若手キム・テワンも、同僚の新外国人クラークなどと並ぶ本塁打王争いトップタイの7号決勝2ランを放ち、チームを活性化させている。ロングリリーフで好投したユン・ギュジンは、2005年以来3年ぶりのセーブ。その他ハンファでは1軍定着を狙う1番オ・スンテクが3安打と活躍した。今季初先発に起用した左腕イ・ヘェチョンが4回3失点と今ひとつだったトゥサンは、8安打しながら打線がつながらず、ＬＧに勝ったウリに抜かれ6位に後退。
ウリ １−０ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ファン・ドゥソン ３勝１敗 （セーブ）チョン・ジュンホ １Ｓ （敗）ポン・ジュングン ２勝３敗
ウリは2回表ＬＧの先発ポン・ジュングンから9番ユ・ジェシンのプロ3年目にしての初打点となるタイムリーで1点を先制し、先発ファン・ドゥソンも好投を続けた。ポン・ジュングンも追加点を許さないが、打線の援護がなかった。ファン・ドゥソンは6回を無失点に抑えると、守護神不在の中7回以降チョ・ヨンフン、ソン・シニョン、チョン・ジュンホと継投策で何とか虎の子の1点を守りきったウリが完封勝ちし、ハンファに敗れたトゥサンを抜いて5位に浮上した。
ファン・ドゥソンは投手陣の柱としてチーム最多の今季3勝目をあげた。決勝タイムリーを打ったユ・ジェシンは現代在籍時には1軍出場がなかったが、今季内野の控えとして1軍に帯同し、スタメンでも出場するようになった。ＬＧは再三チャンスを作ったがそれを生かせず、8回を1失点と好投したポン・ジュングンを見殺しにしてしまった。
