キア ７−９ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チョン・ウラム ２勝 （敗）ヤン・ヒョンジョン １敗
（本塁打） ＳＫ ： キム・ジェヒョン ２号
キアは3回表ＳＫの先発レイボーン(元広島)から2番キム・ギョンオンの内野ゴロの間に1点を先制するが、ＳＫはその裏キアの先発イ・デジンから3番キム・ジェヒョンの本塁打で同点とすると、4回裏8番ナ・ジュファンのタイムリーで逆転した。ＳＫは5回裏5番チェ・ジョンのタイムリーで4−1とリードを広げ、イ・デジンをノックアウトした。キアは7回表ＳＫの2番手カ・ドゥギョムから3番チェ・ギョンファン、5番キム・ウォンソプのタイムリーで1点差とすると、代わったＳＫの3番手チョ・ウンチョンから6番イ・ヒョンゴンのタイムリーで同点とした。
ＳＫは7回裏キアの4番手ヤン・ヒョンジョンから6番チョン・グヌのタイムリー、7番パク・キョンワンの犠牲フライ、8番ナ・ジュファンのタイムリーで3点を勝ち越し、8回裏キアの5番手パク・チョンテから4番パク・チェホン、チェ・ジョンのタイムリーで2点を追加した。キアは9回表ＳＫの4番手チョン・ウラムからイ・ヒョンゴンのタイムリーで1点、代わったＳＫの守護神チョン・デヒョンから途中出場の8番キム・ジョングクのタイムリーなどで2点を返したが反撃及ばず、ＳＫが両チームあわせて26安打の雨中の乱打戦を逃げ切り最近4連勝、本拠地・文鶴(ムナク)で9連勝で首位を快走している。
ＳＫでは今季打撃好調の21歳の若手チェ・ジョンが4安打3打点と活躍。最下位キアではキム・ウォンソプが3安打1打点と活躍したが、今季これまで首位ＳＫ相手に3試合で勝利なしと、最下位に終わった前年(ＳＫが10勝7敗1分けと勝ち越し)に続いてお得意様にされそうになっている。
(4安打と活躍のチェ・ジョン。)
サムソン ３−４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）イム・ギョンワン １勝４Ｓ （敗）オ・スンファン １敗６Ｓ
この試合は最近3連敗だが依然2位と上位に残るロッテを応援しようと、本拠地・社稷(サジク)野球場は地元の熱狂的なファンで埋め尽くされ3万人の超満員となった。今季ロッテは1回裏サムソンの先発ユン・ソンファンから3番チョ・ソンファンの犠牲フライで1点を先制し、5回裏8番マ・ヘヨンの犠牲フライで1点を追加した。ロッテの先発ソン・ミンハンは、8回まで無失点と好投していたが、サムソンは9回表2死から8番チン・ガビョンのタイムリーで2−2の同点に追いついた。ソン・ミンハンは惜しくもあと1アウトで完封を逃した。
試合はこのまま延長に突入し、サムソンは10回表ロッテの2番手イム・ギョンワンから途中出場の3番ソン・ジファンへの押し出しの死球で1点を勝ち越し逆転した。サムソンはその裏守護神オ・スンファンをマウンドに送ったが、2死1.3塁と逆転サヨナラ負けのピンチを招く。このチャンスでチョ・ソンファンが2点タイムリーを打ち、ロッテが地元の大声援を受け劇的なサヨナラ勝ちで3連敗から脱出した。
チョ・ソンファンは3打点と活躍し、抑えとして活躍してきたイム・ギョンワンは幸運にも今季初勝利。サムソンは守護神オ・スンファンが打たれてまさかの逆転負けで、再び勝率5割を割ってしまった。最近絶不調の主砲シム・ジョンスを2軍に降格させ、打順も組み替えたがチームを勢いづけられなかった。チン・ガビョンが3安打2打点と活躍。
トゥサン ４−３ ハンファ （大田）
（勝）イム・テフン １勝１敗 （セーブ）チョン・ジェフン ４Ｓ （敗）トーマス １勝２敗３Ｓ
（本塁打） ハンファ ： キム・テギュン ６号、シン・ギョンヒョン １号
トゥサンは1回表ハンファの先発ソン・ジヌ(史上最多の通算204勝)から4番キム・ドンジュのタイムリーで2点を先制し、5回表3番コ・ヨンミンの犠牲フライで1点を追加した。ハンファはその裏トゥサンの先発ラス(元東北楽天)から5番イ・ボムホ、6番キム・テワンへの連続押し出し四球や相手のエラーで3−3の同点に追いついた。その後トゥサンのイ・ジェウ、イム・テフン、ハンファのチェ・ヨンピルの好投で互いに得点を許さず、試合は延長に突入した。
トゥサンは11回表、ハンファの4番手の新外国人トーマス(元北海道日本ハム)から1番イ・ジョンウクの内野ゴロの間に1点を勝ち越すと、その裏の攻撃をイム・テフン、チョン・ジェフンが抑え、トゥサンが延長戦を制しＬＧに敗れたウリに代わって5位に浮上した。終盤のピンチをことごとくしのいだ2007年の新人王イム・テフンが今季初勝利。最近好調のハンファはキム・テワンが4安打1打点と活躍したが、5連勝はならず勝率5割に逆戻りし2位ロッテとのゲーム差は3に開いた。
(今季初勝利の2007年新人王イム・テフン。)
ウリ ３−４ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）オクスプリング ４勝 （セーブ）ウ・ギュミン ２敗６Ｓ （敗）マ・イリョン １勝３敗
ウリは1回表ＬＧの先発オクスプリング(元阪神)から3番イ・テックンの内野ゴロの間に1点を先制したが、ＬＧはその裏ウリの先発マ・イリョンから3番パク・ヨンテクのタイムリーで同点とする。ＬＧは3回裏5番イ・ジョンヨルの犠牲フライで逆転すると、4回裏4番チェ・ドンス、イ・ジョンヨルへの連続押し出し四球で2点を追加し、マ・イリョンを降板させる。ウリは6回表イ・テックンのタイムリーや相手のエラーで2点を返した。
ＬＧはチョン・ジェボク、守護神ウ・ギュミンの継投で1点差を守りきり、3連敗から脱した。オクスプリングは今季開幕4連勝で、キム・グァンヒョン(ＳＫ)、リュ・ヒョンジン(ハンファ)などと最多勝争いトップタイに並んだ。ウリは打線が6安打に抑えられ、先発マ・イリョンが4回持たず4失点と降板したのが誤算で、トゥサンに抜かれ6位後退。
