2008年からプロ野球に参入する新球団ウリヒーローズの創設式典が24日、ソウル・汝矣島(ヨウィド)で開かれ、シン・サンウKBO(韓国野球委員会)総裁、運営主体のセンテニアルインベストメント社イ・ジャンソク社長、パク・ノジュン団長、メインスポンサーのウリタバコ社イ・ジェミョン会長、イ・グァンファン監督やコーチ陣、選手66名が参加して行われた。ウリヒーローズは示範競技に出場していたが、これによって正式に球団が発足したことになり、3月29日のトゥサンとの開幕戦(ソウル・蚕室)を迎える。
2008年1月末、投資会社センテニアルインベストメント社がスポンサーを募集して新球団を創設することとなり、経営難のため解散の危機にあったものの、KBOが3度の売却交渉に失敗した現代ユニコーンズの代わりにプロ野球へ参入することとなった。2月にイグァンファン新監督が任命されたが、新球団へ移籍することになった現代の選手たちが反発した。これに対してKBOの仲裁により選手全員が新球団へ移籍することになり、2月14日から済州島でキャンプを開始した。
2月21日にメインスポンサーがウリタバコ社となることが発表され、28日球団名がウリヒーローズに決定した。本拠地はソウル南西部の木洞(モクトン)野球場となった。なお現代ユニコーンズはウリヒーローズの創設に伴い解散となり、三美(サムミ)、青宝(チョンボ)、太平洋(テピョンヤン)などその前身に相当する球団を含めた26年間の現代ユニコーンズ(1996−2007年)の球団通算成績などは、ウリヒーローズには継承されない。これはKBOが2007年現代に融資した131億ウォンの負債を返済し、現代グループへと支払う売却金を払わなくてもよいようにするためである。
ウリヒーローズは黒字経営を目指すため徹底した経費削減に務めており、高額年俸の選手は軒並み大幅減俸となり、年俸交渉は非常に難航した。24日現在もキム・ドンス、チョ・ヨンジュン2名の選手と年俸契約締結に至っていない。