ＳＫ ０−３ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）パク・ミョンファン ８勝 （セーブ）ウ・ギュミン １勝１５Ｓ （敗）キム・ウォンヒョン １勝３敗
ＬＧは2回裏、首位ＳＫの先発キム・ウォンヒョンから8番チョ・インソン、9番クォン・ヨングァンのタイムリーで3点を先制した。不安定な投球内容だったキム・ウォンヒョンは、5回途中3失点で降板した。7日30歳の誕生日を迎えたＬＧの先発パク・ミョンファンは、6回を無失点に抑えた。ＳＫは2番手チョン・ウラム、3番手イ・ハンジンが好投し追加点を与えない。
ＬＧは7回以降シム・スチャン、リュ・テッキョン、ウ・ギュミンの継投でＳＫに反撃を許さず、完封リレーで連敗を4で止めた。パク・ミョンファンは開幕8連勝で、リオス(トゥサン)と並ぶ最多勝争いトップタイの8勝目。ウ・ギュミンはセーブ王争いトップタイの15セーブ目。わずか3安打に抑えられ完敗したＳＫは連勝が3で止まり、再び2位トゥサンにゲーム差なしで並ばれた。
[今季8勝目をあげたパク・ミョンファン。]
トゥサン ２−１ キア （光州）
（勝）チョン・ジェフン ２勝１敗１３Ｓ （敗）イ・サンファ １勝３敗
（本塁打） トゥサン ： コ・ヨンミン １号
トゥサンは3回表、キアの先発の新外国人スコービーから2番コ・ヨンミンの本塁打で1点を先制し、先発キム・スンフェは6回途中まで無失点に抑えた。だが7回表盗塁とボークで3塁へ進んだイ・ジョンウクが、コ・ヨンミンのライトフライで生還しようとしたが、ライトのイ・ジョンボム(元中日)の好返球でホームタッチアウトとなり、追加点のチャンスを逃す。キアは7回裏8番キム・サンフンが三振の判定に不服でバットを頬り投げたとして審判に退場を命ぜられたが、これに対してキアのソ・ジョンファン監督が抗議し、ソ・ジョンファン監督も退場となった。監督の退場は今季初。
この退場劇に奮起したのか、キアは8回裏トゥサンの2番手の高卒新人イム・テフンから3番イ・ヒョンゴンのタイムリーで、1−1の同点に追いついた。試合はこのままトゥサンの守護神チョン・ジェフン、キアの守護神ハン・ギジュが互いに勝ち越しを許さず、試合は延長に突入する。
トゥサンは12回表、キアの5番手イ・サンファから途中出場の6番チョン・サンヨルのタイムリーで1点を勝ち越す。最後のキアの攻撃も8回途中から投げ続けている守護神チョン・ジェフンが抑え、2位トゥサンが4時間半以上の激闘を制し、再び首位ＳＫとゲーム差なしで並んだ。好調トゥサンは若手の台頭で出番が減っていたベテラン外野手チョン・サンヨルが、ここ一番での働きを見せた。最下位キアは惜しくも接戦を落とし、再び勝率4割を切った。
ハンファ ７−３ 現代 （水原）
（勝）セドリック ５勝５敗 （セーブ）ク・デソン １勝１敗４Ｓ （敗）チャン・ウォンサム ３勝４敗
（本塁打） ハンファ ： イ・ボムホ ８，９号、クルーズ １４号
ハンファは1回表、現代の先発チャン・ウォンサムから5番イ・ボムホ、6番イ・ドヒョンのタイムリーで3点を先制した。現代は2回裏、ハンファの先発セドリック(元東北楽天)から6番ユ・ハンジュンのタイムリー、9番チ・ソックンへの押し出しの四球で2点を返すと、1番ソン・ジマンの内野ゴロの間に3−3の同点に追い付く。ハンファは3回表5番イ・ボムホの本塁打で1点を勝ち越した。
ハンファは8回表現代の2番手チョ・ヨンフンからイ・ボムホのこの試合2本目の本塁打、9回表現代の3番手ノ・ファンスから3番クルーズの本塁打王争いトップタイとなる14号2ランでリードを広げた。セドリックは6回途中で降板すると、アン・ヨンミョン、ク・デソン(元オリックス)の継投で逃げ切り勝利し、サムソンが敗れたためそれに代わって3位に浮上した。イ・ボムホは3安打2本塁打4打点と活躍。一方現代はわずか4安打に抑えられ、これまで主将としてチームを引っ張ってきたベテランのイ・スンヨン、外国人投手キャラウェイが故障で2軍落ちし、今後の上位浮上が厳しくなった。
ロッテ ３−１ サムソン （大邱）
（勝）ソン・ミンハン ７勝２敗 （セーブ）カブレラ １勝２敗９Ｓ （敗）アン・ジマン ２勝１敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ １３号 サムソン ： ヤン・ジュンヒョク １４号
ロッテは1回表、サムソンの先発アン・ジマンから相手のエラーもあり1点を先制すると、3回表4番イ・デホの犠牲フライで1点を追加した。イ・デホは6回表本塁打で1点を追加した。ロッテの先発ソン・ミンハンは8回を1失点と好投した。
サムソンは9回裏ロッテの抑えカブレラから、3番ヤン・ジュンヒョクの史上初の通算2000本安打まであと2本となる14号本塁打で1点を返したが、反撃もここまでだった。6位ロッテはゲーム差3と、首位ＳＫまで3ゲーム差と混戦は相変わらずである。サムソンの連勝は5で止まり、勝ったハンファに抜かれ4位に後退。ヤン・ジュンヒョクは本拠地大邱(テグ)で2000本安打達成できず、8日からのソウル・蚕室(チャムシル)野球場でのトゥサン3連戦で偉業達成が確実である。
